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2021年10月2日 18:01 編集済
第4章の、現在掲載されている部分まで読ませていただきました。 物語としては終わりが見え始めた感じもするわけですが、率直に言わせてもらえば、第4章が丸々「クライマックスへの助走」という位置づけになるせいか、思ったほど話が進まないなぁという印象です。 ツッコミどころが色々あって正直あれなのですが、とりあえず、相模さんと遠山さんが何をしたいのかよく分からなかったことだけ申し上げておきます(今回も辛口ですのでご注意ください)。 陸上自衛隊の元隊員がイージス艦の艦長のPCからデータを引き抜こうとしていたなんて、外国のスパイとかそういう脅威を気にしても良い事案だと思うんですよ。そんな相手に、本人が履歴書に書いたようなごくごく表向きのプロフィールを確認して、「武人(→軍人、あるいは自衛官)から教育者へと鞍替えした理由が分かれば、我々もあなたの狙いを把握しやすくなる」(=現時点では池波先生の『裏の素性』にも『裏の目的』にも見当をつけられていない)と手の内を明かしてしまうなんて、何を考えてるんでしょうか? 公安に連絡を取ったことですし、大学時代に何それの政治活動に参加していたとか、過去の海外旅行でどこそこの誰と接触したとか、現在の交際相手あるいは結婚相手はこれこれの男だとかの、プライバシーに躊躇なく踏み込むような話を持ち出さないと、揺さぶりにもなりせんよね。それにね、池波先生に「裏の目的」があるなら船の外と連絡を取っている可能性があるんですから、データを見られた可能性より先にそこを警戒しなさいよ。実際、深海の「結界」の中にいる「ベル」が、海斗くんたちに気付かれずに海上のイージス艦と連絡を取れるんですから、そういう小型の発信機や通信機を持っていないか、徹底的な身体検査をすべきだと思いますよ。 でね、遠山さんが急に出てきて、おそらく相模さんにまともに根回ししていないでしょうに、国家機密だったはずの情報をべらべらしゃべり始めるわけです。かと思えば、池波先生が納得したとも協力させろとも言わない内にいなくなってしまいます。何しに来たんでしょうか? 相模さんが尋問するまで池波先生は別に騒いでないようですが、仮に彼女が騒いでうるさかった、あるいは脱出と抵抗を企んでいそうで警戒していたということなら、適当な話をでっち上げて4人が深海で死んだのだと信じさせるか(池波先生に「裏の目的」があってもそう言えば黙らせられるので)、あるいは銃殺はしないにしても軍医に言って麻酔か何かで眠らせればいいじゃないですか(それが違法行為だとしても船の上なら事実の隠蔽や捏造ぐらい容易でしょう)。 聞いてもいないのに電波系老人の話に付き合わされた池波先生も、肝心なところで怖気づいて抗議しないまま引っ込んでしまいます。僕が見落としているだけかもしれませんが、おそらく池波先生はこのとき遠山さんの素性を知らないでしょうし、相模さんも「遠山作戦司令長官」ではなく「遠山監督」としか言っていませんから、陸上自衛隊の元隊員が声だけで震え上がる相手ではないと思うんですよね。もし池波先生が抗議して、遠山さんが「(○○に比べれば)人の命など大した価値はない」などの冷酷な持論を披露してくれたなら、その後で池波先生が口を噤んでしまうのも納得なんですが……。 遠山さんが悪趣味な人で、池波先生にあえて真相を告げて彼女が困惑する様子を楽しんでいる、という場面に見えなくもないですが、海斗くんたちが心配になったというより唐突なオカルト話にドン引きしたと考える方が自然な場面なので、この解釈でもフォローしきれるかどうか、といったところに思えます。 長文失礼しました。 物語的に話の途中ということもあって、このコメントには批判しか書けなかったので、ご確認いただいた後は削除してくださって構いません。 岩井さんは本作の執筆に行き詰っていらっしゃるとのことですが、盛り上がりそうな展開になってきたので、続きが投稿された際には読ませていただきたいと思っています。
作者からの返信
ご批評ありがとうございます。何といいますか、申し訳なさを感じております。確かに、ゴリ押しでもいいから書き進め! という方針ではありました。が。こんなに粗雑な文章を上げていたのかと思うと、ううむ……。あじさいさんの真摯さに向き合えていない、という罪悪感に満ち満ちております。頂戴した課題を念頭におきつつ、ひとまず第四章の書き上げを目指します。
2021年10月1日 04:21
やっぱり華凛ちゃんは何か裏があると思ったんですよね……。彼女の方が危なそうですが。このドラゴンとの出会いが、おそらく事態を一変させるのでしょう。次回も楽しみにしております(^^)
コメントありがとうございます!ふっふっふ、そうそう、華凜ちゃんがね……。そして、これでドラゴンの暴れっぷりを堂々と描けるというものです( ̄▽ ̄)危うくゴジラになるところでしたが、まあそこは岩井が上手く自重した、ということで(笑)
編集済
第4章の、現在掲載されている部分まで読ませていただきました。
物語としては終わりが見え始めた感じもするわけですが、率直に言わせてもらえば、第4章が丸々「クライマックスへの助走」という位置づけになるせいか、思ったほど話が進まないなぁという印象です。
ツッコミどころが色々あって正直あれなのですが、とりあえず、相模さんと遠山さんが何をしたいのかよく分からなかったことだけ申し上げておきます(今回も辛口ですのでご注意ください)。
陸上自衛隊の元隊員がイージス艦の艦長のPCからデータを引き抜こうとしていたなんて、外国のスパイとかそういう脅威を気にしても良い事案だと思うんですよ。そんな相手に、本人が履歴書に書いたようなごくごく表向きのプロフィールを確認して、「武人(→軍人、あるいは自衛官)から教育者へと鞍替えした理由が分かれば、我々もあなたの狙いを把握しやすくなる」(=現時点では池波先生の『裏の素性』にも『裏の目的』にも見当をつけられていない)と手の内を明かしてしまうなんて、何を考えてるんでしょうか? 公安に連絡を取ったことですし、大学時代に何それの政治活動に参加していたとか、過去の海外旅行でどこそこの誰と接触したとか、現在の交際相手あるいは結婚相手はこれこれの男だとかの、プライバシーに躊躇なく踏み込むような話を持ち出さないと、揺さぶりにもなりせんよね。それにね、池波先生に「裏の目的」があるなら船の外と連絡を取っている可能性があるんですから、データを見られた可能性より先にそこを警戒しなさいよ。実際、深海の「結界」の中にいる「ベル」が、海斗くんたちに気付かれずに海上のイージス艦と連絡を取れるんですから、そういう小型の発信機や通信機を持っていないか、徹底的な身体検査をすべきだと思いますよ。
でね、遠山さんが急に出てきて、おそらく相模さんにまともに根回ししていないでしょうに、国家機密だったはずの情報をべらべらしゃべり始めるわけです。かと思えば、池波先生が納得したとも協力させろとも言わない内にいなくなってしまいます。何しに来たんでしょうか? 相模さんが尋問するまで池波先生は別に騒いでないようですが、仮に彼女が騒いでうるさかった、あるいは脱出と抵抗を企んでいそうで警戒していたということなら、適当な話をでっち上げて4人が深海で死んだのだと信じさせるか(池波先生に「裏の目的」があってもそう言えば黙らせられるので)、あるいは銃殺はしないにしても軍医に言って麻酔か何かで眠らせればいいじゃないですか(それが違法行為だとしても船の上なら事実の隠蔽や捏造ぐらい容易でしょう)。
聞いてもいないのに電波系老人の話に付き合わされた池波先生も、肝心なところで怖気づいて抗議しないまま引っ込んでしまいます。僕が見落としているだけかもしれませんが、おそらく池波先生はこのとき遠山さんの素性を知らないでしょうし、相模さんも「遠山作戦司令長官」ではなく「遠山監督」としか言っていませんから、陸上自衛隊の元隊員が声だけで震え上がる相手ではないと思うんですよね。もし池波先生が抗議して、遠山さんが「(○○に比べれば)人の命など大した価値はない」などの冷酷な持論を披露してくれたなら、その後で池波先生が口を噤んでしまうのも納得なんですが……。
遠山さんが悪趣味な人で、池波先生にあえて真相を告げて彼女が困惑する様子を楽しんでいる、という場面に見えなくもないですが、海斗くんたちが心配になったというより唐突なオカルト話にドン引きしたと考える方が自然な場面なので、この解釈でもフォローしきれるかどうか、といったところに思えます。
長文失礼しました。
物語的に話の途中ということもあって、このコメントには批判しか書けなかったので、ご確認いただいた後は削除してくださって構いません。
岩井さんは本作の執筆に行き詰っていらっしゃるとのことですが、盛り上がりそうな展開になってきたので、続きが投稿された際には読ませていただきたいと思っています。
作者からの返信
ご批評ありがとうございます。
何といいますか、申し訳なさを感じております。確かに、ゴリ押しでもいいから書き進め! という方針ではありました。
が。こんなに粗雑な文章を上げていたのかと思うと、ううむ……。あじさいさんの真摯さに向き合えていない、という罪悪感に満ち満ちております。
頂戴した課題を念頭におきつつ、ひとまず第四章の書き上げを目指します。