第280話 準備完了
それどころか
つまり、つい先ほど
ほどなく、着替えるために姿を消していた
「人の匂いは隠しておく。あとはうまくやれよ。人の子だとばれたら面倒だ。」
「面倒?」
「うん。」
極めて真剣な表情でうなずいた
「人の身体は余すことなく使えるからな。・・・高く売れるし。飼うことを楽しむやつもいる。異種にもかかわらず、神妖と違って交わっても異形へ変わる心配がないし。色々と使い勝手がいいんだよ、人ってやつは・・・。それにそもそも・・・。」
全くもって聞き捨てならないセリフを、さらさらと砂をこぼすような軽やかさで流暢に吐き出すと、
「そもそも、なに?」
「聞きたいか?」
さも楽し気にしている
「・・・人の肉や魂は嗜好品だ。喰らうことを好む妖鬼は、少なくはない。彼らは酷く残忍だ。」
「さぁ。行こうか。あまりボクから遠く離れるなよ。結界は張っているが、穢れを祓うものだ。防御の効果はないからね。
極めて明るい
「
昼間と見まごうばかりに眩しいその場所は、巨大な建物の中央から天に向かって真っ直ぐに伸びる光の柱によって照らされていた。
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