第259話 蒼の館 11
「2千年前。
「覚えている。・・・・・・続きを。」
「ん・・・。
「・・・・・・。」
「久しぶりに
黒は眉間にしわを寄せた。
その瞳は疑惑に満ちている。
恐らく、黒の記憶にはないことなのだろう。
「投げ捨てられた
「なぜ、僕は石を捨てた・・・・・・。」
「・・・これはボクの推測になってしまうけど。
「・・・・・・。」
「結局記憶を保管せず、
「・・・・・・なるほどね。」
「石を拾ったのが、
黒からの突然の感謝の言葉に、
うっすらと目を開け、その様子を見ていた黒は不機嫌そうに唇を尖らせる。
「君は本当に失礼なやつだな。なんて顔をしている。・・・まあいい。とにかく、
黒は瞳を鋭くして口を開いた。
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