第3話 説明 PvP 紅蓮
シスイside
僕は東噴水広場近くまで歩いていて初期ステータスやジョブの説明をしていた。
シスイ
「ってな感じで僕のステータスは決まってるんだ。」
そう言うと
イロハ
「はぁ・・・あまりにもシー君が不憫すぎてお姉ちゃん悲しいわ。」
メディ
「そうよね。流石にネットの情報鵜呑みにしたシスイ君もだけど・・・」
・・・やっぱり駄目だったのかな?
イロハ
「シー君?そのステータスだとねパーティとか組む時に厄介になるの。」
どう言うこと?
イロハ
「詳しく言うと、パーティは基本
前衛の戦士職・タンク後衛のヒーラー・魔法使いみたいな感じでバランス良く組まれるの。でも魔導使いのジョブは個人でのバフしか使えないの。他人にバフができない上に色々ステータスに振らないといけないから器用貧乏とも言われるよ?。私が見てたら絶対そのジョブは勧めていないね。」
結構このジョブって弱いのかな?僕としては楽しいと思うけど・・・
メディ
「更にサブジョブまで普通はファーストに選ばれるジョブまで・・・ランクアップするまで結構かかるよ。シスイ君続けれる?」
うわぁ・・・結構酷評だなー。
シスイ
「うーん。僕としてはサポートしたかったからこう言うのって事なんだよね。僕は攻略じゃなくてのんびりゲームをしたいんだ。」
そう僕は姉さんみたくガチガチにやりたくないのだ。好きにゲームをするのがいいんだ。
イロハ
「そうかー。なら私も手伝ってあげる!。はいここは雑貨屋。武器は無いけど錬金術師や薬師に使われるセットが売ってあるよ!。ちょっと高めだけど。」からんからん
イロハ姉さんはそう言うと雑貨と書かれた看板の店に入り僕に説明してくれた。
メディ
「そうね。私も聞いちゃったしある程度手伝うわ。ここにあるのは初級までだけど後々中級や上級は生産職が作ってくれると思うわ。」
僕はそのセットを見て驚いた。
初級薬師セット 500ゴルド
レア度1
初級錬金術師セット 500ゴルド
レア度1
うわぁ所持金の半分以上無くなっちゃうよ。
これ買わないといけないよね?
イロハ
「はい!シー君これは私からのプレゼント!」
姉さんがそう言うと目の前に文字が現れた
フレンドのイロハから譲渡されました。
初級錬金術師セット
初級薬師セット
受け取りますか?
はい ◁ / いいえ
シスイ
「良いの?イロハ姉?。」
僕ははいを押す前に姉さんに聞く。すると姉さんは笑顔で
イロハ
「いいよ!。その代わり楽しんでLOやろ!ねっ!」
と言われてしまったので受け取る事に。
イロハ
「じゃあこのまま外に出て宿屋のところまで行って使ってみよっか!。メディ!この辺で初心者向けの宿屋ってある?」
姉さんはそう言って僕達を押して外に出ようとする。
メディ
「ええ。うってつけがあるわ。むしろ初心者ならそこがおすすめね。朝日の木漏れ日亭がこの先にあるからそこに向かいましょう。」
そう言って外に出ると・・・
ビービービー
決闘申請が行われました!
プレイヤー名 『スルト』
申請されたプレイヤー
プレイヤー名 『イロハ』
承諾しますか?
イロハ
「あちゃースルト君かぁ。テスターの時の事根に持ってるのかな?」
そう言う姉さんは笑いながらはいを押していた。
シスイ
「姉さん大丈夫なの?。いきなりでびっくりしたけど・・・。」
僕は姉さんが誰と対戦するのかわかってなかった。でも姉さんが言うには同じテスターらしい。そしてメディさんが言うには
メディ
「スルトかぁ。あいつ散々イキってた割にはイロハに数秒で倒されたのよ。何しろガチガチに固めたタンク職で。」
ええっ!?姉さんってそんなに強いの!?それに驚いていると
決闘が承諾されました。
フィールドに移行します。
フレンドのイロハが決闘を行います。観戦しますか?。
はい◁ / いいえ
メディ
「丁度良いね。PVPのことも教えるよ。じゃあがんばってね『紅蓮』さん。」
メディさんが姉さんの事を『紅蓮』と読んだ後僕も急いではいを押し目の前が白くなると・・・
イロハside
さぁーて久しぶりに決闘場に来たなぁあの時は2位って言う痛い思い出だけど。
スルト
「来たのかよ後衛の魔法職が。びびってこねぇのかと思ったぜ!」
そう言うとスルト君があーやっぱり見た目変わってないね。ゴリゴリの全身鎧に大きな盾そしてメイス。確か『不動』って自分で言ってたっけ?
スルト
「あの時は驚いたが次は問題ねぇ!。次はテメェが恥を晒す番だぜ!」ブォン
彼がメイスを大きく振る。
決闘開始まで 3
イロハ
「悪いわね?スルト君今は私の弟と友達が見てるの・・・
決闘開始まで 2 ・・・だから
本気で行くよ」
決闘開始まで 1
決闘開始!
スルト
「『ウォークライ』!『シールドバッシュ』!」
そう言って大きな声を上げながら突進してくるスルト君。だけど
イロハ
「『ファイヤーボール』。」
ファイヤーボールで足の方を打ち怯ませる。
だけどスルト君は
スルト
「その手に引っかかるかよ!スキルキャンセル!からの『スタンバック』!」
ファイヤーボールをメイスで防ぎ弾き返した。あらぬ方向に行くファイヤーボール。
イロハ
「ほぉー。やるじゃんならこれはチェイン『ファイヤーボール』!」
私はスキルを連続させるチェインという技術を使うとファイヤーボールを三つスルト君の方へ向けた。
スルト
「『シールドバッシュ!』『礫』!」
三つのファイヤーボールを盾の前進攻撃で防ぎメイスで地面を抉って小石や石をばら撒く。
私は飛んでくる『当たりそうな石』だけをみて避けた。そして発動の早い魔法を使う。
イロハ
「『炎剣』!からの!『スラッシュ』!」
ギィィン
私はユニークスキル『紅蓮』の派生でできた『炎剣』と片手剣スキル『スラッシュ』で盾ごと相手を吹っ飛ばす。
ザアッ
スルト
「ぐぅ!?やっぱり使ってきたか!。だがよ!まだ間合いだ!『シールドスロー』!!」ブォン
スルト君は3メートルほど離れてる状態で盾を水平に投げた!?
イロハ
「『炎壁』!!貫け!『火槍』!」ブン
パキィン
私は片手の炎剣を壁の様にし盾を弾く。普通なら銅の盾程度ならすぐ壊れるけどスキルエフェクトがついた鉄の盾だと弾かれてしまう。
スルト君の手元に戻ろうとする隙を見つけて私は炎を槍状にし投げる。
スルト
「くそっ!まずっ!?」ドガ
火槍をまともに受けスルト君は更に3メートルほど吹っ飛ばされた。今ならいける!
イロハ
「『奥義 炎獣の疾走』!」
グルァァァァ!!
私は1日に1回しか使えない奥義を唱えると
特大の炎が作られ一つの獣状態になる。その姿はまるで狼。
イロハ
「行って!炎獣!」
ウォォォォン
そう言うと炎獣は大きく吠えスルト君の元へ。
スルト
「くそっ!2度もやられるかよ!『城塞』!これならどうだ!?」
防御力をアップするけど問題はない。炎獣は核を壊されない限り消えないそれに炎獣の効果は攻撃力じゃない。
イロハ
「今!爆ぜなさい!炎獣!」 グッ
私が拳を握ると炎獣は、膨れ上がり火の勢いを増した。
スルト
「あっ、がぁっ!?」ボッ
キュゥゥゥゥン
バァン
winnerイロハ
爆ぜた炎獣は爆破ダメージと炎上のダメージ元々火槍や炎剣の攻撃でも炎上ダメージを受けてたスルト君が耐えれるものじゃない。
イロハ
「って事で私の勝ちぃ!」イェイ
さっ!シー君に私のスキルとか説明してあげなきゃね!。
その頃の提示版
名無しのプレイヤー
おいおい見たかよあの『紅蓮』と『城塞』の戦い。やばかったな。
名無しのプレイヤー
あぁ。あれはやばかった。お互いに奥義を使っての攻防胸が熱くなったな!。
名無しのプレイヤー
男のロマンであるゴリゴリの鎧と盾に美少女プレイヤーの『紅蓮』。これは熱狂するわ。
名無しのプレイヤー
『紅蓮』の最後の奥義なんだ?あれ最後爆発オチ並みに爆発したが・・・
名無しのプレイヤー
確か記者によるとあれはダメージと炎上の効果がつくらしい。更に炎上は10秒に1割らしい。爆発ダメージは固定だからな防御力は関係ないから倒せたわけだ。
名無しのプレイヤー
爆破ダメージだけでもやばいのに削られた状態なら倒されて当然だな。
名無しのプレイヤー
ユニークスキルは確かプレイヤーの性格、行動などによって必ず手に入るよな。確か『紅蓮』は
メディ
はいはーい記者の私にお任せ!。
『紅蓮』は火属性魔法スキルを最高レベルまで上げた上でそれ以外の魔法を習得しないと手に入らないスキルだよ。しかも初見の人にしか手に入らないから文字通り単一(ユニーク)スキルだね!
名無しのプレイヤー
成る程確かに提示版とか見てる人は大勢いるし魔法職は大抵他の魔法を使ってるからその魔法だけをあげているって事はないからスキルが出来たってわけだ。
名無しのプレイヤー
そう考えると『城塞』も似た様な取得方法なのか?
メディ
スルトの『城塞』はユニークじゃないよ?
あれは自分より5レベル高いmobやNPC、プレイヤーから攻撃を受ける際スキルを使わず耐え切れれば『城塞』が手に入るね。結構タンク職では取れる人居るけど?
名無しのプレイヤー
そうだったのか・・・因みに効果の方は?
メディ
確か魔法防御耐性1.3倍、物理防御を1.8倍だったかな?それと属性耐性も1.3倍の効果だったはず。因みにそれでもスルトが負けたのは、
爆発ダメージ=
消費MP×1.5倍
受ける側=
防御×0 みたいな感じかな?
名無しのプレイヤー
爆発ダメージは魔力依存だったのか?
メディ
正確には違うかな。
『炎獣の疾走』の効果だね。ダメージ計算的に
炎獣
基礎ATK+消費魔力
+爆発ダメージ(消費魔力×1.5)かな
確か100込めただけで初級のタンク職は耐えられないね。
名無しのプレイヤー
・・・成る程
魔法/スキル解説
ファイヤーボール
消費MP3〜5
対象に球状の炎で攻撃する。消費MP 3で1倍
最大で1.2倍の攻撃力を誇る。炎上効果相手に対して10秒毎に5ダメージ最大30秒
計算式は
MND×1〜1.2
火槍
消費MP10〜15
対象に槍状の炎で攻撃する。消費MP10で1倍15で1.3倍の攻撃力になる。ノックバック発生率上昇。
計算式
MND×1〜1.3−(敵MND×耐性値)
紅蓮
ユニークスキル。
火属性魔法を最大レベルまで上げた上でそれ以外の魔法を習得していない事が条件。テスターの中で唯一の魔法関係のユニークスキル。炎を自在に操れ、形を造れる。更に奥義の威力を1.3倍に引き上げる。
派生スキルに炎剣がある。奥義の炎獣の疾走は1日1回しか使えずその後は紅蓮のスキルは使えないため炎剣等は使用が不可能。
炎剣
紅蓮の派生スキル
魔法ではないため攻撃する時は基礎ATKによる。追加効果が強いため片手剣スキル等の連撃スキルなどと相性がいい。炎上効果
10秒で現HPの1割のダメージ最大30秒続く。
計算式
ATK+炎上ダメージ
炎壁
消費MP20〜25
炎を壁状に立てる。消費魔力20で耐久1倍25で1.2倍になり任意で消す事ができる。しかし水魔法に弱く使われた場合著しく耐久が減る。逆に植物魔法は耐久性が増し使用者に炎上効果を与える。
計算式
MND×1〜1.2
水魔法の場合
(MND×1〜1.2)−(敵MND×1.2×1.5)
植物魔法の場合
(MND×1.2×1.5)(敵MND×1.2×0.5)
炎獣の疾走
スキル紅蓮の奥義。炎が獣の形をとり走り出す。威力はmp依存に近いが爆発ダメージはMP×1.5倍の高威力な上に固定ダメージ。初見ではこの奥義をまず防げない。込められる最大は200最低でも50
炎獣
(ATK+消費MP)×1.2−敵DEF
爆発
消費MP×1.5−(DEF×0+MND×0)
固定ダメージの為防御などは関係ない。
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