君のありか

君のありか

出会いそして別れる

その中で

築かれた軌跡は

言葉以上に形を帯びていた

日々の世話しない渦の中

立ち込めた様々な場面は

やがて海が引くように

消えてゆく

それぞれの未来

それぞれの帰る場所へ

夢を紡いだのは

守るものがあるからだ

そして結ばれる運命の赤い糸も

塵となり消えていく

繋がれた手に残った最後のぬくもりは

共にスタートラインにいた証だ

その思い出を抱き

今は遠い空を見上げる

果てなき宇宙にある月のように

回り続ける銀河系のように

僕らのスピードは速すぎたみたいだ

もっと君を知るには長い時間必要だろう

だから決めたんだ

何度も君の目の前に現れようと

それは赤い奇跡を望んでいるからじゃない

一度すれ違ったあの頃の僕を叱るためだ

どうかもう一度なんて言わない

新しくなって忘れ去られるくらいに

変わるんだ

歯車は回りだした僕らをのせて

この先色んなことがあるだろう

それでも負けはしない

心の隅に君をいつも忘れない

だから頑張れる

だから未来で会えると信じている

そのために今一度自分に問う

まだ・・・、じゃない

もう準備はできてるかい

踏み出す勇気はあるかい

ちゃんと育って変わって

前を見ているかい

そんな問いに答えは一つ

君がいればそれでいい

そんな甘い答えで笑わせてほしい

僕らは時代を共にした相棒なんだから

忘れはしない

この時間この時代の僕らを

何個も作ろう

過去に残る

タイムカプセルや思い出の箱を

手紙も書こう

花も飾ろう

家にも絵を描こう

生きた奇跡生きている事

このすべてに僕らは感謝していこう

ありがとう、と

すばらしいプレゼントをありがとうと

君が僕を選んでくれれば他には何ものぞまない

この一度の生に現れた僕ら二人は

運命につながれていると信じている

さぁ行こう

君の答えが聞こえるように