過去を思う④

 前にも書いた通り、高校では日本の文化について勉強していました。

 午前中が全部国語(例:古典・現代・詩歌・小論文)なんて日もあれば、研修旅行で御所ごしょに行ったりもしていました。


 そういえば、粘葉装でっちょうそう和綴わとじをしたりもしましたね。

 なんのこっちゃと思われるかもしれませんが、古い本の綴じ方のことです。粘葉装はのりで、和綴じは糸で紙を綴じる方法です。


 そんな知識、何の役に立つのだと思われそうです。が、和綴じの経験は数年後にしっかりと役立つのですw



 ところで、大学受験は苦労しました。勉強にではありません。受験申込です。

 進学校を選ばなかったせいで、高校に四大への進学のノウハウがなかったんです。

 友人たちは短大や専門学校に進学したり、就職する子もいました。


 そして私の両親は高卒と中卒。「大学って何? どうやって行くところ?」状態だったんです;

 結局、なんとか指定校推薦の枠に(ギリギリ)入れてもらい、指定された作文を提出して3年の夏には受験が終わりました。


 受験勉強はおろか面接もなし。

 私立とはいえ、大学に行くことすらない受験があるなんて、当時は驚きでしたね。

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