　本編に戻ります。

　さて、これまで書いていたように、私は人付き合いがへたです。

　周りの、人付き合いが得意そうに見える人をずっと羨ましく思っていましたし、出来ない自分をきちんと知りたいと感じてもいました。

　一つのきっかけは、中学・高校時代の友人が大人になってから診断を受けたことです。

　その子はとても真面目で、いつも頑張っていました。同時に、周囲と自分の違いも気にしていました。

　物凄く極端にまとめてしまうと、「周りの子は、どうしてもっと真面目にしないの？」という純粋な疑問、でしょうか。

　私も感じていましたが、「みんな子どもだなぁ」という冷めた気持ちからでした。

（高校３年生の頃、担任の先生に愚痴を零（こぼ）したら、「K・ｔは入学した時から大人だったからな」と言われ、そんなに老けた言動の子どもだったかと落ち込みました……）

　とにかく、その友人は大人になって就職したのですが、やはり人間関係に悩んだようです。そして、職場の方から病院へ行って調べて貰うように勧められ、診断を受けたそうです。

　その話を聞いて、私も受けてみたいなと感じたわけです。

　次回に続きます。

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