第2話 嘘と嫉妬 と妄想と (小野祐未可)

本当にイライラする!

私は忘れない!あの女!




学校が同じって!はぁ?バカじゃないの?

親がカネ持ちなんだから、大阪や東京の高飛車学校行ってればいいじゃん!

何?私達(庶民)の中で優越感に浸りたいって事?


本当にクソ。


しかも同じクラスって!

逆にウケる(笑)・・・って面白くない。


ニヤニヤしやがって(怒)


何が「お友だちになりましょうよ」よ!

そいつら全員奴隷にするんでしょ?


死ねばいいのに・・・・。


中学3年の時、あいつの家に行った。

新しい副頭取に挨拶をしに行くとか何とかで

私も連れてかれた。

しかも元旦!


約束あったのに!


私人気者だから忙しいのに!


友達と初詣ルーティーン。


親父め!




何でこんな奴らにペコペコするのよ!


わ、私にまでさせて・・・



その時アイツもいた。

東京に居たからって、何よあの態度! 


なんて言い方!

東京弁?

標準語?

いや違う! アイツ語よ!

偉そうに淡々と・・・AIみたいな口調。


東京に帰れ!ゲス女。





もう我慢の限界!

電車内で見せびらかして、

ソコまでしろって誰が言ったの?

私の推しの男子とデレデレするんじゃないわよ!



話すんな!


なんで電車使ってんの?。 車乗れ!


LINEだって、

会話だって、

名前だって知らないのに・・・・


なんでアンタなの?



ほんと ウザイ!


激ウザ!


何話したのよ?


何で楽しそうなのよ?



知りたい・・・。



あーもうウンザリ!罰よ!


田嶋夢!


貴女には罰しかない!



消え失せろ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




みんな暴走してる・・・・・・。


そこまでしなくても・・・・・。


ボッチにしたかっただけなのに・・・。先生達冷たい・・・。




まぁいいか、罰だもんバツ。


いい気味。


アンタは東京に帰りなさい。


あの男子は私が貰ったげるから。




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



ちっ、血が出てる・・・・・・。


やりすぎ。





私は・・・悪くない・・・。










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