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綺麗な描写に、感嘆の溜息を吐きながら読みました。
中でも好きなのは
『風にざわめく梢の音が、純白の水音のよう』との一文の美しさ。
私もふとした瞬間に月の裏側に呼ばれることがあります。
心を調律してくれるような物語を、ありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございますッ!
自宅に帰る時間帯にはひどく明るい月に驚かされる時があります。
その姿を科学的に、と言うより芸術的妄想によって精神安定の一因となれば……と思いながら書きました。
地面はひどく開発されますが、月は竹取物語の時代から変わっていないのだとしたら、なんか素敵だなと思うばかりです。
最後になりましたが
読んでいただき、本当にありがとうございましたッ!
原野の片隅で古典文学を読み耽る。
妄想でもいいから、そういった時間を設けたいなと思わせてくれる作品ですね。何かしらの癒しとなるものは、生きていく上で必要です。久しく満月を見上げていないことを反省せねば。
面白かったです★★★
作者からの返信
コメントありがとうございます!
月を見上げるとき、どうも遥か昔の事を思い出すような気がするのです。
月面にウサギはいないのだけれども、団子と合わせると画になるのが不思議なように、月と古典は枕詞のような関係に思えていました。
そんな勝手な妄想をそれっぽく着色できればと思って書かせていただきました。
そうした作品にコメントを頂き、本当にありがとうございました。
最後になりましたが、読んでいただきありがとうございます!
なんだか、心のどこかに置き忘れた感覚が。。引き寄せられる気がした。私たちは何かを得て、なにかを失って生きていくんだろうか?
作者からの返信
京塚浩一さま
コメントをありがとうございます。
時間に追われた生活をしている現代人にとって、土手や平野や森は「縛られているなにか」から解き放ってくれる気がしています。
どこからきて、どこへいのか。
よくわからん問いばかりが現代には多いですが、そういう事柄に正面から向き合ってもいいのかな、と思うばかりです。