第6話 クツキ、文化祭にくる



 ボクは、どうもまめた文蔵くんが気になって仕方ありませんでした。

 大丈夫かな? 書けなくなってないかな?


 この前の様子だと、文化祭があるようだけど、ボクみたいなお邪魔虫が行っても、迷惑かも知れないけど、でも、行ってみるか、心配だもの。


 クツキは、兵馬に内緒で「3橋学園文芸部合同文化祭」へやって参りました。



 そして見たのです。

 琴乃さんとブックまんが話しているところを、、、、。



 なんてことだ・・・なんてことだ・・・

 ブックまんがリアル・ワールドに出現しているぞ。

 どういうことだ。



 ボクは、大きな声で琴乃さんさを呼ぼうとしました。



(まめた文蔵くん、その男について行ってはいけない!)



     ☆


 がたっ



 ボクは目を覚ました。ボクはまだ、テレワーク・スペースのビジネスデスクに座って、うつらうつらしていたのでした。


 ああ、こんなこと、夢なら良いんだけど、、、、。



 ボクのアフター・ファイブは、忙しくなりそうな予感がしておりました。

                                   了

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心配性のブックまんは文芸部員・琴乃さんをご心配♡ ユキ丸 @minty_minty

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