鬼灯回廊
十六夜
開門
私の村には、この村が舞台になった古い昔話が残っている。
岬から眺める町が少し大きく見えました。
そんな日は、年に数回あるかないか。
その日になると、灯ります。
火が、灯るのです。
それは、「開門」の合図です。
その日が来た時だけ、その門は開くのです。
開くとそこには朱い実が咲いています。
目の前には一本道が。
その道の両脇を、朱い実が彩るのです。
朱い実の中には、灯っています。
火が、灯っているのです。
その道を歩きます。
一歩ずつ、一歩ずつ。
しばらく歩いて振り返ると、そこに道はないのでした。
だから、また歩きます。
そのうちに、目の前に大きな鳥居が現れます。
鳥居をくぐると、今度は真っ暗な道がありました。
後を振り返ってみます。
やっぱり道はないのでした。
だから進みます。
進むと、進んだ分だけ朱い実が灯ります。
ひとりでに、灯るのです。
長い長い道。
平坦で、まっすぐな道。
歩き続けて見えてきたのは、門でした。
それを押し開けます。
その先には、見慣れた風景が広がっていたのでした。
——私はこの昔話の意味を、はき違えていた。
日曜日の昼過ぎ、リビングにある一台のテレビが、蜃気楼の発生を予報していた。蜃気楼とは、遠くの景色が普段とは違って見える現象のことで、光の屈折が原因でおこるものだと科学的に説明されている。とても珍しい現象で、年に数回しか起こらない。
そんな蜃気楼の仕組みを知らない大昔の人々は、蜃気楼を妖怪の仕業だと考えていたらしい。また、この村の昔話も蜃気楼の怪奇性を増幅させ、それによって生まれた掟を、村民は今でも律義に守っている。
莉子は、玄関先でホオズキの朱い実をドアにくくりつけている母親を見て、ため息をついた。掟には、蜃気楼が起こる日にはホオズキの実を玄関のドアの外側につけることが決められている。その理由は、小さいころから嫌というほど聞かされてきた。妖怪の仕業である蜃気楼が起きた日には、「門」が開く。その門は、その妖怪たちの出入り口であり、その門には、火の灯ったホオズキがつるされているというのである。その「門」と民家の違いをつけるために、ふつうのホオズキをつるして、その戸が「門」ではないことを証明するのだという。
(小学生がよくしている都市伝説の話と何ら変わらないじゃん。本当、くだらない。どうしてみんな、こんな話を信じているのかなあ。)
考えてみれば、この村の風習は、節分で言う豆まきやトイレの花子さんなどと同じ類のものなのだ。それらの都市伝説はまるで信じていないくせに、あの昔話のことや掟には、どんな大人も従順に従っている。それどころか、大人たちはあの昔話についてくどいほど子供たちに言い聞かせるのである。まるで「悪い人について行ってはダメよ」とでも言うように。
おかしいのはそれだけではない。幼稚園、小学校、中学校、どこでもあの昔話は、国語の授業で扱った。都市伝説を授業で扱うなんて、馬鹿らしいにもほどがある。授業のたびに莉子はけだるくため息をついていた。
(あほらしい村よね、まったく……。)
手元のスマートフォンが音を立てたのを聞いて、莉子は画面に目を落とす。そこにはメッセージの受信が表示されていた。メッセージは、隣の家に住む幼馴染の翼からだった。学校の美術の授業で、水彩画に描く景色を写真に収めるという課題が出て、一緒に課題をやろうと約束していたのだった。その約束の時間が来たのを確認し、適当にメッセージを返信したあと、莉子は急いで玄関まで移動した。母に出かけるところを見られたくないからだ。しかし、ドアを開けたところで母に気づかれてしまった。
「掟をおまもり。」
黙ったまま振り返りもせず外へ出て行った莉子の背中に向かって、この村のお決まり文句が発せられた。それを聞いた途端、何かが背中を駆け上がるような、奇妙な感覚を覚えて、莉子は思わず身じろぎした。だから、母に見つかりたくなかったんだ。莉子の脳裏に、ある思い出がよみがえった。
小学校の、三年生ぐらいの時だっただろうか。この村に、雪乃という女の子が引っ越してきた。まだ三年生なのに、小学校が変わるのは五回目だと言っていた。そんな彼女が引っ越してきたのは莉子の家のすぐ近くで、莉子と雪乃はすぐに仲良くなった。雪乃がこの村に来て三か月ほどが経ったとき、初めて莉子は雪乃を家に呼んだ。秋にしては暑い日だった。二人でアイスでも買いに行こうかと、家を出ようとしたとき、
「おきてをおまもり。」
莉子の母がそう言った。何気ない、いつものあいさつ。出かける人間に対して見送る人間がかける決まり文句。だから、これにはこう答える。
「はーい。行ってきます。」
元気よく答えて飛び出した莉子の後ろで、雪乃が怪訝そうな顔で立ちすくむ。どうしたの、と莉子が聞くよりも、雪乃が口を開く方が早かった。
「莉子ちゃんのお家は、いってらっしゃい、って言わないの?」
「……え?」
私は、この時の答えを今でも鮮明に覚えている。私の答えを聞いて、雪乃ちゃんが怪訝そうな顔をさらにゆがめたことも。私がまだ、この村の日常を信じ切っていた頃だ。仕方がない。けれど、忌々しいそのセリフには胸がざわついてならない。それだけの破壊力があったのだ。
——いってらっしゃい、って何それ。そんなの知らないよ。
家を出て、しばらく小道を歩くと、坂がある。その坂を下りきった先にある堤防に、翼はいた。上下とも学校のジャージという、何の気合も感じない服装のまま、寝転がっている。その横に莉子がそっと腰を下ろすと、翼はその目をパチッと開けた。
「お、やっと来たな。」
「ごめん、翼。待った?」
「いや、全然。」
そう言って翼は体を起こすと、ポケットからカメラを取り出して、一枚写真を撮った。カメラが向けられた先には、太陽を反射してキラキラ輝く海と、和やかな村の景色が広がっている。
「よし、まず一枚。」
撮った写真を満足そうに眺めて、翼はすたすたと歩きだした。その背中を莉子も追う。莉子が軽くジャンプをすれば追い越せるくらいの身長しかない翼の背が、いつもより少しだけ大きく見えた。
日が傾き始めた。翼と莉子は、村のはずれの土地まで移動してきていた。オレンジ色の夕焼けが、なんだか今日は不気味に朱い。コケだらけで小さな神社とそのお堂を写真に収め、二人は来た道を戻り始めた。途中で、視界が開けた場所に出た。そこから見える景色は、やはり異様だった。
「……蜃気楼だ。」
「だな。」
目の前に広がる海の向こう岸は、いつも見える景色よりも幾分大きく見える。たかが蜃気楼。たかが自然現象。わかっていても嫌な鳥肌が立って、莉子は両腕をさすった。翼は、蜃気楼の発生予報を見ていなかったらしく、慌てた様子で足を速める。
「まずいな。今日は蜃気楼の日だったのか。急がないと。」
翼の言葉に、莉子は眉をひそめた。
「翼も、この村の掟を信じているの?」
蜃気楼が出る日は、夕方六時までに必ず家に帰ること。小さいころから叩き込まれている掟の一つだ。今、時刻は五時半を過ぎようとしていた。翼は、早歩きしていた足を若干緩めて返事をする。
「門とか妖怪とか、あと何だっけ……昔話とかだろ。全部が全部本当だとは思っちゃいないけど、それ以前にこの村のルールだろ。決まり事なんだから、信じるとか信じないとかいう前に守るべきものなんじゃねえの。」
まあ、今日の俺たちじゃあ完全に六時までには間に合いそうにないけどね、と翼は笑う。思っていたよりも真面目な返答だったことに少し驚きつつ、翼の言うことも一理あると思った。もう間に合わないのなら何時に帰ったって同じだろうと思っていたが、少しでも早く帰ろうとしている翼のスピードに合わせて早歩きをする。そのまま、しばらく道を進んだ。
莉子がふと腕時計を見たのは、家までかなり近づいてきたころだった。あとは橋を渡れば、莉子と翼が住む地区に入る。しかし、莉子の腕時計の針は、六時までのカウントダウンに入っていた。……五、四、三、二、一……。
——零。
その瞬間、手元の時計がふっと消えた。いや、違う。正しくは、見えなくなったのだ。それはまるで、舞台の暗転のようだった。暗さで何も見えない。一瞬にして、世界が黒に染まった。心臓が早鐘を打っている。パニックになりかけていた。その時、
「おい莉子、いるか?」
すぐ近くで、翼の声がした。声が聞こえた方に手をやって、翼のジャージの裾をにぎる。ほっとしてそのままじっとしていると、だんだん目が闇に慣れてきた。はっきりとは見えないが、翼の輪郭や足元の地面などが捉えられるようになってきた。それは翼も同じだったらしい。手元が見えるようになると、すぐさまスマートフォンのライトをつけてくれた。
明るくして確認すると、特に何か変わったことはないように思われた。どうしてこんな一瞬で日が落ちてしまったのかはわからないが、明かりさえあれば先に進むのは問題ない。そう思って橋の方向に歩き出した時、違和感を覚えた。一歩、二歩と確実に進んでいるはずなのに、景色が変わらない。つまりは、その場で足踏みをしているような感覚でしかないのだ。
「変だな……。」
翼がつぶやく。六時を過ぎてから、おかしなことばかりだ。さすがに不安になり、莉子は母に電話をかけようとスマートフォンを手に取った。ロック画面を開いた瞬間、莉子は息をのんだ。
「どうしてこんな時に……。」
パスワードを入力してロックを解除すると、画面が動かなくなってしまったのだ。フリーズしてしまったのだろうか。電話をかけようにも、これでは何もできない。どうしようかと思い、周囲を見回すと、来た道を少し戻ったあたりに明かりが灯っているのが見えた。
「あそこに人がいるかもしれない。」
先にそう言ったのは、翼だった。
「行ってみよう。」
莉子は強くうなずいた。どうやら、来た道を戻ることはできるらしい。莉子と翼は小走りで明かりの灯った場所に向かった。
着いたのは、小さな神社の跡地のような広い土地にポツンと建つ、お堂だった。どうやら明るいのはそのお堂の奥のようだった。明るいのはそこだけで、周囲は依然として真っ暗だ。音もしない。砂利を踏む二人の足音だけが不気味に響いていた。引き返した方がいい、ということだけはわかる。お堂に入って行こうとする翼の腕を、莉子は引っ張った。
え、と翼が驚いたように莉子を見た。引き留めてもどうしようもないことはわかっていたが、どうも怪しい。人がいるのなら、そんな気配があってもいいはずだ。言いようもない不安感に、莉子の足は前に進まなくなっていた。そんな莉子を見た翼が見せたのは、いつも通りの笑顔だった。
「大丈夫だよ、中の様子を窺って来るだけだから。もしかしたら本当に人がいるかもしれないし。」
怖いなら莉子は来なくてもいいよ、と言われてしまい、莉子はさらに青ざめた。二人でいたって怖いのに、暗い中を一人でいるなんて考えられない。仕方なく、莉子も翼の後をついていくことにした。
お堂を抜けた先に見えた光景に、二人は目を見張った。
(……朱い。)
そこは、広かった。目の前に広がる正方形の庭とそれを囲むように作られた通り道。その先に、門が一つあり、その門から放たれた朱い光が、お堂の外に漏れ出ていたようだった。外壁が高く、門と庭以外に何もない場所だ。もちろん莉子と翼以外に人などいなかった。
光のせいだろうか。なぜか、莉子はもうこの場所にいることが怖くなくなっていた。たった少しの光のはずなのに、その光は空間全体を照らしていて、十分明るかった。恐怖心が失せた二人は、ためらいもなく門に向かって歩き出していた。
門の前まで来て気が付いた。光は、閉じられた門の隙間から漏れ出ていた光だった。古びた門の隙間は、ほんの数センチほどだったが、漏れた光は異常なまでの明るさであった。試しに門を手で押してみると、見かけによらず門はたやすく開いた。中に足を踏み入れる。すると門はひとりでに閉まり、目の前の朱い光は二人がよく知る形を見せた。
「……ホオズキだ。」
光源は、ホオズキの中の実から放たれた光だった。光るホオズキなんて見たことがない。それは驚くほどに美しかった。もっと近くで見たい。そう思って莉子が一歩を踏み出すと、急にあたりがまぶしくなった。一瞬目をつむり、そっと開いて明るくなった方を見やると、そこには両脇に光るホオズキが敷き詰められた一本道が続いていた。それ以外の場所はただ闇が広がっているばかりで、道らしい道はそれだけだった。それを見て、莉子の脳裏に昔話のある一節がよぎる。
——その日が来た時だけ、その門は開くのです。
開くとそこには朱い実が咲いています。
目の前には一本道が。
その道の両脇を、朱い実が彩るのです。
朱い実の中には、灯っています。
火が、灯っているのです。——
「これ、昔話に出てくる景色にそっくりじゃない?」
莉子に言われ、翼ははっとする。確かにそうだ。一本道も、光るホオズキも、入り口の門も、蜃気楼という気象条件も。言われなければ気が付かなかった。そんな偶然があるのだろうか。翼は必死で記憶を呼び覚ます。村民なら誰もが暗唱できる短い昔話を。一本道を見つけた、その先は?
——その道を歩きます。
一歩ずつ、一歩ずつ。
しばらく歩いて振り返ると、そこに道はないのでした。——
そうだ。主人公の後ろの道がなくなっていた場面だ。だが、道がないとはどういうことだ。今、俺たちの後ろはどうなっている?
嫌な予感がして、翼は勢いよく後ろを振り返った。翼と莉子は今、門を入ってすぐのところにいる。まだ一本道を歩いてはいない。そのはずなのに。二人の背後に、門はなかった。闇が広がるばかりで、後ろには何もない。ここは、どこだ。そう思って前に足を踏み出しそうになり、とっさに足元に目を向けた。その瞬間、翼は自分の目を疑った。どうして、こんなことになっているんだ。
翼たちが立っているその道の背後は、崖のようになっていて後ろに後ずさることができなくなっていたのだ。道がないというのは、こういうことだったのか。
莉子も翼の様子に気づいて振り返る。莉子から見ても状況は同じだった。試しに二、三歩前に進んでみるが、進めば進むほど元々あった道は消えていく。昔話と同じことが今まさに起きていた。やはり、莉子の言う通りなのかもしれない。
誰かに助けを求めようにも、人の気配は全くなかった。まずは今いる場所から出るのが先決だが、来た道を戻ることができないために、一本道を進んでいくしかない。歩いていて、翼は道に文字が刻まれているのに気が付いた。
(廊……回……灯……鬼……。)
手前の文字から順に読んでみる。
「ロウカイヒオニ?」
あまりピンとこない言葉に首をかしげると、隣で莉子が首を振った。
「逆だよ、翼。奥から読むの。鬼灯回廊。ホオズキカイロウって読むんだと思う。」
「鬼灯回廊……。」
この一本道の名前なのだろう。道の両脇にホオズキが咲いているのを見るとそれも頷けた。何かが起こることもなく、ただの一本道をしばらく歩いた。
ふと目の前に、大きな鳥居が現れた。光り輝くホオズキとは対照的に、ひどくくすんだ朱色の鳥居だった。鳥居があることも、昔話と同じ点だ。二人がそれをくぐると、目の前に見えたのは深い闇だった。息をのみながら、次の一歩を踏み出す。すると、一歩先の道が朱く照らされた。
「やっぱり……!」
一本道は続いていて、その両脇に咲くホオズキが光るのも変わらなかった。予想通り、昔話と同じ流れで進んでいく。何歩進んでも、ホオズキは一歩先の足場以外は照らさなかった。一歩進めば、一歩前に照らされたホオズキの明かりは消えていく。鳥居をくぐる前よりも、今の状況の方がずっと暗い。そして、ただ真っすぐだった道がくねり始めた。右へ曲がったり、左へ曲がったり、わけのわからない方向へ導かれているようだった。逃げ出したくなり、莉子が思わず後ろを振り返ると、一歩前の道はやはりなく、それとともに深い闇が不気味なまでに揺れていた。
(ここにいる間は、前に進むしかない……。でも……、)
莉子は、深く息をついた。大丈夫、ここからは絶対に出られる。今まで起こったことから考えるに、この鬼灯回廊は、あの昔話と同じ展開になっている。あの昔話がこの場所のことをえがいた話なら、その結末はこの鬼灯回廊の終焉と等しいことになる。莉子は、昔話の結末部分を思い起こした。
——歩き続けて見えてきたのは、門でした。
それを押し開けます。
その先には、見慣れた風景が広がっていたのでした。——
今まで学校の授業でも、結末に関しての解釈を学んだことはない。それでも、ある程度予測はできた。見慣れた風景とは、おそらく……。
そのうちに、目の前に大きな門が現れた。この回廊に入り込んでしまった時の、入口の門とほとんど同じと思われる門だった。着いた。出口だ。昔話通りなら、もう大丈夫だ。隣の翼も、同じように安堵の表情を浮かべていた。門をゆっくりと押し開ける。その向こうが明るいのを見て、莉子のそれが、確信に変わろうとしていた、その時だった。
「え……?」
二人の顔がこわばった。莉子が、悲鳴に似た声をあげる。
(まさか、そんな。)
何度も唱えて覚えさせられた。間違えるわけがない、昔話の結末。見慣れた風景とは、自分たちが住む地区の風景のことなのだと、そう思っていた。だから、大丈夫だと思っていた。最終的に、自分たちの家に帰れるシステムだと、どこかで信じ切っていた。しかし、今莉子と翼の前に広がるのは、自分たちの家の景色ではない。自分たちの住む地区の景色でもない。それなのに、確かにそれは、見慣れた風景だった。
門の先は、両脇に光るホオズキが咲く一本道。それは、二人が門を開けた際に最初に見た景色であり、その後ずっと見続けた景色でもある。昔話と照らし合わせても、間違っていることは何一つない。村の掟を、昔話を、でたらめだと決めつけていたことの結果だった。鬼灯回廊は、掟を守っていた今までなら、決して入り込むことはなかったであろう場所だ。掟と昔話が、ささやかに私たちをこの真実から遠ざけてくれていたということが、今ならわかる。でたらめでも嘘でもない。掟は、昔話は、この村は、すべて真実だったのだ。
呪いのようなあの一言が、莉子の耳の中で何度も反芻された。
『おきてをおもまり』
絶望の叫びが、鬼灯回廊の朱光と常闇に吸い込まれていく。
二人の行方を知る者は、まだ誰もいない。
鬼灯回廊 十六夜 @izayoi_ms
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