和太鼓にも検定がある
はいどうも。今回は副題のとおり和太鼓検定について語っていこうと思います。
そもそも和太鼓検定とは日本太鼓財団が主催する資格認定事業のことで、二種類の資格取得の検定があります。
1、技能認定員……下は5級から上は1級まで存在し、自分が持っている級の一つ上の級を受けることができる。年齢制限は全て十才からで……
「資格認定事業の開催がたくさんあり、抜群の腕前があれば、十才の間に1級までとれる」
2、公認指導員……受験することで取得可能なのは一番下の3級から1級まで(?)そして、日本太鼓財団が特に認めた者である特別公認指導員が存在する。
注釈……僕は特別公認指導員の取得方法を知りません
とまあこんな感じですね。
僕は技能検定しか受けたことがないので、そっちだけを大雑把にまとめて語っていきます。
僕が技能検定を受けたのは、10歳のとき。つまり、5級の唯一の受験資格である十才以上をギリギリ満たしたときですね。
僕は試験の前の講習会から行っていました。
講習会の日(受験の前日)の朝の5時に大人チームの人の車に乗って、現地まで行きました。まじで眠かったですが、大人の存在という特有の緊張感のせいで全く眠れなかったのを覚えてます。
『遅れろ遅れろ、高速道路渋滞しろ!!』
とひたすらに念じていたことも……大人が目的地の逆の方面に行きかけた時は、めちゃくちゃ興奮しました。
……まあその数分後に気付かれてちゃんと正しく引き返しましたが……
なんやかんやで数時間かけて現地につきました。
そして、『日本太鼓教本』と、『第○○回、日本太鼓全国講習会』という教科書みたいな物を渡されて(?)、全体で軽いガイダンスを受けました。
ちなみに、試験方法は筆記と実技の2つだけ。筆記に関していえば、講習会の時に
「このあたりが出るよー」
と範囲(極狭)を教えてくれるっていうね....マジでイージーでした。
具体的な内容としては、和太鼓の起源や当時の用途とかでしたね。簡単簡単。
さて、曲者なのが実技。まあまあな長さの曲を一日で覚えないといけないという、当時の僕からしてみればクソゲーに値することを強制されます。まあ、講習会という名の練習会が7時間みっちりとあったのでまあどうにかなったんですが......
あ、これは試験とは全く関係ないことですが、大人のチームに入ってからはもっと難しい曲を一時間半で覚えないといけないというガチのクソゲーがありました(譜面はもちろん無い)
余談はここまでに。
さて講習会が終わり、また車で送ってもらい夜に帰着。ゆっくり休む暇なく
「朝の4時起きからの5時集合」(2日連続)
多分この記録は未だに塗り替えられてないと思います。
さて、およそ3時間半の長旅を経てようやく試験会場に到着。
そして試験が始まる前にホールに集められ、各級の教官からそれぞれ言葉がかけられます。
ちなみに僕たちの教官からは
「5級は今日なら何回でも受けさせ直してやる!全員合格だ!」
みたいなことを言われて、本当に大丈夫かこの財団!? と思ってました。
試験はつつがなく進み、見事全員合格。
バッチを貰ってウハウハな気分のまま帰りました。それは机の中に今もあります。
そして、これを書いている途中に懐かしくなって、
『今5級持ってる人各県でどれくらいいるんだろ?』
と思い、検索してみた結果……
…………自分の県では、あの時合格した人数より遥かに少ない人数が記載されていました……はいカスです。
さて、次は1つの舞台ができるまでを語っていきましょうか……
和太鼓歴9年ちょいは語りたい waissu @waissu
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。和太鼓歴9年ちょいは語りたいの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます