17話「星」ー起編
(前回のあらすじ)
城本と菰田の一件が解決し、突然襲い掛かった不安を辰実やその周囲の人達の助けで乗り切る事ができた怜子。最後に被害者調書を録取し、後は警察に任せる形となった。
そんな彼女であるが、"若松物産"の味元から会社のイメージキャラに推したいとオファーを受ける。夏の売り出しのポスター等については撮影を了承していたが、更に大きい規模の話に対しては"契約解除"された事も考え選択を迷っていた。
更に"アヌビスアーツ"の社員である事を判断材料に出していた怜子。取り戻せる人生の裏で、今ある人生を天秤にかける事にはなる可能性に戸惑ってしまったが、"自由にしていい"と辰実に背中を押され"求められている"声に応える選択を決めたのである。
T島駅。
若松町とは隣、そのまた隣の町に位置する。市内どころか県内でも最も人の行き来が多い場所は、今日も心臓が血液を全身に送るように人の行き交いが見られた。その様子を見守るかの位置にあるビルに、"青鬼プロダクション"はオフィスを構えている。
"わわわ"にはグラビアイドルやモデル等、表舞台に出てくる彼ら彼女らを多く抱えている。
…しかし、その人材を育成するノウハウを持ってはいない。"青鬼プロダクション"の仕事はそのノウハウを活かした人材育成をはじめイベントの企画等、多岐にわたるのだ。
その中でもイベントやアイドルのプロデュースの手伝いを担う"企画課"の係長職についている浮田文則(うきたふみのり)は、任された"とある企画"に頭を悩ませていた。
「いなければ見つけろ、って言われますけど。実際無茶でしょ?」
昨年にメンバーが一斉脱退し、一旦の休止を余儀なくされた地元アイドルグループ"わわわガールズ"を新しく復活させようという企画。その責任者に抜擢された浮田。ゼロからグループを作らなければいけない、この状況にチームの若い社員もぼやくしかない。
そんな泣き言を聞いているのか聞いていないのか、浮田の表情は手に取っている雑誌に隠れて見えなかった。
「あれ、係長?」
"係長"と呼ばれると、浮田は雑誌の上から鋭い相貌を若い社員に向ける。6月号の"わわわ"、いつも適当に読み飛ばすだけの雑誌(年頃の娘が2人いるので、カフェとかレストランとかの特集はちゃんと見てるけど)だが、珍しく気になってしまった記事が1つ。
「"若松物産"のサイトを見てくれ」
「へ、あ、はい!」
慌てて、若い社員は携帯電話を取り出し、インターネットで若松物産のサイトを検索する。浮田は立ち上がって、斜向かいに座っていた社員が触っている画面をのぞき込む。
厳つい相貌に長身は、威圧感があった。
しかし、かっちりスーツを着こなしている姿は、仕上がったミドルの装いであり、"やり手のビジネスマン"というオーラを感じさせる。野太い声が、更に年齢の深みを感じさせた。
「そのPR動画だ、"夏の大売り出し"ってやつ。」
再生ボタンを押し、全画面で再生を始める。
「…これってもしかして、グラビアの篠部怜子?」
「間違いないだろう。」
"若松物産"の甚平を着て、夏の売り出しの宣伝をしている怜子の姿。窯で炊いた新潟産のコシヒカリ、木製の蓋を開けてみればダイヤモンドを粒子にまで削ったような湯気が立ち上る。
新鮮な魚の味も、パールよりも純白な輝きの白米も、その味を知っていればこの動画がいかに"食欲をそそるか"理解できる事だろう。この作者も書きながら海鮮丼の口であった。
「噂では、"わわわ"から解雇されたって聞いてましたよ。なんでも後輩に暴言吐いて辞めさせたとかで。」
「それは聞いた事がある。…先日は復活した"しだまよう"に追いかけられた話も聞いたが。」
「係長、見てくださいコレ」
仕事上、"わわわ"の社員とのやり取りも少なくない。浮田はそこから又聞きした話を、鵜吞みにせず自分の中で情報を整理したかった。
"若松物産"のイメージキャラクターとして起用された怜子。サイトにはもちろん、彼女を起用した旨の内容と、彼女のプロフィールが書かれている。地元の大学を卒業した事は書かれているが、グラビアだった事は全く書かれていない。
「グラビアって事は書いてないですね」
「それよりもだ、"アヌビスアーツ"というデザイン事務所で働いていると書かれているぞ。…何か知ってるか?」
「商店街にあるデザイン事務所じゃないですか。今度、"わわわ"と"Lucifer"って宝飾店と合同でアクセサリー作るって話の。」
思い立ったように、浮田は事務所を出て行こうとする。
「あれ、係長ー。どこ行くんですか?」
「調べ物だ」
*
2月中旬。
辰実が32歳の誕生日を迎え、何週間かは経った。元々"神室広告店"という広告店だったのを辰実が店長の後任を任されてから"アヌビスアーツ"と変えたのは1月の話。
熊谷、栗栖、マイケルのやる仕事についてはそのまま+α。その時の辰実の仕事はと聞かれれば、"神室広告店"の店長であった神室(かむろ)という男から引き継いだものばかり。基本的にはポスター作製や看板デザインの仕事に追われていた。
この日も、複数抱えている看板デザインの仕事をこなしていった所である。
「少し、休憩されませんか?」
「…そうですね、だいぶ煮詰まってきた所ですし。」
途中だったデスクワークを放り出し、辰実は冷蔵庫から缶のコーラを取り出そうとしたが、ここは伊達の淹れてくれたコーヒーに甘える事にした。暖かいコーヒーなんて、警察署の安いコーヒーメーカーから絞り出した鉄の味がするブラックコーヒーぐらいのイメージがあったのだが、彼の出すコーヒーは鉄の味がしない。
舌を鎮める苦みと、少しだけ高級なフルーツのような味がする。語彙力に乏しいのは、辰実が鉄の味がする黒い水(それ以上にコーラ)ばかり飲んできたからだろう。
そろそろ、3月号が発売する前に最後まで読んでおきたい"わわわ"の2月号を辰実は手に取る。
「…何があったんだ?」
この頃はまだ、口数も少なかった辰実。突然呟いた言葉に、"どうされました?"と反応する伊達。
「"篠部怜子"の特集記事、組まれてないんだと思って」
「ほう?」
「先月号では、"写真集を出す"って発売の日程まで書いてました。時期的にも2月号の"わわわ"が発売する前なのに、今俺が読んでいる雑誌には全く何も書かれてないんですよ。」
辰実が何を意図して言っているのかは分からないが、ミステリー小説を読むことが趣味な伊達は、"論立てて整理された"言葉の羅列に思わず耳を傾けてしまう。
「自社のグラビアアイドルが写真集を出したすぐだと言うのに宣伝しない、ですか。何事もはじめは勢いよく売り出したいと思うのが当然とは思います。」
「特に、"わわわ"はそうだと。あの会社は"売れっ子"を人気がどう関わらず、長期間押して押してするのに。これまでも彼女は巻頭グラビアや動画撮影のメイキング、商店街のリポート記事、写真集の告知と何か月も連続で何かやってたんですよ。…それがいきなり途切れるなんて。」
"何かある"とは推論できる。しかし、対岸の火事ぐらいの出来事に何もする事は出来ない。それが分かっているのか、辰実の言葉には感情が刷り込まれていない。
「特集が組まれまくっている所に乗じて、何かしらタイアップとか依頼できたらとか思ったんですがね。商売というのは上手くいかない事ばかりですよ。」
「いえ、貴方はしっかりやっておられる。」
辰実が昨年の9月まで警察官だった事と、グラビアアイドルの"黒沢愛結"が妻にいる事は、前任の神室と伊達のみに知らされていた(警察官を辞めた理由については話していない)。…その前は"てぃーまが"というローカル誌の会社で仕事をしていたと言っていたが、店長として顧客をもって商売をするという経験は全くない。
それでもズブの素人が、持ちうる話術の素養とデザインの教養のみで、今まで"神室広告店"が相手していた顧客も納得するような働きを見せている。
伊達にとっては、黒沢辰実という男の存在が痛快で仕方なかった。
「おっと、お客さんみたいです」
事務所の入り口に吊るしているバーチャイムが、カランカランと音を立てる。
入ってきたのは、スーツ姿の2人組だった。
「いらっしゃいませ」
単に入ってきた訳ではないのだろうが、入ってきた男2人は"何がが違う"と言いたげにひっきりなしに辺りを見回している。出迎えた辰実の様子に気づいたところで、眼鏡をかけた細身で初老の男の付き人と思料される、整った刈り上げに眼鏡の青年が何かを訪ねてきた。
「…すいません、ここに"神室広告店"という会社があったと思いますが。」
「神室さんに御用でしょうか?」
「そうなんです。デザインの依頼をさせて頂きたく思いまして。」
様子を見るに、神室が辰実に仕事を引き継いで引退した事は知らないようだ。
「申し訳ありませんが、神室さんは廃業しました。」
「何ですと…、それは本当ですか?」
初老の男が質問する。実際の所、辰実もかなり急に引き継ぐ事となったので状況が飲み込め切れていない事はあったが、冷静に状況を説明する事はできた。
「突然ではありましたが、昨年の末に店長を引き継ぐと言い出しまして…。」
「店長を。それは、誰にですか?」
「あ、俺です」
「貴方が。失礼ですがお名前は?」
"黒沢と申します"と、辰実は名刺を取り出し初老の男に手渡した。男の方は手渡された名刺に目を通すが、"アヌビスアーツ店長、黒沢辰実"と"神室広告店"とは全く違う名前が書かれている。
「"神室広告店"から、名前を変えられたんですね。」
「自由にして良いと言われましたので」
「成程」
低く声を出し、初老の男は連れてきていたとみられる若い男に"とりあえず話をしてみよう"と言った。"でしたら、こちらのテーブルにどうぞ"と、すぐに辰実は2人をすぐ近くの応接テーブルに促した。
「申し遅れました、私は商店街で"Lucifer"という宝飾店を経営させていただいてます、藤原と申します。」
"藤原"と名乗った初老の男は、30度くらい頭を下げて辰実に名刺を渡した。"Lucifer"と言われればどこかで聞いたような気がする、と記憶を探ってみれば出てきたのは"警察官"であった時に支店に行った事がある。その時は確か、偽物の宝飾品に欠陥があると言いがかりをつけていた男をその場で警察にお持ち帰りした。
"営業の森と申します"と、若い男も名刺を差し出す。
藤原が黒のスーツを着ているのに対し、森は黒いカッターシャツの上にグレーのスーツを着ている。白いネクタイと細い銀縁の眼鏡でモノトーンコーデにしている様子が、彼の切れ味の鋭さを感じさせた。
「本来は"神室広告店"にご依頼をさせて頂きたいと思っていた所ですが、お話させて下さい。」
「それは、"アヌビスアーツ"で構わないのですか?引き継いだとはいえ神室さんに依頼をしに来たのでしょう。」
「でしたら今ここで決めます。」
(大仕事だな。…それを獲得するのも大仕事になりそうだ。)
「実はこの度"わわわ"や商店街の方々と協力して、アクセサリー販売をする事になりまして。」
"詳しくは森の方から"と、藤原は森に話を促す。座ったまま一礼し、森は説明を始めた。
「まずアクセサリーの件ですが、20代前半、後半、30代前半向けに1つずつデザインをお願いしたいと思ってます。簡単にですがコンセプトを。」
辰実は、準備していたノートに森が説明している内容を書き留める。その様子が目に入った森に"構いませんか?"と訊かれ、"どうぞ"とぶっきらぼうに辰実は答えた。
「企画の狙いとしては、デザインを地元企業に依頼し、発信力のあるローカル誌"わわわ"のモデルを起用する事で弊社のブランドを地方だけでなく"全国展開する"足がかりにしようという事です。」
「全国展開ですか。そうなればデザインした企業にも、"わわわ"にも利がある。素晴らしい企画だ。」
落ち着いたリアクションで感嘆しながらも、辰実は森の説明を淀みなくメモしていく。これだけの説明を書くにしては、彼がメモをしている時間と、メモの量は釣り合わなかった。これは辰実の"癖"と言っていい。
("全国展開"…、面白そうだ)
そうなるとデザインした作品の"ネット販売"という路線も拡げられる。商店街の一角に小ぢんまりと詰め込まれた事務所が、居ながらに日本を相手にできるなんて愉快な話だ。
「各ターゲットに対してですが、20代前半の女性に向け"憧れて身に付けたくなる"モノ。この年代になってくると社会人になって自分の収入も得られる。"憧れて"と言いましたが大人びた感じになり過ぎず、手の届きそうなデザインを考えております。」
(憧れると言っても余りに大人すぎては買いにくい。シンプルを抑えた方が良さそうだ。)
「20代後半の女性に向けては、"ちょっと背伸びして欲しくなる"モノを。20代前半との違いですが、こちらは多少"型破り"感のあると言いますか、"ブランド"という感じを意識してもらいたいと思っています。」
(うん、そこが分かれば問題ないぞ。…それでも泣きをみる事になりそうだがやれない事は無いだろう。)
「30代前半の女性には"贈られると嬉しい"モノです。これは男性も手に取りやすいデザインで、イメージとしては"20代前半"と"20代後半"の間ぐらい。ある程度シンプルさとブランド感を出してもらえれば。」
丁度、辰実と愛結がピンポイントに収まる年代であった。それだけに考えやすいなと思ったのは事実である。森が"30代前半"の狙いについて説明している間はメモを取りながらも、辰実の頭は"モデルが誰になるのか?"という疑問にシフトしていた。
「打診中ではありますが、モデルの方を。」
「誰になるんですか?」
正直な所、"30代前半"については確認作業だった。それでも楽しみだと装う辰実。
「まず"20代前半"については読者モデルの月島亜美菜さんを。20歳で現役大学生のモデルさんですが、この4月から正式に"わわわ"専属モデルに決まるそうです。」
(モデルか…、知らなかったな)
正直な所、辰実は読者モデルについてあまり良く思っていない。愛結がグラビアアイドルの仕事をする中で誰に一番"ヘイトが向く"のかを聞かれれば読者モデルだと答えるからであった。
その理由は、今ここで話す事でもない。
「"30代前半"はグラビアアイドルの黒沢愛結さんを。正直"この人しかいない"と思ってます。」
(当たり前だ、愛結以外ピッタリの人選があるか。…そんな事は俺が一番よく分かってる。)
「ところで森さん、"20代後半"を飛ばしたのは?」
「実はまだ決まっておりませんでして。…"わわわ"にも、いるにはいるんですが"適格"と言える人がどうも。」
「…20代後半の女性であれば、1人思いつく人材が。」
藤原も森も、辰実の発言に目を見開いて食いつく。…それは良い事ではあるが、辰実にとっては"先回りして"潰しておきたい事があった。
「思いついたとは言いましたが、俺の言った通りの人にする事になれば"それを餌に"適任でない人間が"デザインをさせろ"と詰め寄る結果にもなる可能性が否めません。」
「それを先に言う人が、そんな事をするとは思えませんよ。…ですから話は"黒沢さんにお任せする"と決めてからにしましょう。」
笑っている藤原の目の奥は、"この場で決める"と約束通りに辰実を見定めようとしている。
「では森さん、こちらから1点訊いてよろしいですか?」
「構いません」
「"20代前半"ですが、現役大学生の月島亜美菜よりも、年齢で言えば今年の春に新社会人になる予定の"篠部怜子"方がモデルに適任であるように思えますが、その辺りはどのようにお考えでしょう?」
森は、急激に温度が反転したかのように閉口してしまう。
(この様子だと、どうやら知らないみたいだな)
もしかしたら、"Lucifer"側は事情を理解したうえで月島亜美菜の採用をしたのか、もしくは彼女の方が採用基準に合っていたのか?その点を知るための質問であった。この場は話の主導権を辰実が得られている分、有利にはなっている。
…しかし、"店長"の辰実が平社員に見える(実際の所平社員なのだが)森を相手に優位に立った所で、"アヌビスアーツ"がデザインの仕事に食い込む切欠になる訳ではない。
藤原と、直接話をする必要があった。
「それに人気が有っても無くても、"長期間"推し続けるのがあちらのやり方のように思います。これまで様々な特集をし、"写真集"だって出す予定の篠部であれば、読者モデルよりも話題は十分にある。」
「"わわわ"のやり方…。黒沢さんは、あちらの関係者でしたか?」
「いいえ、妻が"わわわ"で働いておりまして。」
"黒沢愛結"が本名だとは、藤原も知っていた。貰った名刺に書かれている名前が"黒沢辰実"と書いていれば関係を察する事ができるだろう。
「深くご理解されているようですね。…でしたら話を少しだけ。」
ここからが、藤原との話になる。
道着の帯を締めなおす時の感覚で、辰実は気を引き締める。
「実は今年になって、篠部怜子がグラビアアイドルの契約を"解除された"そうで。…"わわわ"からは新たに読者モデルから正規に昇格する月島亜美菜を推したいと話があったんです。」
「"推し"の交代ですか。…それにしては、写真集を出す前なのに不思議ですね。」
"何かおかしい"と辰実は感じていた。
読者モデルが正規に昇格するという事は、"人気がある"という事だろう。4月に"わわわ"専属モデルになるのであれば、その時に合わせて特集でも何でも組めばいい。春から本格的に売り出すモデルを、ここまで早く"推し始める"という事が不可解であった。
(篠部怜子が何か不祥事でも起こしたか?…そういう風には見えないが。)
怜子と直接の面識がある訳ではないが、愛結からは実の妹のように可愛がっている後輩と聞いている。昨年に辰実が警察官であった時に聞いた話でも、"不祥事"を感じさせる事は無かった。
"人は見かけによらない"にしても、今までに"わわわ"がやってきた"売り出し"の点から怪しさを拭う事が出来ない。
「第三者にこの話をするのは初めてですが、こうも考えが及んでおられる」
「いえ、単にローカル誌が好きなだけですよ」
辰実が"何かに疑問を感じている"という事は藤原に見えた。
「…だとしたら、中々の慧眼をお持ちだ。神室さんが貴方に仕事を引き継いだのも頷ける。」
"よし決めた!"と藤原は膝を叩く。
「黒沢さん、アクセサリーのデザインを貴方に、"アヌビスアーツ"にお願いしたい。」
「突然過ぎます。もう少し吟味した方が良いのでは?」
「吟味?これ以上掘り起こしても、黒沢さんが"深く物事を考えている"と分かるだけですよ。」
突然の決定に、逆に辰実の方が面食らってしまう。藤原がじっくり話をして決めると思っていたために、もっと深く考察をしていく事だろうと思っていたから、振れ幅が大きい。
「そう…、仰るのでしたら。こちらとしては"大きな"仕事が入ってくれた事を歓迎するだけです。」
「大きな仕事だとは思います。だが、貴方がいれば上手くいきそうだ。」
まだ飲み込めない所はあるが、自分の案件で新しい仕事ができるのはいい事であると飲み込んだ。
「もう1つ、この件について説明しておきましょう。…森が説明してくれるかな?」
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