第弐拾玖話

次の日の朝から重要なプレゼンがあった為、その日は会社の近くのビジネスホテルに泊まることにした。

買ってきたコンビニ弁当を食べ、シャワーを浴び、少しだけパソコンを開く。

明日のプレゼンを成功させる為、最後の確認をする。

しばらく資料を見ていると、上の階から走るような足音が聞こえてきた。

なんだ?

不思議には思ったが、特に害もないので、資料に視線を戻す。

今度は、ドアの外から走るような足音が聞こえてきた。

流石に何かあったのかと思い、ドアの外を見る。

しかし、誰もいない。

何だろうかと首を傾げながらドアを閉める。

すると、今度は部屋の中から走るような足音が聞こえた。

え……?

恐る恐る振り返ると、そこには……

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