第82話
「……あん中にヤツがおるんかいな?」
「そう。地図の赤印は、あの遺跡の場所で“留まってる”」
『ここまで近づいても、……まるで動く気配は無いな』
「間違いないならーどする? 遺跡ン中に入る?」
『状況次第かな。カノン【ソナー】で探れる?』
「了解。でも、警戒は怠らないでね……」
カノンは遺跡に向けて指を打ち鳴らした。見渡す限りの砂の山、周囲には何もない。だが、地図の赤印はこの場所を指し示していた。ただ目の前に一つだけ半壊した遺跡のような建造物があるその場所を。
「……あれ、……そんなはず……」
『カノン、どうしたの? 何があった?』
「“居ないの”よ。……反応が返ってこない」
『強めに打ってみてもってことだよね?』
「えぇ、さっきから何度も試して見てるけど……」
『……印は動いてないぞ。……どういうことだ』
「あ、居たッ、居たわ。……《コレクター》は“地下に居る”」
建造物は半壊していても尚、上に伸びていた。城とはいかないまでも立派な大きさの遺跡だった。だから俺達は必然的に上ばかりを見ていた。
カノンも同じ考えだったのだろう。指先を向けていた先は上方向だった。だが、実際に反応が返って来た方向は下だった。カノンは俺達の少し先の地面を指さしていた。
「おい、ヤバイんと違うか……いつ足元から襲われてもおかしないで?」
「ひッ、ちょっと誰かおんぶしてっ、抱っこでもいいからっ」
「“動きは無い”わ。もしこちらへ来るようならすぐに反撃と報告をする」
「ヨウちゃんってビビリだよねー? いつもは嫌がる癖にさー?」
「“静かに”お願い。……で、エン、どうするの?」
『夜を待つか、いや、誘き出すか、それか中に入ってみるか……』
そう俺が思案していると、カノンは片手を砂に埋めながら、もう何度か指を鳴らした。
「遺跡のほとんどは砂で埋もれてるけど、音の返りが良い部分が続いてる。……恐らく繋がってるわ。それに下に行けば行くほどに、空間が広がってるみたいだけど……」
俺の考えを先読みしたのか、カノンが必要な情報を探ってくれた。遺跡の下には恐らく〈コレクター〉の住処となっている場所があるらしい。
今取れる行動を呟きつつ考えて見るが、やはり中へと進むのは悪手になるはずだ。もし戦える広さの空間があったとしても一度中へと進めば簡単に逃げられなくなってしまう。ならば、誘き出す方が安全だと思えた。
『誘き出して見よう。でも、待って、準備する』
〈コレクター〉の性質か、遺跡を目の前にしても襲ってくる気配は無い。何はどうあれ、向こうから襲い掛かって来る気配が無いのであれば十分に用意する時間があると言うことだ。
『よし、出来た。んじゃ皆、着いて来て』
俺は【ポーズ】を用いて作った透明の板を空へ向けて段々に浮かべた。そして見え辛い足場を進みやすくするために一掴みした砂をさらさらと零しながら道標を作り、透明の板の上を飛ぶように進んだ。
「なるほどな。決戦のステージっちゅーわけか」
『うん。これで下からの不意打ちが視認できるようになる』
「でも、ちょっとだけ見え辛くないー? 砂も飛んでっちゃうだろうしさー」
『だね。だからここ等の足場は俺達前衛専用かな。もしかしたら飛び降りることになりそうだし』
「え、って、オー君、どこ見ちゃってんの? ……それって、ままま?」
『グインツとココ、それにヨウとフーガさんはもっと上。カノンは少し離れたところにお願い』
俺が指し示した場所を見てヨウは青褪めていた。それは今俺達がいる場所から遥か上空の位置である。今いる第一層は地上から3メートルほどの高さだ。
俺とレオンが同じ板の上で待機する。そしてカノンとウィーツは同じ高さではあるが少し離れた位置で待機してもらうように指示した。
第二層は遥か上、首を真上に見上げなければいけない程の高さに作った。つるはしを巻き付けたロープを垂直に放り投げ、伸びきった先で一時停止させてその足場まで登ってもらった。ヨウは心細いかも知れないが、今回ギィ達の召喚は地上に降りない限りは無しだ。
「ひぃ、高いよ、高過ぎるよ、オー君ッ!」
『ヨウ、ごめんねー! そこまで高ければ近接戦には巻き込まれないはずだから!』
「だとしてもオーエンよ! 遠距離攻撃が飛んで来た際にはこの横の板へ飛び移るしかないのか?」
『うん! それか、最悪の場合は飛び降りるしかない! 下は砂だし問題ないはず!』
「スパルタッ! あ、足がッ、竦んでッ、飛べないよッ! ってココちゃん危ないよ!」
「あ、ココは平気みたいでス。鳥人族の生まれだからかナー? 飛んでるみたイー」
『じゃあ、ココとグインツはヤツの本体が出たら上からデカイの打ち下ろしてくれー!』
カノンに警戒を続けてもらっている間、至ってシンプルな作戦を叫び伝えている間も〈コレクター〉が出て来る気配は無かった。そうして身振り手振りのやり取りを終え、皆が見下ろす体制を取ったのを確認し、俺はカノンへ合図を送った。
「……【オーバードライブ】……行きますッ、――【ディストーション】ッ!」
そしてカノンが魔力を解き放ったその瞬間、空間が裂けて破れたのでは無いか、この世界の許容限界を超えてしまったのではないか、と思うほどの轟音が鳴り響いた。
捻じれ曲がり歪に重なり合ったその轟音によって砂が踊り、砂漠がうねる。
「――“来る”わッ!」
どうやら歪な音に呼応したようだ。カノン曰く、ダメージはそれほど与えられないと言っていたが、もしあの魔法が直撃しているとすれば耐え難い苦痛を味わっているはずだ。
〈コレクター〉は砂の中に本体を隠しているタイプのモンスター。だとすれば、何を頼りにして地上の獲物を狩っているかと言えば、地上生物の魔力を頼りにしている可能性も考えられるが、やはり第一に思い付くのは音だ。それ以外は考えにくいだろうとさえ思える。そう思い、試して見たが、その甲斐はあったようだ。
『――出るぞッ!』
「見えッ……おい、なんやアレは!?」
〈コレクター〉は、その耐え難い音に対して抗えずに、うねりの中心部分から勢いよく飛び出して来た。だが、予想していたものとは違った。
俺達が身構えて待っていると、うねりの中心から黒い物が噴き出た。それは石油かコールタールか、そんな真っ黒な液体が一瞬、噴出したように見えた。だが、それも違った。
『……黒い茨ッ、みたいなッ、多分あれは
それはまるで軟体生物の足のように意志を持って動いていた。鋭い茨が生えていなければ植物の蔓とは表現してはいなかっただろう。
俺が咄嗟にそう皆へと情報共有している内にもまた、新たな情報が噴き出て来た。
『〈コレクター〉……がッ、まだだ3体ッ、いや、5体ッ!』
黒く染まった死体だ。茨に繋がれた状態の死体が砂の中から現れた。あの日の夜に見た〈コレクター〉と同じように、その死体の首や腕には探検者の証であろうタグがぶら下がっていた。
『遠距離攻撃開始ッ! 茨を牽制しつつッ、本体を炙り出してくれ!』
「ココッ、中心や! それか〈コレクター〉と繋がっとる根元を狙いいッ! ッラァ!」
『砂煙は上げるなッ! ヤツのアドバンテージになる! 仕掛け時を見誤らないように!』
「【ソニックバースト】ッ! 連弾! グインツ“まだ”よ! 本体は“まだ深い”わ!」
『その時を待つんだ! 油断するな! 何を隠し持ってるか、まだ分からッ――飛べぇえ!!』
ココが上空から打ち下ろした魔法と交差する黒い棘が見えた。その瞬間、俺は叫び声を上げると共に、黒い棘の行く手を阻もうと腕を突き出し、【ポーズ】の魔法で作り出した透明の壁を防御壁のように幾重も展開した。だがしかし、透明の壁は見るも無残に粉微塵となった。
「――ィッ、ヒィャヤァァアアッ?!」
「ありがとでス! ぶ、無事でスッ!」
「飛ぶ時は飛ぶって言ってよフーガ!」
「お嬢様、後ほど受け入れます故……」
まさに間一髪の際どいところでグインツと、ヨウを抱きかかえたフーガさんがココの腕を引っ張って透明の板の上を飛んだ。
その行動が無ければ間違いなく誰かしらが、足場諸共貫かれていただろう。
「――オーエンッ!」
『大丈夫! 遠距離攻撃を警戒ッ! 先端だ! 死体から棘が飛んでくるぞ!』
次に黒い棘の標的となったのは一番近くにいた俺だった。だが、レオンに名を呼ばれた時には既に迎撃態勢を取っていた。俺は身を屈めて交わし、更に次に飛来した黒い棘が腕や口から飛び出て来るのを見逃さなかった。
「夜を待たんでッ、正解やったでッ、コレはッ」
「確かにッ、見た目もッ、攻撃もッ、凶悪過ぎるよねえ?!」
「どうするオーエン!? 断てども再生しておるッ! 避け続けるにもジリ貧であるぞッ!」
俺達は容赦なく飛来する黒い棘に悪戦苦闘していた。まさにレオンの言う通り、夜を待って〈コレクター〉と相対していたとすれば、この飛来する黒い棘の存在を知るのは誰かしらの身体に突き刺さってからだっただろう。
いや、夜であったとすれば見付けられなかったかも知れない。この速度と高い貫通力を兼ね備えた堅い棘が身体を通り抜けてしまう程の威力を持っていると思えた。
そう思えばこそ、あの棘の標的が分散してしまっているこの状況はあまりにも危険だ。後衛組が安心して狙いを付けられないだけじゃなく、避ける為に足場を確認する一瞬の間、視線を外す必要がある。
その行為が遅れとなり、更には躊躇して動きが鈍る。それを打開するにも魔法を放つ必要がある。だが、魔法にも準備がいる。飛んで避けてばかりではその準備もままならない。
攻撃が飛来する方向が集中していればいいのだが、死体の数は複数、分散してやたら滅多と打ち放ってきている。多方向を同時に視野に入れつつ飛来する黒い棘を避けてと忙しい対応を迫られている。
死体も蔓も定位置から伸びている訳でも無い。伸びたり縮んだり、うねって波打ち、目まぐるしく形を変えている。だからこそ俺が引き受けるしかないと思った。
「――エンッ!? “何を”してるのよ!」
『俺が裏に回って引き付けるッ! レオンそっちは任せた!』
この状況でこうすることが出来るのは俺だけだ。仲間と〈コレクター〉を一緒くたに視界に入れられるのはこの方法しかない。
俺が反対側へ回り込めば、後ろを気にしつつ足場を作らなくても済むようになる。そうすれば全員にゆとりが生まれるはずだ。
『引き付けてる間にッ、ココッ、穴だ! 穴を開けられるような魔法は無いかッ?』
「き、聞いてみまス! すぐにッ、急いで! 穴、あな、アナ……」
『頼むッ! ウィーツとカノンは後衛を守ってくれ! レオンもそのまま遠距離でいい!』
「任しとき! 上から【SMG《サブマシンガン》】打ちっ放し続けたるわ!」
「オーエンよ! 寄生して操っている可能性がある! 決して囚われるでないぞ!」
『了ッ、解ッ! グインツは、ココの魔法を待ってから頼むぞ!』
俺は足場から足場へと飛び跳ねて回り込み、〈コレクター〉を挟み込む陣形へと移った。
そうして俺は巻き取らんと迫る茨を魔槍で引き裂き、死体から射出される黒い棘を避けつつも、己と仲間の足場を絶やさぬように気を配り続けていた。
「穴……、アナッ……、あッ! 風魔法のッ、竜巻はどうで――」
「――駄目である! 風で砂を巻き上げ、姿を見せたとて我の魔法が打てぬ!」
「じゃ、じゃあ……えと、他はッ、影の手で引っ張り出すとカ!?」
「あの魔法はっ、引きずり込んで圧し潰す魔法では無いか!?」
『ココ! 何でもいいッ! 穴でなくともッ、本体が見えればいいッ!』
「なら、なら……えーと、精霊さんっ、他の魔法ヲ……」
ココは咄嗟のオーダーに混乱してしまっているようだった。稀有なユニークアビリティの特性上仕方のないことであることは理解している。
もしこの状況にそぐわぬ魔法が発動したとすればどうなることかをココは身をもって経験しているからだ。それ故に自身が知り得ている魔法以外を用意するには時間が掛かってしまうのだろう。
そうは分かっていても状況は差し迫っている。魔力を補充するにもグインツとの距離が離れすぎているから限りもある。俺は〈コレクター〉を挟み込む形を取ると決めた時から全力を注ぎこんでしまっていた。
まさにここが勝負時だと見込んでの決断だった。数えている暇も無かったが、作り出した足場の数はかなりの数となっているはずだ。
死体を、蔓を、棘を、幾ら凌いだとしても〈コレクター〉は再生をし続けているようだった。砂の中からは絶えず十数本の蔓が触手のように伸びて来る。
【スロウ】の見せる緩慢とする感覚の中、勘違いしてしまいそうになるが、【ファスト】の加速による体力の消耗は相当に激しい。
だとしても、引き延ばされた時間の中でただその時を待つしかない。今俺に出来ることは、この苦しさに負けてはいけないと堪え、仲間を信じて耐える続けるしかない。
「だーッ、ららららららららッあーッ! どやッ【SMG】の威力はッ!」
「――【スラーッシュ】! も一つッ……【スラーッシュ】!」
「だーッ、ららららららららッあーッ! どやッ【SMG】の威力はッ!」
「甘いッ! んなもん当たるかッ! 一発たりとも抜かせへんでぇ!」
「だーッ、ららららららららッあーッ! どやッ【SMG】の威力はッ!」
「ウィーツ! さっきから、うるっさいのぉッ!? 違うの使えや!」
「仕方ないじゃんー! 今【リプレイ】出来るのこれくらいなんだしー」
「あぁもうッ、ほならもうヤケクソじゃ! だーッらららららあーッ!!」
〈コレクター〉の向こう側から、旺盛な援護射撃が黒い茨を次々に打ち倒していく。レオンとウィーツも出し惜しみすることなく、俺の消耗を幾らかでも抑えてくれようとしているみたいだった。
魔力の刃が蔓を纏めて引き裂き、そして砂の上に落ちた死体を魔力の弾丸が粉砕する。時折、飛来する黒い棘もレオンが魔力を平たく延ばして纏わせ、盾の形を成した旋刃にて弾き飛ばし、後衛を守ってくれていた。
「ねねね、グインツ! エリアボスみたく、まとめてドカンじゃダメなの?」
「火力が分散する可能性があるであろう! ボスは頭を出していたから出来た策である!」
「砂だよっ? ぶっ飛ばせるんじゃないの? どばばばーんって!」
「奥まで届かぬかも知れぬ! それに狙いが定まらねば、外す可能性もあるだろう!」
「す、すみませン、でも、……まだ、これといった魔法が――」
「――なら“私がッ”やるわッ! エンッ離れて!」
突如、苛立ちを募らせたようなカノンの声が響いた。そして何をするつもりか、膨大な量の魔力をその身から昂らせた。
そしてカノンは精神を集中させているのか、苦悶の表情を浮かべたまま動かなくなってしまった。
『……カノンッ! 何をするつもりだ!?』
離れろと言ったまま動かなくなってしまったカノンは俺の問いに答えない。いや、応えられないのかも知れない。
見ればその両の掌の中には魔力の玉が浮かんでいた。それはカノンが歯を食いしばらなければならない程に魔力を込められた魔力の玉だ。
それが弾けてしまわぬように必死に押さえ付けているようだった。
「カノン嬢ッ、供給量が著しく高まっておるぞ?!」
それはグインツが驚き戸惑うほどの魔力量のようだ。もし暴発するなんてことがあればカノンは一溜りもない。と、いうようにグインツが心配の声を上げている。
俺は先ほどカノンに対してどうするつもりかと言う意味合いで質問をしたが、そんなことは聞くまでも無かった。カノンが何をするつもりかは分かりきったことだった。
『……どれだけ離れりゃいいんだ?』
〈コレクター〉に一番近いとは言え、皆と反対方向にいる。余りに離れすぎてしまえば何かあった際に駆け付けられない。
そう思いながらも、後ろへ下がりつつ見守る事にした。ああまで必死になっているカノンを見て、信じるざるを得なかった。
そうして俺がある程度の距離を取った時、カノンは圧縮された魔力の玉を解き放った。
「【……エアッ、……バーストッ】」
その玉はカノンの掌から解き放たれると真上に勢いよく飛んで行ってしまった。それと同時、カノンはその魔法を見届けることも無く膝から崩れ落ちた。
「グ、インツ! ……後はッ、“任せる”わ」
息も絶え絶えになったカノンが絞り出すようにそう告げたのが微かに聞こえた。だがしかし、そうは言えども何事も起こる気配は無かった。
魔法の行方は遥か彼方の空の上だ。飛んで行ってしまったままだ。それが成功なのか失敗なのかも分からない。どうなっているのか、何が起こっているのかさえも分からなかった。
『……カノ、ン?』
疑いたくは無いが疑ってしまいそうになる程の間があった。だが、次の瞬間。
『――どッ!?』
砂漠の大地が、めくれ上がった。飛んで行ってしまったかに思えた魔力の玉が〈コレクター〉の中心点目掛けて落ちて来た。
それはまるで隕石が飛来したかのようだった。凄まじい衝撃波が砂を巻き上げ、大輪の花弁を作り上げた。
『――なッ!?』
俺はその光景を目の当たりにした瞬間、襲い来る砂の飛沫を防ぐための防御壁を作り上げた。だがしかし、その壁さえも衝撃波が散らしてしまった。そうして俺は後ろへと吹き飛ばされてしまった。
『ぅっぶぅあはぁッ!!? がッ、がはっ……、ぅへぇ……え?』
砂の上へと落ちた俺は転げまわり、身体中にこれでもかと言うほどに砂を浴びた。しかし、口の中に入った不快な食感も気にしてはいられない。
すぐさま体勢を立て直して頭を上げた。そうして次に俺の砂混じりの涙眼に映ったものは、紅い炎の花が咲いている光景だった。
『おい、……どうなったッ!? ヤツはッ! 〈コレクター〉はッ!?』
俺は前のめりになって立ち上がると決着の行方を問いながら駆けた。そうして上空を見れば足場から下を覗き込むようにしているグインツ等が見えた。
何故だか知らぬが、あの衝撃波の影響を受けなかったのだろう。そうでなければグインツの魔法が紅く灯る訳もないはずだ。
そう考えながら窪んだ砂場を見る皆の元へと駆けていた。するとグインツは手を振りし、頭の上で円を作って表して見せた。
『――まるッ?! やったのかッ! ヨッ、シャア!』
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