2話 ド変態お姉ちゃんは妹のお友達と仲良くなれますか?(1)

暑さに慣れてきたかと思えば、やっぱりクーラーを付けずにはいられない。


7月も後半に差し掛かっている。


JKである天音ちゃんは、ついに夏休みに突入した。


制服の夏服が見れないのは残念だけど、その分無防備な私服がたくさん見れる、、、



一方の私はというと、テストがある8月の頭までは大学があるのだ。


いち早く休みとなった天音ちゃんを羨ましくも思うけど、そのあとには長い夏休みとかわいい妹との時間が待っていると考えると、悪い気はしない。



そんなことをぼんやり考えていた私のもとに、ある情報が耳に入ってきた。



「明日友達が家に来るよ~」



天音ちゃんの口からでたその言葉に私は耳を奪われた。



え?友達??


女の子?男の子?


待って、男を家に連れてくる?


いやいや、天音ちゃんに限ってそんなことは、、、


いやでも、天音ちゃんは純粋だから変な男に引っかかって、、、





「ん?どーしたのお姉ちゃん??」


「え!?いやいや、何でもないよ、、、


そう!明日は午後授業無いから、いたら邪魔かなーって思ってたの!」


「なんだそんなことか~、全然邪魔じゃないよ!むしろ一緒に遊ばない?友達がお姉ちゃんにも会ってみたいって言ってるんだよね~」



天音ちゃん!やっぱり天使!


え、でも男と一緒に遊ぶって、、、


会いたいって、、、




まさか!3P///


天音ちゃんと一緒にエッチなことができるのか、、、


してみたいなぁ、、、




いやいや!ダメダメ!!


天音ちゃんの処女が奪われる瞬間なんて見たくないし!!


そんな姿、私以外に見せたくない!!


いや、すでにもう処女は奪われている、、、




「おーい!お姉ちゃん??」


「え!あーごめんごめん!!オッケー、ちゃんと着替えとかないとね~」


「せっかく友達来るんだから、ちゃんとするんだよ!」


「わ、わかってるよ!!」




そう言って、私は部屋に戻っていった。




よく考えてみれば、私彼氏いるから、そんなことしちゃダメじゃん、、、






翌日、いつも通りお母さんに起こしてもらいながら、午前中の授業に向かう。


今日はギリギリセーフだった。




「どうしたんだ、美羽?」


「え!?いやー別にー?」


「そ、そうか、」





正樹にはこんなことを言ってしまったが、内心は天音ちゃんの友達のことで心がいっぱいだ、、、


男であるときの想定ばかりしてしまっている。




べ、別に3Pをしたいわけじゃないんだから!

、、、ほんとだよ。




ただ、そうなったときの対処法を考えているだけ!


天音ちゃんのみだらな姿を想像してるわけじゃ、、、ないことはない、、、、




「そーいや美羽、今日午前だけだろ?うちで一緒に勉強しない?」


「えっと、、、今日はごめん!家で少し用事があるんだ、、、」


「そ、そうか、、、それじゃ、またいつか遊ぼうな!」


「う、うん。」



そんな会話もあったが、今日の授業は結局、何も頭に入ってこなかった。

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