鍵を探してるんですよ
ジュン
第1話
A「あの、何されてるんですか?」
B「鍵を探しているんです」
A「鍵ですか?なんの鍵なんです?」
B「アパートの鍵です」
A「この辺で失くしたんですか?」
B「いえ、車の中に置き忘れたんです」
A「は?じゃあ、車の中探さないと見つからないのでは?」
B「車の鍵も失くしたんです」
A「車の鍵をこの辺で失くしたんですか?」
B「いえ、アパートに置き忘れたんです」
A「あなたは、アパートの鍵を閉めてアパートを出て車に乗って目的地に着いて車を降りて車の鍵を閉めた。その車の中にアパートの鍵を置き忘れた」
B「そうです」
A「だとしたら、車の鍵がなぜ、鍵を閉めたアパートの中にあるんです?」
B「ですから、車の鍵をアパートに置き忘れたんです」
A「それでアパートの鍵を閉めて車に乗ろうとしても車の鍵がないから無理じゃないですか。一度アパートに戻って車の鍵を持ち出さないと」
A「ええ。ですが、アパートの鍵は車の中に置き忘れたんですよ」
鍵を探してるんですよ ジュン @mizukubo
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
言語認知物理学/ジュン
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 1話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます