ここまでの登場人物紹介 パート③

 新章での現在(主人公近辺)がどんな感じなのか一通り進みましたので、人物紹介データを更新します。それでは、どうぞ!



百合宮ゆりみや 花蓮かれん……言わずと知れたこの物語の主人公。乙女ゲーム上では周囲の人を裏から唆してヒロインを陥れる月編ライバル令嬢。進級して五年生になっても色々やらかしていく予定。太陽編の登場人物たちと関わりが深くなっている。陽翔には未だに『猫宮ねこみや 亀子かめこ』。運動音痴なのに足は速い。運動音痴だがスイミングスクールの甲斐あって、泳げるようにはなった。尚ビート板を持つと沈む模様。Aクラス。


*百合宮 奏多かなた……花蓮の兄。ゲーム上には名前しか出てこない。神童で学院では百合の貴公子と呼ばれている。学院での現状を憂い、特権階級ファヴォリの所属を返上して風紀委員会に所属。現在銀霜学院の二年生。家庭環境と人への関心のなさ故に色々と拗らせていたが、現在ではかなり改善されている。素だと辛辣な言葉を吐き出す対人能力ポンコツ。友人である佳月からシスコンだと断言された。


*百合宮 歌鈴かりん……花蓮と奏多の妹。春生まれの五歳で、あともう少しでお誕生日。兄と姉が大好き。姉である花蓮に憧れて、自分から母・咲子に淑女教育をお願いした。麗花・瑠璃子とも面識がある。来年聖天学院に入学する予定。


*百合宮 咲子さきこ……三兄妹の母。百合宮の血筋。歳の離れた子ども三人産んでも綺麗で若々しい。結婚前は夫のことが大好きで、学生時代には色々と作ってプレゼントをしていたが、受け取ってはもらえなかった。結婚後は夫に対して素っ気ない態度を取ることもあるが、基本的には大好きなようである。


*お父様……三兄妹の父。百合宮家の大黒柱。え? 名前? 多分いつか出てくる筈。体型はガリガリでヒョロっとしている。仕事ばかりにかまけて家族のことは放置していたが、現在は仕事にかこつけ子どもたちの学校行事への介入機会を虎視眈々こしたんたんと狙い、花蓮の運動会・自宅での演劇発表会観劇では娘も恥ずかしくなるほどの張り切りを見せた。度が過ぎた自身の行いのせいで、家族から取り調べを受け愛娘によるお仕置きが執行されたことも。


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薔之院しょうのいん 麗花れいか……ゲーム上では花蓮と対を為す、太陽編ライバル令嬢。花蓮と違い正々堂々真正面からヒロインと対峙する。花蓮の親友。幼い頃に受けた悪感情が原因で、人に対して疑心暗鬼になり当たりがキツかったが、花蓮や瑠璃子、身近にいる人間と関わり合うことで落ち着き、本来の自分で日々を過ごせるようになった。猫もネズミもカブトムシ、チーズは図形になる画伯。


米河原よねがわら 瑠璃子るりこ……花蓮と麗花の親友。食品製造業界でその家名を轟かせている家の娘。おっとりと癒しの波動を放つ、おきあがりこぼしのような女の子。親友二人とは違う学校に通っている。毎年夏にダイエット訓練は継続されていたようだが、残念ながら本人の理想となる体型とはなっていない。弟が生まれ、しっかりとお姉ちゃんをしている。スロモ走り・体重無減量・通り汗のスリークエスチョンがある。


柚子島ゆずしま 拓也たくや……マッシュルームヘアで眼鏡を掛けている、花蓮のクラスメート。本屋の息子で読書が好き。花蓮には心の中でたっくんと呼ばれている。ずっと花蓮と同じクラス。五年も一緒に過ごしていると花蓮に対する遠慮なんて全然なく、たまに厳しめの対応をすることも。男子なのに何故か女子会にお呼ばれされるのを最初は疑問に思っていたが、それが五年も続くと普通に受け入れている。過去、お父様から精神的苦痛を受けた被害者。


太刀川たちかわ あらた……花蓮のクラスメート。サッカーが好きな、明るく爽やか格好良い系の男子。花蓮に心の中で裏エースくん・スケコマシ・出来過ぎくん→出来過ぎ大魔王・ラブレター長者→告白長者と色々呼ばれ、内いくつかはバージョンアップした。運動神経がアレな花蓮のお守役でスパルタ。花蓮・拓也とはクラスが離れた。ラブレターだったのが、告白で頻繁に呼び出されるように。自身の家族の話題を避け、大きな家しか招待されていない催会にも参加している。時折様子が変わることもあり、色々と複雑なものが垣間見える人物。Cクラス。


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白鴎はくおう 詩月しづき……月編メインヒーローで花蓮の宿敵。最終的に花蓮と婚約破棄して一家路頭の末路を辿らせる。現状では婚約していない。花蓮の文通相手であるリーフ、過去三度ほど出会った黒装束の子と同一人物。毎回色々な事情があってお互い自己紹介ができていないので、お互いにそれぞれがどこの家の子か知らない。文通は数少ない楽しみで、ハロウィンパーティで出会った天使の仮装と認識している花蓮のことを気にしている。幼少の頃、何らかの悪夢を見ていたようだが……。


秋苑寺しゅうえんじ 晃星こうせい……月編の攻略対象者で詩月の従兄弟。軟派チャラ男属性で、本当は女の子が嫌い。ゲーム上では花蓮に執着を見せるが、現状は出会っていても執着の欠片もない。麗花によく絡んでいるが邪険にされている。現在では『友達(仮)』から『友達』に昇格しているのかはまだ不明。詩月から天使の子に関して色々と相談を受けていた。


緋凰ひおう 陽翔はると……太陽編メインヒーロー。強引俺様属性。麗花と家同士の関係で婚約を結ぶ予定だが、現状はしていない。自意識過剰の俺様野郎で態度も悪いしお口も悪く、極悪だった口が畜生な口へと進化を遂げた。本人曰く学院での口調はちゃんとしているらしい。親友の夕紀が大好き。色々あって花蓮の水泳の先生役だが、泳げるようにはなってもスピードに納得がいかず、五年生になっても花蓮を生徒に留めている最たる原因。花蓮を『亀子』と呼び、彼女が百合宮家の令嬢だとは知らない。麗花に対しては変な態度を見せている。


春日井かすがい 夕紀ゆうき……太陽編の攻略対象者。白馬の王子様属性。陽翔とは幼馴染で親友の関係。基本女子だけでなく男子に対してもフェミニストで、律義に対応する。麗花とは入学前のことが原因で、とても気まずい関係。五年間も花蓮と陽翔の諍いに振り回された結果、王子様の微笑みは失われ、細かいことはスルーするようになった。何やら母親の雅から画策されていることがあるようで……。


尼海堂にかいどう しのぶ……月編に登場する重要人物のようだが、ゲーム上での詳細は明かされていない。色々あって麗花と友達の関係。奏多にトラウマを抱いている。花蓮とは一度出会っているが、彼女は彼がゲームに登場する人物だとは気づかなかった。忍者に憧れ日々修行中。影が薄……気配を消すことに長け、色々な場面を見聞きしていることが多い。口数少なく脳内で喋り、よく顔に出る。嫌な予感を察知すると、帰りたいだとか逃走することをすぐ考えるが、逃げられないこと多々あり。


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下坂しもさかくん……花蓮の元クラスメート。現在Bクラス。


西川にしかわくん……花蓮の元クラスメート。現在Cクラス。


相田あいだ みどり……元クラスメート。面白いことがあれば素直に笑う、正義感の強い女の子。香織とは幼馴染の関係で、お互いピアノ教室に通っている。古代文字。現在Cクラス。


木下きのした 香織かおり……元クラスメート。緊張しいでピークに達すると泣くし、嬉しくても泣く。翠とは幼馴染の関係。大事な場面ではちゃんと発言する芯の強い女の子。現在Bクラス。


土門どもん 郁人いくと……花蓮の現クラスメート。女子限定で強引な優しさを発揮するナルシー。花蓮からはウザいと思われているが、多くの女子からは格好良いと思われており告白されているものの、自身の信条により断っている。体育では毎回花蓮のことを助けてくれている。


塩野狩しおのがりくん……郁人の元クラスメート。一年生の時に段ボールを運ぶのを花蓮と新に手伝ってもらったが、郁人が登場したことによって収拾がつかなくなり、彼の習性を利用して素早くクラスへと撤退した。一年生でも有名な二人にとんだ迷惑を掛けてしまったことを、彼はとても悔いている。


五十嵐いがらし わたる……花蓮たちのクラスの元担任。とだけ残しておく。


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新田にった もえ……学院入学前に麗花に物申したことがあるが、やり込められた。その時のことが原因で麗花に苦手意識を抱いていたがとある一件により、彼女のようになりたいと憧れの意識を持つように。四家の御曹司の中では夕紀のファン。美織・城山と友達関係。思考は結構マイナス寄り。ハッと気づきはするが、行動にも移せるが、それが実現できるのかはまた別問題。


城山じょうやま……赤いリボンのツインテールが白のツインテールに変わった。麗花に対して、彼女を陥れるような言動を密かにしている。花蓮とは一度出会っており、その時はやり込められた。萌と友達関係。詩月が好き?


中條なかじょう 結衣ゆい……麗花たちと同学年のファヴォリ。由緒正しき華道本家現宗主のご令嬢で、友好的な性格。麗花のことをとある一件以降気にしており、運動会で悔しげな呟きを口にしていたのを萌に聞かれている。


水島みずしま 美織みおり……聖天学院生。人見知りで恥ずかしがり屋。自身の家が主催のパーティで、花蓮をとんでもない目に遭わせてしまう。あのパーティ以降、祖父の指示により催会への参加を控えさせられている。萌と友達関係。詩月が好き?


*水島 じゅん……聖天学院生で花蓮の二歳上。サイコパス。コイツもう出てくんなと思われていると思うが、読者の皆さまには残念なお知らせ。誠に残念なお知らせ。


*白鴎 佳月かつき……詩月の兄で奏多の友人。ファヴォリ。健康面に不安があったがほぼ解消。花蓮は彼が詩月の兄であることを認識した。初等部に入学した時から奏多のことを気にしずっと見ていたが、とある一件により彼に対して執着心を抱き始める。母・静香から白鴎家の血を受け継ぐ者にまつわる秘密を教えられ、自身は奏多の周囲を取り巻く人間にどう立ち回るかを考えながらも、弟である詩月のことを懸念している。


遠山とおやま 金成かねなり……奏多の元クラスメート。ファヴォリである奏多にも物怖じしない、明るいお調子者。過去、運動会では奏多から頼まれて、花蓮を遠山家で預かっていたことも。勉強に付いていけず、度々奏多を頼るように。そのせいで佳月から消してやろうかと思考された、憐れな人物。現在は紅霧学院に進学している。


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*米河原 蒼佑そうすけ……瑠璃子の弟。歌鈴と同年。母の教えにより、自分よりもお客様第一の精神を受けて素直に実行している。実の姉である瑠璃子と、他二人の第二の姉が大好き。花蓮に妹がいることを知って少なからずショックを受けた。


坂巻さかまきさん……百合宮家の優秀な運転手さん。丁寧なハンドルさばきで、スクールバスからの家までの送迎を行う花蓮の専属運転手。


菅山すがやまさん……お父様の会社秘書。お父様のプライベートでのやらかしのせいで、仕事に関係のないビデオカメラを厳重に管理する業務を増やされた。


本田ほんださん……奏多の専属運転手。以前は淡々と職務を忠実にこなしていたが、ある時を境に送迎の間は奏多と軽く言葉を交わすようになった。


西松にしまつさん……薔之院家のおじいちゃん執事長さん。盆栽が趣味。海外を飛び回っている麗花の両親の代わりに、彼女の成長を愛情深く見守っている。麗花からは絵の練習で、ネズミカブトムシ二号の次のモデルに選ばれるくらい慕われている。縦ロールの作成者。


田所たどころさん……麗花の専属運転手さん。大体ラフな格好をしている。鉄道オタクで、カメラ撮影の腕はピカイチ。


*春日井 みやび……夕紀の母。咲子と仲良しで、学生の頃は水泳の選手だったこともある。花蓮のスイミングスクールでの先生だが、最近では予定の日に現れないことも。


越長こしながさん……春日井家のお手伝いさんで、雅がスイミングスクール不在時の見守り役。恰幅の良いおばちゃんで、作中ではまだ一言しか喋っていない。


*白鴎 静香しずか……佳月と詩月の母。咲子とは幼馴染の関係で、現在は疎遠となっている。佳月曰くあまり感情を表に出していない。白鴎の血筋で、特殊な事情を抱えている家系であることを佳月には明かした。詩月を彼の対である花蓮と会わせたがっているが、叶っていない。子どもを身ごもっていたが……?


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 今回はここまでです。

 パート②の時よりも人数が増えておりますが、大丈夫。何とかしていきます! それではまたパート④でお会いしましょう!

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