第19話 川越 新河岸川の桜

⑲ 新河岸川の桜


平成二十四年四月十五日


 川越のトリエンナーレに応募する為、新河岸川のスケッチに行く。


川越の氷川神社の裏に新河岸川が流れている。


最近は観光用の和船を川に浮かべて川を走らせているという。


その様子をスケッチ出来たらと思い立ったのだが


今日はやっていないようだ。


四季折々の風景の特徴や印象を・・・が絵のテーマなので


好きな桜の絵のしようと考えた。


私のイメージするものは桜並木の脇を流れる川を下る和船


その川には桜の花びらが漂っている。


その景色を上から眺めるのか横から見るのか。


イメージは出来ているのに実際の和船とそれを漕ぐ人の様子を


スケッチしたかったのである。


それを確定したかったのだ。


やっていないのでは仕方ない。


土手の桜とそこから眺める川をスケッチする。


イメージと実際の景色が違いすぎる。


ちょっと残念。


桜霞の中を走る・・・和船。


布絵にするとその霞の表現方法が見つからない。


どうしたらいいものか、悩みの種である。




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