第4話 - 1
祭り
無人駅は凍えるほど寒かった。雪の東京を出て、雪深い山の中へ。
幸い、雪降り続く東京と違い、この時季では珍しい、澄んだ冬晴れだった。正午近く、太陽があらん限りのパワーを尽くして地表を暖めている。
そのパワーは、そう長くは続かない。
今朝、駅のホームからマツケンに電話した。
「は? なに言ってんの? ていうか、今どこにいるの?」
「駅」
「ちょっと待ってよ、ハルちゃんまで」
流石のマツケンが泣きそうな声だった。
「ごめん。必ず帰ってくるから」
はっきりと断言する以外に、電話の声に応えることはできないけど。
「……。いいんだね。今日の仕事は他の若手に差し替えるけど」
「うん。頼む」
「もしかしたら、仕事なくなっちゃうかもしれないんだよ?」
「うん」
「……。本当にいくの?」
「うん。いく」
「……」
「ごめん、迷惑ばっかり……」
「ほんとだよ」
「じゃあ、もう電車くるから」
「うん。じゃあ……、ハルちゃん、ゼッタイ、帰ってきてよ」
「ゼッタイ帰ってくる」
親指を立てて返事をした。マツケン、最後は落ち着いた声だった。電話の向こうでも、きっと親指を立てていたに違いない。
「帰ってくる」と言い切ったが、しかし、いつ帰るかは考えていなかった。
一時しのぎで逃げてきたわけじゃない。つかむまでは、帰れない。
いなくなって初めてわかった。
コンビというのは〈1+1=2〉じゃない。〈1+1=1〉だ。片っぽが欠けるということは〈0.5〉になってしまうということだ。
二分の一じゃ、とてもやっていけない。自分は弱い。強くならなくちゃ。
夏の日のことをとても遠くに感じた。
あのときは蝉が鳴いていた。今日は真っ白だ。太陽に輝き、まさしく銀世界。夏は緑が輝いていた。
今は雪が輝いている。自分は、きっと運がいい。
あの夏から半年近く。いろいろなことがあった。いろいろなことが、あっという間に過ぎていった。
少しは成長しただろう。あのときは自分を大きく見せようとした、ミジンコのように小さい男だった。
今は、等身大だ。小さい自分が、少しでも大きく、強くなるように。
芸人「ハル」の原点がここにある。十八のときに、それまでを切り捨てて東京に逃げ出た(あるいは切り捨てられて)。過去に切り離した「自分」を取り戻しに。
――あの瞬間、俺はまさしく「神」と一体だった。
切り離された「こっち」は、さながら悪の大魔王だった。今こそ一つに!
スーパーハルになって帰ってやる。ドラゴンボールはないけど、自分の腕で、夢をつかむために!
「さてと」
こないだのような迎えは期待できない。迎えを呼ぶつもりもない。
バスがあればそれでも、とは思っていた。次のバスまで、約一時間。わかっていたことだ。
「さって、いくかな。やっぱりさびぃな。そのうち温かくなるんべ」
道路脇の雪壁に沿って、歩き出した。
背中にカバン一つ。中には電車の中で読む用に小説が二冊、駅で買った週刊誌が一冊。
あとは筆記用具とメモ帳と、折り畳み傘。以上。
そんなに重たくはない。ちゃんと長靴をはいてきた。その長靴に、カーゴパンツの裾をしっかりしまっている。
先輩芸人にもらった革のスタジアムジャンパーは、先輩曰くなかなかいいもので、その通り、中は汗だくだった。たまらず脱いで手に持った。
フリースの前を全開開いて調度いい体感。かっこいい決意も自然の前では無力に等しい。早漏の三こすり半、大して動いてないのに汁まみれ。
「こんなとこ、ゲコにでも見られたら」
「そんなカッコでほっつき歩いて、こっちの寒さもう忘れたか。おめぇもすっかり東京の人間だべ」
「なんてな。ん?」
足を膝まで雪に埋めた状態で、ゆっくり顔だけ振り向いた。
「あ!」
「おめ、なにやってんだ、こんなとこで」
そこには、茶色い頭にサングラス、長靴に分厚いコートを羽織った、どっか見たことのある人間が、人を珍しいものでも見るような目でじっと見ていた。
「ハルの幽霊じゃねぇべな。膝から下、雪に埋めたくれいにしてよ」
このタイミングのよさが憎らしい。本当に幽霊でも見ているかのようなその顔。白々しい。
許し難し!
本来ここにいるべき存在ではないという意味では、幽霊のようなものかもしれんけど。
どうでもいいが、ぼっけら見てねぇで、とっとと助けにきやがれ。
祭りは自体はもう始まっていて、出店も並び始めている。
メインイベントの「御雪舞」は夜七時過ぎから。今は公民館で最後の練習をしているところだという。
音頭をとっているのはあっちゃんだ。当日の直前でも練習を重ねる。苦労のほどが知れた。
「実家じゃなくていいのか」
「ああ、直接公民館にいこう」
実家にいくつもりだったが、もうどうでもいい。タイヤチェーンをシャリシャリいわせて、公民館へ同伴した。
ゲコに案内されて公民館の中を会議室に向かう。懐かしいと言えば懐かしい。
十八年前、あの夜おじさんに捕まったときはこの廊下を囚人のような気持ちで歩いた。
徐々に大きくなるお囃子の音。会議室のドアの前に立ったとき、体がブルッと震えた。
武者震いか。芸人として、これほど緊張したことはない。心臓が破裂しそう。
口から胃が飛び出しそうだ。初めて相方と舞台に立つときだって、これほどではなかった。
先をいくゲコが部屋の入り口をそっと開ける。薄暗い廊下から明るい室内へ。めいっぱいに光が溢れた。
「おーい。集中しよう、集中! みんな、あとちょっとで本番だから、もう一頑張り! よっしゃ、もう一回いこう!」
「だーれだ」
「おい、ゲコ、ふざけてる場合じゃね、グフッ!」
「俺はこっちだよん」
「バカッ! いってぇ! 放せ! いっ、マジ玉がつぶれる!」
シーンと静まり返った中にあっちゃんの大きな声が響いた。
「いてぇ! いい加減にしろ! たま、たまが……」
立っていられなくなって、遂にはあっちゃんが床の上に転がってのた打ち回る。それでも二人とも手を放さず。
「いててて、ごめん、お願いです、許して、放してください……」
そこで解放してやった。
会議室の床に転がる、さっきまでの勢いのかけらもない、弱りに弱ったあっちゃんの泣き顔を見て、ゲコと二人で大笑い。
釣られるように、そこにいる全員が手を叩いて笑い声を上げた。
「いってぇ……」
力なく見上げたあっちゃんと目が合った。真っ赤な目に涙をいっぱいに溜めて。
「ただいま」
「おまぇ、この野郎ぅ」
手を差し伸ばしてあっちゃんを引き起こした。
「バカ野郎! おせぇんだよ!」
殴りかかるように、抱きついてきた。背中に手を回し、背中を叩き、力いっぱい抱きしめて……。
密着したあっちゃんの体が小さく震えた。声を殺して、泣いている。
「大袈裟だな」
「うるせぇよ」
よっぽど辛かったんだろう。なにもかも全部一人で背負い込んで。
「主役は遅れて現れる。大体、仲間が処刑される直前とかにさ」
「はん。おめぇに助けなんか、求めちゃいなかったぜ、クソ芸人」
室内には二十人ほどの人間がいた。
御雪舞の演者、奏者、他に獅子舞や三人舞を踊る人、それぞれ舞の指導者たち、運営スタッフがあっちゃんの他に三名ほど、それとゲコ。
彼らは、自分の場所からほとんど動かずに、二人のやりとりをじっと注視している。
「ハル、おめぇ、なにしにきたんだ」
あっちゃんは真剣な顔でじっと見つめる。睨みつけるといってもいいほどの表情だ。
当然だ。本番の数時間前に突然出てきて、なにができるというのか。
――できるか? 本当に? やれるのか? 俺でいいのか?
みんなの思いはどうだ?
舞を踊るつもりでここまで必死で練習してきた彼は?
この緊張感と一体感、いきなり飛び込む「この男」を、受け入れてくれるのか?
あっちゃんの、その真剣な表情はあっちゃん自身にも向けられている。最後の一言を、堪えている。
どんなにか言いたい、言いたかった一言を、敢えて自分の内に留めている、祭りの統括者としてのその責任感に、応える覚悟が、あるのか!
――わからん。でも、俺は、飛ぶ! 飛ばなきゃならん!
「俺に、俺にやらしてくれ、お願いします!」
どっと体が熱くなる。目が眩みそうだ。ヒントや啓示をもとに宝物を探しにきたんじゃない。奪いにきたんだろうが! 「そこ」にあるものを、奪い取れ!
あっちゃんがぷいと横を向いて歩き出してしまった。釣られて動き出しそうになる。そこで気がついた。自分でも思っていたのに。こっちを注視しているみんなに向き直って。
「みんな、俺に、舞をやらせてください! お願いします!」
誰もが動けずにいた。それは、はっきりした拒否ではないが、消極的な同意とも受け取れる。
「よし、みんな、一回やってみよう。ハル、いきなりでも踊れねぇようなら、おめぇの出番はねぇぜ」
望むところだ。できるかできないかじゃない、やるかやらないか。
本当に自分がここにいていいのか、いるべき人間かどうか、証明しなければならない。
会議室の真ん中。ゆっくり大きく、深呼吸を繰り返す。
右手に剣、左手に縄を握り、八人の奏者を従えて、さらに十人ほどのギャラリーの視線を集めて。
「よし、いこうか」
あっちゃんの声で室内の空気が俄かに張り詰める。一番端の太鼓が「よっ」と小さく声を出す。それが合図。呼吸を合わせ、ふっと吸い込み息を止めた。
神代の時間を刻み始めた太鼓と横笛、鉦の音が、すぐにばらばらと鳴り止んだ。沈黙と言うよりは混沌。中心から、「ふー」と大きく声が漏れた。
指一本、動かなかった。息を吐くことができなかった。心臓が止まるかと思った。もう一度息を吐き出して、ぐるっと周りを見回した。
「ごめんなさい」
中心から外れて、室の端にはける。と、服を脱ぎ始めた。
会議室がざわめく、構わずシャツもズボンも脱いで、紺色のボクサーパンツいっちょになった。
あっちゃんは初めに声をかけただけで黙って見守っていた。寒かったが、一息吸い込むと背筋が伸びた。
レプリカの面を被り直す。六つに割れた腹筋を見せびらかすように、再び部屋の中央に立った。
服が邪魔だと思った。だから脱いだ。神の依代となるには、なるべく自然な生まれたままの姿に近いほうがいい。
「いいのか?」
中央にスッと落ち着いたのを見て、あっちゃんが声をかけた。返事はない。
中央の男に代わって、あっちゃんが引き締まった顔でぐるりと八人の奏者を見回す、大太鼓一人、締太鼓一人、横笛三人、鉦三人。彼らの表情を一人一人確認し、一番端の大太鼓に小さく頷いて見せた。
呼吸。呼吸だ。太鼓の「よっ」という声が、舞男の小さい一歩に合わせたかのようだった。
呼吸が一つになった。呼吸が意識を支配する。この場にいる全員の呼吸が一つになり、意識が溶け合った。
横笛が天空、太鼓が大地の息吹、鉦が生命の営み。室内に自然が現出する。閉ざされた空間に、神が降りた。抗えるものはいない。舞を舞う本人でさえも。
彼を取り巻く人々の意識、欲望が「神」を呼び(作り)、一人の男を躍らせる。
男は踊らされている。間違うことなど許されない。
というより、間違いなどない。それがここにいる全員の意識を全く代表しているのだから。それは奏者も同様だ。「神」はこのとき、まさしく彼らの頭の上にいた。
終わった瞬間、全員の口から溜息が漏れた。その直前に、終わりを意識したものはいなかったであろう。
神が、その場を去るまでの沈黙。そして、解放された感情、意識が破裂する。拍手と歓声、歓喜が部屋の温度を高くした。
止まった途端、全身から汗が噴出した。立ったまま、じっと足元を見つめている。そこはまさに「原点」だ。原点に、立ち尽くしていた。
面を外す。天井を仰いで大きく深呼吸を二度三度繰り返した。
なによりも強い力に引き寄せられて、顔を左に向けた。あっちゃんと、ゲコがそこにいた。
ゲコ、白い歯を見せて、満面の笑みだ。あっちゃんは、また泣いているようだ。
――相変わらず、いつまで経っても、変わらねぇな。
それは、奇跡であり、唯一無二であろう。
この場にいた誰もがそう感じていたに違いない。再現などできないし、しようとしても無駄である。
その「時間」を言葉にすることなど、どんな詩人にだってできはしない。
その後、舞の形を改めて指導してもらい、二回ほど通した。そこで時間になった。
「よっし! みんな準備にいくべ! あとよ、ハルが帰ってきたってことは誰にも言っちゃダメだぞ!」
そこでも十八年前を思い出して苦笑した。
――俺が舞をやるときは、なぜか内緒にされる。
あの時は自分で内緒にしてくれと言ったのだが。
みんなが荷物を持って会議室の出口に流れた。「ハル、がんばれよ」、「ハル、ありがとう」、ハル、ハルさん、ハル。誰もが名前を呼び、肩を叩き、ハイタッチを求めた。
全てに笑顔で答えた。とても懐かしい感じがした。
仲間の顔が「懐かしい」のではない。この雰囲気、一体感、高揚感。誰も彼も満足して帰っていく。
勿論、自分も。
そうか、これが芸人の「原点」だ。少し上気して火照った顔を、つつっと汗が流れた。
静まりかえった会議室。三人が、久しぶりに膝をつき合せた。
「わりぃな、突然」
あまりに突然過ぎる訪問を謝った。実際、「わりぃ」など微塵も心にない。
「おまえはいつもよ。前もって連絡くれりゃ迎えいくんに」
「手紙は出した」
「いつ?」
「今朝」
「おめぇ、バカじゃねんか」
「バカだべ、バカ」
駅にくる途中、ローソンで出してきた。こんなやりとりを期待してもいた。
「よくここまでこれたな」
朝何時の電車に乗って、何時にこっちの駅に着いた。バスも一時間なかったんで、歩いて実家に向かった。
「半分くらい歩いたときに、ゲコに見つかったんさ」
「おめぁ、バカだなやっぱり」
「バカです」
「バカだべ」
「バカ」
「バカ」
「バカ」
「バカ」
「バカ」
「バカ」
ククっと笑い声が混じって。
「バーカ」「バーカ」「バーカ」
三つの「バーカ」がガッツリ一つになった。
気色わる!
三人の笑い声が、会議室にこだました。
「よし、俺たちもそろそろいくか」
気が付けば四時を回っていた。外は早くも夕暮れに染まりかけている。黄色い光を、じっと眺めた。光の中に、なぜかマツケンとあるさんがいた。
「ハル、憶えてるか? この後どうするか」
「いいや」
舞はなんとか踊れたようだが、他のことはまるで記憶にない。
「じゃあ、ゲコと一緒に神社にきてくれよ。頼むぜ、ゲコ」
「ん」
「大事な主役なんだから、大事に頼むぜ」
「ん」
「じゃあ、向こうで」
「おう、あっちゃんも気つけてな」
戸締りをあっちゃんに任せて、ゲコと公民館を後にした。
舞以外のこと、段取りとか流れは一切合切思い出の渚に放り出してしまったようだ。小五のときの祭りの記憶は、舞台袖の緊張感と「闇」の記憶しかない。
ゲコの車に乗って、一度実家へ戻る。
「ハル、忘れてねだんべな?」
「大丈夫、そのときになれば思い出すから」
「そうじゃねぇって。夏に約束したんべ。女優の連絡先さ。仕入れてきたんだべな?」
憶えているはずがない。ていうか、今言うことか!
「おめぇ、それ」
「心配なんかしねぇぞ。大丈夫か、なんて聞かねぇし、頑張れなんて、言わねぇからな」
ったく、素直じゃない。面倒くせぇやつだ。
「刮目しろ」
気合が加速する。昂ぶる心を抑えて身体が今にも震えだす。
二分の一の「ハル」はもういない。己の舞台に思いを馳せる、完全に一人前の男が、そこにいるだけだ。
祭り自体は昼から始まっていた。
舞台となる羽地田神社の近くにある観音堂では、お昼の開始からまず祭典が行われ、禰宜さんが大祓詞を奏してお神酒を献じ、そのあと稚児舞が舞われる。
それが終わると本尊の観音様を神輿に移して、観音堂から神社までのお練り。
そして神社の境内に神輿の列を迎え入れ、本殿に観音様を奉納する。ちなみに、この観音様は翌日、また神輿に乗って今度は神社から観音堂へ還幸される。
観音様のお練が終わると、今度は子どもたちが子ども神輿を担いで町中を回る。
町を回り終えた子どもたちの声で境内が騒がしくなると、あとはいよいよ夜の「舞」を待つだけとなる……。
「御雪舞を舞うものは、舞の前に裏の沢にいって水垢離をとる」
舞を行うに当たっては神社の拝殿が楽屋兼控え室になる。
「え! そんなことすんのか!」
そんなことしたっけ?
「水垢離って、なんだ?」
「裏の沢の水をかぶって穢れを落とすんだ」
「なんだ、ハルがよくやってることだべ」
「まぁ、似たようなもんだな」
あっちゃんとゲコが笑い。いやいや!
「バカ、罰ゲームと水垢離を一緒にすんじゃねぇよ!」
「わかってんならいってこいよ」
「わかってるよ、もうちょっとしたらいくっつうの」
というわけで、白衣一枚で降りてきた。
確かに、その意味するところは裸で冷水をかぶる罰ゲームとはまるで違うが、冷たいものはやはり冷たい。
「オゥ! つめて!」
奇声を発し、水をかぶるというよりは水滴を体にふりかけるといった感じで、恐る恐る水を浴びた。
「ふー、よしっ」
意を決し、桶の水を頭から二度三度とかぶっていくうち、逆に体が暖かくなり、全身から湯気が立ち昇った。
穢れを祓い、煩悩を祓う。祓ったあとから熱いものが湧きあがり、すぐに全身を覆い尽くした。
「ッシャア!」
いくぞ!
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