《第一回怪獣小説大賞》
『僕の見た霧の中には夢の跡』
兄妹が主役の怪獣小説です。
"おくとりょう"って感じのお話を目指しました。開幕ポエムもかましています。
作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816927859079209850
企画URL:https://kakuyomu.jp/user_events/16816700429633993474
まず、この怪獣小説を書くにあたり、どういう怪獣にしようか、二つの案を考えました。
ひとつは、無機的な生物と言い難い怪獣。具体的には星。地球を怪獣として描く案。
私は惑星も生き物だと考えているので、これは以前から書きたいと考えていたテーマのひとつでした。
もうひとつは、Twitterのアイコンにも使っているタコ。アイコンをタコにしてるのに、タコっぽいことを何もしていないなぁと思って…。
また、タコやイカは脊椎動物ではありませんがとても賢く、人類の滅んだあとの地球を支配する可能性も示唆されていたりします。
今回、せっかくなので、この二つを混ぜちゃいました。
舞台は文明が一度壊滅状態に陥り、科学技術が衰退した未来の日本。人類の衰退と同時に、タコたちが進化を遂げ、海底に超文明を築いているという裏設定があります。
彼らの技術により、作中では災害大国たる日本でも台風と地震、火山噴火が数百年起きていません。
そこで、タコの存在と災害が入り交じることで、ミスリードが起こるという怪獣話を目指しました。
カイジュー伝説の件は、人類の進化の過程でも語られる"近い知能を持つ知的生命体同士で起きる争い"というつもりで書きました。こういう未来ならば、人類と未来タコたちとの間で争った時代もあるのだろうな…という想像です。
また、関西弁にしているのは西日本を舞台として想定しているからです。東日本ならば、富士山があるので、地震や火山活動が活発化した際、火山噴火の描写も必要になり、怪獣の仕業ではないことがより分かりやすくなってしまうので……。
ただ、今回は自分の言いたいことをちゃんと書けたのか、自信がないです。いつも以上に……。せっかく企画に参加させてもらったのに、本当に申し訳ない……。
ギリギリまで粘ったものの、完結させるので、精一杯だったところもあるので、もっと精進していかなくてはいけないなぁと反省しています。
まだまだ拙い文章ばかりなのに、お読みいただいて、本当にありがとうございます。今後ともお付き合いいただけますと幸いです。
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