《殺戮オランウータン大賞》

『オランウータンはどんな手?』

 自主企画URL:https://kakuyomu.jp/user_events/16816700427409384835

 結果発表URL:https://omamesensei2.hatenadiary.jp/entry/2021/09/20/072350

 作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816700427436259730


 しがない探偵が迷子のオランウータン探しの依頼を受けるお話。…からの襲いかかる老婆、おかしな喋るオランウータン…!という変なミステリです。


「猿の手」を混ぜることで、探偵にオランウータンをとり憑かせようと思い、あの冒頭にしたんですが、山での場面をどう進めるか凄く悩みました。オランウータンも本来は飼育出来ない動物なので、扱いづらくて…。

 でも、あの独特のキャラクターをした猩々さんを登場させたら、スルスルっと話が浮かんで、結果、楽しく書けた作品でした。

 あの妙なしゃべり方は、元ネタであるエドガー・アラン・ポー氏の某有名作品※ネタバレ回避のため題名は伏せますのネタをオマージュ&カスタマイズしました。また、タイトルの「M」も同じく、オマージュです。


 また、他の作品でもよくするのですが、作中で扱う色、「青」は「若さ」や「青春」、「赤」は「朱夏」青春に対して、壮年期を表しています。忍者のネタなどでもよく使われる陰陽五行説の考え方の中で、「春夏秋冬」と色を対応させる言い方があり、それが「青春」や「朱夏」の由来なんです。他に「白秋」、「玄冬」というのもあるそうです。

 まだ若い(はず)だけれど、「青春」というには年を重ねてしまった皆さまへ尚、私も含む、「いろいろ哀しさや辛さもあるけれど、頑張りましょう!」という応援エールを込めた作品でもあります。

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