ぽてち、かう
少し寒い外で
ポテチを買いに行く
五袋ほしい
そのぐらいあると
「食べたい」自制心が緩和されて
二週間ほど生きていける
やはり一人だといい
恋とか愛とかは外から見たい
なんならドラマだけでもいい
歩く夫婦も、子どもも
他人でいい
その存在には、確かに愛がある
確認ができると嫉妬よりも安心する
自分がいなくても世界は機能して
なんとなく上手くいっている
そう思えるから
目の前はドラマでいい
自分は外野でいい
飛んでくるボールにグローブをかざさない
受け止めるほどの愛はなく
受け取った瞬間の恋はない
寂しくない、とても寂しくない
こんな寒い日でも
ポテチが買えるなら
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます