~ 第8話 謝罪 ① ~
「あのとは言ったいどういう事ですか?」
「あら、知らないの?2年生の中では割と有名よあなた。雫に向かって、糞ビッチ呼ばわりしたことで」
口元を隠しクスクス笑う先輩
「・・・・・あれ、自分悪くないもん。」
「その言葉ちゃんと私の目を見て言ってくれる?」
頑なに目を会わせようとしない武流君と目を会わせようとする西園寺先輩の謎の攻防が始まる。
先輩とジャレアッテいるとだんだん面倒くさくなり口を尖らせながら言い訳をする。
「あれは、如月先輩が悪いんですよ?自分のことを駆と勘違いして告白する方が悪いじゃないですか、自分モテ期が来たと思って舞い上がったんですよ。」
「まぁ、確かに似てるわね双子?」
「はい、一卵性双生児の双子です」
「それの割には、結構見分けがつくわね」
「そうなんですよね。だから、間違えられことに驚いて」
「ふふっ、ああ見えて結構抜けてるところがあるのよ?雫は」
西園寺先輩言葉に少し驚いた。
「意外ですね。料理意外は、何でもできる完璧な美少女と思ってたんですけど」
「その、完璧な美少女に向かって糞ビッチ呼びしたの?」
クスクス笑う西園寺先輩。俺は、慌てて弁明した。
「いや、あれはなんと言うか言葉の綾でして、、、ムシャクシャして言いました。反省しています。」
「ふふ、どこの犯罪者よそれ」
あまりにも面白かったのか、目に涙を浮かべながら笑う西園寺先輩。
「でも、雫結構気にしてたみたいだからちゃんと謝りなさいよ?」
そう言って、それじゃ私家こっちだからと言って去る西園寺先輩。
先輩に手を振りながら先輩の言われた言葉を考える。
「やっぱり、謝らないと駄目か。いくら腹が立ったからといって糞ビッチ呼ばわりは、あんまりだからな」
コクられたのOKしたらフラれました 最弱帝王 @454519190721
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