番外編 この世界の事 スルー可能
この世界についてよく分からない人の為に説明をするわね。
その前に自己紹介よね。私はメインヒロイン(自称)のメアリーよ。
この世界には魔法があるの。大きく分けて説明すると、体内にある魔力を消費して魔法を放つ自己魔法と、予め魔力と魔法を封じたスクロール等を使うスクロール魔法。それと杖等に魔力を籠めるとその魔力に応じて魔法を使うアイテム魔法。自己魔法以外は属性に適正がなくても行けるのよ。
それと魔力が凝縮された石、通称魔石を使い、杖等から放つ魔石魔法が一般的かな。
魔力が凝縮された魔石を核にして、魔力で体を作られた魔物が蔓延っていて、人の多く住まう町等に擁壁に囲まれていて、魔物の侵入を防いでいるの。
外は危険だから、冒険者や傭兵を護衛として伴わないと普通の人は町の外に行けないの。
魔物避けもあるのだけれども、近寄ってこないだけで、進んでいる方向にたまたまいれば遭遇してしまうのよね。
魔物を倒すのは魔法を使える者が好ましく、冒険者の仕事なの。魔法適正がある人は一定期間冒険者をする決まりがあり、私も魔法適正が有るから、幼馴染のライ君と一緒に勇者学園に通っているの。
困った事に年々魔法適性がある者が生まれる率が下がっているそうなの。
魔力適正は、極稀に例外があるのだけれども、基本的に魔力適性がある者からしか生まれないの。
両親が共に適性が有ればその子に魔法適正が有るのが50%。片親だと25%、両親共適性がない場合、0.00001
パーセントと言われているの。20年〜100年に一人らしいわ。
私はお父様が適正が有ったけど、ライ君の場合はご両親共に無かったのだけど、何故か適正者だったの。
古来からそう言った者は国を滅ぼす愚者か英雄になる事が多く、総称して稀人と言われるの。
ただ、稀人が英雄として現れる時というのは、強力な魔物や異世界からの闖入者が現れたり、大国同士の血で血を洗うような大きな戦等世のの中が大きく乱れる所謂戦乱の時に現れる事が多いから、そうならない事を祈っているの。
ライは誰にでも優しいし、温厚な性格なので間違っても、愚者にはならないと思うわ。
また、それらの稀人が、得意稀な能力を駆使し非道の限りを尽くし、魔王と言われる存在になったという伝記もあるの。ライが生まれた時は不吉だとも、備えねばとも色々言われていたそうよ。
それとね魔物を駆逐し過ぎるのもいけないと聞いているの。駆逐し過ぎるとどこかで反動で大量発生するらしいという記述が過去の文献にあったの。所謂スタンピードと言うのが過去に度々発生しているの。
魔物は手のひらサイズのものから、ドラゴンと言われる10mを超えるのがいるの。中心は人の大きさから3mくらいの二足歩行の魔物や馬位の大きさの獣型かな。また魔物を倒すと魔石を残し霧散して行くわ。
また稀に何かしらのアイテムを落としていってくれるの。くだらないものもあるけども、有益なものもあったりするの。冒険者はこの魔石やアイテムを売ってお金を得て生活しているわ。
それとこの世界では一部の者に一夫多妻又は多夫一妻制を認めているの。
もちろん貴族の場合一夫多妻が認められているけれども、貴族には多夫一妻制は認められていないの。基本的にこの世界の文明レベルは中世並で、男尊女卑。一般人では魔法適性がある者、その中でも実力の高い者が認められているの。ただし多夫多妻制だけは認められていないのね。誰の子か分からなくなるかららしいわ。一夫多妻か多夫一妻これしか認められていないの。
魔法適性のある者が多く生まれるようにする為の制度なの。ただし例外がひとつあって、それは3等親以内の近親者との近親交配を避ける措置。血が濃過ぎると魔法適性者が生まれなくなるの。
いるのよね。妹を溺愛する兄だとか、兄に恋する妹だとか。禁止されているから駆け落ちする子達もいたのよね。そんな物語もよく売れているわ。みんなこの手の話は好きなようにね。因みに兄妹共に適正が有ってもそこから適正者が生まれる確率は0.01%とも言われていて、奇形児の生まれる確率も高く、忌避される行為なの。
もちろん私はライ君一筋よ。最近は私よりも大きくなってきたのと、男の子なんだなと、強く感じていて、喧嘩をする事をも多くなったわ。
この国の爵位を上から伝えるわよ。国によって順番が入れ替わっているからややこしいのよね。
大公 国王の成人した息子及び国王の成人の兄弟
公爵 国王の娘が成人した時に授かる
准公 大公及び公爵が他国に嫁いだり婿に行く時に大公と公爵から外れるので、代わりの領地を持たぬ爵位。又、王位継承権を放棄した者が代わりに得る爵位。又、国王が代わり、前国王の兄弟等で、大公、公爵で無くなった者、国王の姉及び妹
侯爵 王族以外の最高爵位
伯爵 領主は伯爵以上
男爵 中級貴族
子爵 下級貴族
騎士 下級貴族(騎士団の中隊長以上)
準爵 一般人が功績により授かる爵位。1代限りで相続はされない
隣の国ではね、男爵と子爵の順番が逆なの。不思議よね。あくまで基本なので、例外もあるのよ。
くれぐれも、メインヒロインが誰か忘れないでね!
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