二学期 少しの進歩

淡々と日々を過ごしていくうちに、テスト期間となってしまった。

<あかん、流石に憂鬱すぎる。誰か誘おうかな?速水たちを誘おう!>


すぐにメールを開いた。


俺《テスト期間さ、もし空いてるなら一緒に勉     強しやへん?平野も一緒で良いからさ。


速《いいかも。平野ちゃんにも聞いてみる~。


俺《男子俺一人ってのも嫌やからさ、高橋君読んでもいいかな?


速《いいよ~。


俺《土曜日の10時から18時まででもいい?


速《私電車やからいけるとこまで居るわ~。


俺《了解!


<俺にしてはパーフェクトアイディアだな>


俺はテンションが少し高くなっていた。


ただ、この頃の本当のことを言うと速水よりも平野が気になっていた。


<絶対テスト良い点とれるわ~。>


ただ、幸福というものは長くは続かないみたいだ…。


                  続く


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る