143 〈呪霊灰山 4合目〉霊木跡地
それじゃあ、鬼熊達の討伐報酬の確認だ。
では、ドン!
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クマさんぬいぐるみブーツ〈銀刃剣山〉
道塞鬼熊 銀刃剣山の顔のデフォルメぬいぐるみが、足の甲の部分に付いた可愛いクマさんぬいぐるみブーツ。
パッシブ 剣角 野生の武
専用アーツ 起立剣斬 剣角獣突〈銀刃剣山〉
STR+3800,DEX+2200,AGI+3300
クマさんぬいぐるみテール〈
道塞鬼熊 翠玉叢林をイメージした可愛いクマさんぬぐるみ付け尻尾。
尻尾には、デフォルメされた翠玉叢林の可愛い小さなぬいぐるみが付いてるよ!
※このぬいぐるみは、移動したりポーズが変わったりしますが害は有りません。
パッシブ 翠玉の種 野生の罠
専用アーツ エメラルドフォレスト エメラルドツリーエクスプロージョン
エメラルドオーガベア〈翠玉叢林〉
STR+4400,DEX+3800,LUK+3900
クマさんぬいぐるみマント〈
道塞鬼熊 蒼玉滄溟をイメージした短めのもふもふクマさんぬいぐるみマント。
マントには、ディフォルメされた蒼玉滄溟の可愛いぬいぐるみが付いてるよ!
※このぬいぐるみは、移動したりポーズが変わったりしますが害は有りません。
パッシブ 水繰の蒼玉 野生の罠
専用アーツ サファイアアクアトルネード サファイアアクアフラッド
アクアランブルラッシュ〈蒼玉滄溟〉
STR+4200,DEX+4300,LUK+4600
クマさんぬいぐるみベルト〈
道塞鬼熊 紅玉火道の可愛くディフォルメされた顔付きクマさんぬいぐるみベルト。
※ベルトに付いたクマさんは、時々鳴いたりしますが害は有りません。
パッシブ 爆炎紅玉 野生の武
専用アーツ ルビーヒートブレイズ ルビーフレイムバースト
ルビーフレイムロード〈紅玉火道〉
STR+5600,VIT+4700,AGI+4300
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とこんな感じだ。ぬいぐるみ動いたり鳴いたりするらしいが害は無いらしい。
って言うか何だその説明! ホラー装備かっ!
ふぅ~。まあ、見た目は可愛いんだけどな。
ん? そう言えば、ドロップ化しなかった鬼熊の装備は、どちらもパッシブに野生の武と言う効果が有るな。やっぱりクマで武だから、ヴァルスカザリスの影響が出てそうだよな。
ちなみに、このクマさんぬいぐるみシリーズ。装備数に応じてセット効果が働く。
二つ装備は色を変えられるだけだったが、三つ装備でSTR+10%UP、四つ装備で更にSTR+5%UPにAGI+5%UP、五つ装備で更にSTR+5%UP,DEX+5%UP,AGI+5%UP、六つ装備で更に追加でSTR+5%UP,DEX+5%UP,AGI+5%UPと為っている。
六つのセット装備の効果の合計は、STR+25%UP,DEX+10%UP,AGI+15%UPだ。
これらの装備は、エルナとチエ双方のギフトボックスに入っていた。
討伐報酬、固定でもされてるのかな?
チエは、クマさんぬいぐるみシリーズをフル装備。お陰で鬼熊ぬいぐるみ付もふもふ装備が、チエを見事にとっても可愛い和装シロクマ娘に仕立てている。
チナも、霧霞の衣アッセムミストと競合しなかったクマさんぬいぐるみマント〈
ちなみに、動くと書いて有った通り、マントや尻尾に付いているクマのぬいぐるみが移動してたり、ベルトのクマが「くま~」っと鳴いたりしたよ。
確認も終わったので、早速4合目の霊木跡地に向かう事にした。
4合目に入ったと言うアナウンスを聞きながら先に進み、簡単な地図とエベロイさん聞いた話から、登山道の途中からルートを外れて進む。
ルートを外れて進むと、灰が積もる森の様子が変わって来る。むやみやたらに幹に傷が付けられたリ、切りかけもしくは完全に切り倒されてしまった木々が、次第に目立つ様に為って来たのだ。
キ、キ、キヲ……キリ、キリ……キリタ……オセ……キ、キヲ……キ、キ、キリ……タオセ……
薄ら寒い気配を感じ耳を澄ますと、何か声の様な物が森の中から聞こえて来る。
キキ、キヲ……キリリ……タタ、タオセ……!
一際大きく声が聞こえた。ぬるっとした風が吹き、斧を持った人影の様な物が姿を現す。その見た目は左目眼帯に髭面マッチョの、上半身裸の身長2m超えのおっさんの姿だ。黒の濃淡のみの色彩で気持ちが悪い。
黒い煙の様なオーラを振り撒き、両手持ちの斧を構え木を切り倒せと呟きながら、虚ろな表情でスーッとエルナ達に近づいて来る。
¶徘徊BOSS 切り倒す者 デリューションランバージャックに遭遇しました。
徘徊BOSS!? こいつボスエネミーなのか!
ちょっと身構えたが、こいつは全然強くなかった。
サレスのタックルと金棒の一撃で、動きが止まった所を皆でタコ殴りにしたら、直ぐにアナウンスが流れたからだ。
¶徘徊BOSS 切り倒す者 デリューションランバージャックを討伐しました。
ん? 討伐報酬無いのか?
まあ、弱かったからしょうがないのか?
霊木跡地には、まだ到達して居ないので先に進む。
キキ、キヲ……キヲ……キ、キリタオセ……
んん? さっきも聞いた様な声がするぞ?
スーッと新たな禿げマッチョなおっさんが現れる。
¶徘徊BOSS 切り倒す者 デリューションランバージャックに遭遇しました。
はあっ!? こいつまた出て来たぞ!?
もしかして、リスポンしたのか?
そんな事を考えていると。更に追加で黒いおっさんが姿を見せ。
¶徘徊BOSS 切り倒す者 デリューションランバージャックに遭遇しました。
ええっ!? 二体目だと!? もしかして、まだこいつら増えるのか!?
この後、更に追加で三体の木こりが現れたが。ボスとは言え、こいつ等はあまり強くなかったから何とかなったな。
星覚の感知範囲を広げると、先に進めば進むほど木こり共の気配を感じる。
こいつ等無限湧きか!?
だとしたらこんなの一々相手にしてられない。スペルアーツ『カレイドファンタズム』を使って戦闘を回避させて貰う事にしよう。直ぐに『カレイドファンタズム』を発動させる。万華鏡を思わせる球体が現れエルナ達を覆い隠す。
あと、こいつ等霊体っぽいし、アビリティ『ステルス・パーセプルション』も使って二重隠形にして置くか。
『カレイドファンタズム』と『ステルス・パーセプルション』使ったお陰か、木こり共は全く此方に気付く事が無かった。なので、森を徘徊する大人数の木こり達の脇を擦り抜け、悠々と先に進んで行ける。
こいつ等、全部ボスエネミー何だぜ? ボスとは一体……そう思ってしまうよな。
視界がふっと開ける。開けた先には、大きな虚の有る非常に大きな木の切り株が有り、その切り株には禍々しいオーラを纏った斧が突き立てられていた。
斧はオーラだけでなく見た目も凶悪で禍々しく。刃から持ち手まで一体の作りで、持ち手の部分まで全てが刃と成っていた。
うん、まともに持つ事が出来そうに無い代物のだな。
まあ、恐らく。あの切り株が、グラディオリギュムの元と成った霊木で間違いないだろうな。そして、あの禍々しい斧が、俺達を先に進ませない様にしているギミックの一つなんだろう。
¶エリアBOSS 縛霊呪灰戦斧 ポリュクラッカBFに侵入しました。
んっ!? あの斧ボスのなのかよ!?
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