56 的が沢山いるのでもっとアーツを作ろう!
折角翼があるのだから、翼を使った新しい射撃攻撃アーツも欲しいよね。
と言う訳で、射撃の為発射する予定の羽に、『フェザーショット』,『星燐』,『スピリットレイ』のアーツを軸にして、知ってる生活魔法の属性魔法を込める。
『スピリットレイ』を媒介にすれば、属性の相性問題とかも霊的要素できっと何とかなる筈、願望だけどな。そして、ここに権能【星法】と【閃星】で纏め上げて、弾速と威力を強化してファイア!!
虹色の羽が虹の光の軌跡を残しながら、超高速で飛翔しモンスターに風穴を開ける。その羽は一体では満足しなかったのか、その後も何体か撃墜してから虹色の光を弾けさせて消えた。
何か思ってたの違うな? まあ良いか、『ドラグーン』の影響なのか、それとも『スピリットレイ』の影響なのか分からないが、何か強そうなので良し!
名前は『イリスフェザーレイ』とか良いんじゃないかな?
うん、ちゃんとオリジナルアーツに登録されてるな。
『イリスフェザーレイ』の組み合わせにも『星撃』を加えようと思うのだが大丈夫だろうか? ちょっと不安だが、まあやって見よう。
うん、ちゃんとアーツとして使えそうなので、ファイアッ!!
エルナの翼から放たれたのは、羽では無かった。如何見ても、虹色の光できたの龍にしか見えない物が、エルナの翼から飛び出して行き、モンスターを襲っている。
いや、なんじゃこりゃあ!?
『エルナは、翼に龍を飼っていたのじゃ!?』
「いや、飼って居ないからね……、でも何で龍なんだろ?」
そんな事を言っている内に、龍は綺麗な虹色の光をバァーン! と弾けさせ消えてしまった。
『消えてしまったのじゃ……』
「儚いねぇ……」
『イリスフェザーレイ』もそうだったが、花火見たいに消えて往くなぁ。
何かしんみりしてしまうじゃないか。取り合えず、名前は『星虹龍』で良いかな。
今度は『スピリットレイ』を『スピリットバースト』に換えて見るか。
『スピリットバースト』に換えると変化は顕著で、ホーミング貫通弾だった『イリスフェザーレイ』と違って、超高速で飛翔した虹色の羽は、モンスターに触れた瞬間虹色の光輪と成って爆発する。
爆発した後も、様々な色の光がピュンピュンと爆発の中から飛び出て来る。
しっかり殺傷能力を持たせた爆弾が花火だったら、こんな感じなんだろうなぁと思わせる光景で、遠目から見ればとても綺麗だった。
ちなみに、スピリット系アーツを外したら、制御がめちゃ難になった為、オリジナルアーツにするのは止めた。
『いつもより綺麗な爆発なのじゃ!』
「そんな、いつも爆発させてる見たいに……ってあれ? 私、結構爆発させてるかも……」
『その通りなのじゃ』
何かよく考えて見ると、結構な頻度で爆発してるなぁ~。
まあ、作ったオリジナルアーツが爆発するんだからしょうがないな! うん。
爆発の事は置いといて、今度は『フェザーショット』を『フェザーガトリング』に換えて『星燐』,『スピリットレイ』のアーツを軸にして、『イリスフェザーレイ』を作った時の要領で魔法を加える。
そうして、できた攻撃アーツはある意味予想通りだ。連射される虹の羽による無数の光の軌跡が、光線と為り超光速で動き回る生き物の様だった。羽はエネルギーが切れ弾けて消えるまで、モンスターを貫通撃墜続けるという、『イリスフェザーレイ』を群れにした凶悪極まりない物だった。
名前は虹色の羽が、ダンスを踊っている様に見えたので、『イリスフェザーダンス』にした。片翼でも十分な殲滅力だが、両翼から撃てる所為で、寄りえげつない殲滅力を持ったアーツだ。
当然、『スピリットレイ』を『スピリットバースト』に換えたアーツも作ったのだが、これは予想外の物になった。発射された羽が、飛翔中に華麗なる戦乙女の姿に変化しモンスター打ち倒したのだ。
『星虹龍』の時も思ったが、これはもう射撃じゃなくて召喚魔法だな。
そうだなぁ、名前は適当に『
魔法陣の数が減ってきている気がするなぁ。そろそろ、無限湧きが終わってしまうかも知れないな。でも、まだモンスターは湧き続けてるし、権能【閃星】のアビリティでも作ろうかな。
で、できたのが『メテオバレット』,『メテオコ-ル』,『コメットバレット』,『コメットコール』,『スノーボールプラネット』,『プラネットリング』,『スーパープルーム・ボルケーノ』,『スーパープルーム・シンクダウン』,『パルサーレイ』,『コロナプラズマ』,『スターフレア』,『スーパーノヴァ』の12個なのだが発動はしていない。何故なら、閃星の能力的に「こう云うの出来るよな」と考えただけで、勝手にアビリティに登録されたからね。
多分使うなって事だろうなぁ~。ダンジョンの中とは言え、どう考えても自分含め大惨事になるとしか思えないしな。
閃星で作れたアビリティは危険を考慮して使用しなかったので、それならと星法から魔法でも作ろうと思ったのだが、魔法陣が出現しなくなり無限湧きも終了の様子。
次のフェイズでは、流石に魔法を作ったりとか出来ないだろうし、何より星法から魔法を作ろうとすると、メチャクチャ沢山作れそうな気がする。
なので、星法による魔法の作成は、必要になったらその時々に作れば良いと結論付けた。別に面倒だからじゃないよ? うん。
という訳で、このフェイズを終わらせる為に、『星虹龍』,『
¶『ほう、我がモンスター達を退けるか。良かろう、我自らが相手をしてやろう』
警告:ネームドダンジョンコア〈見えざる浮遊山林・スペシネイト〉がダンジョン全域攻撃『バーンフォレストジャベリン』を発動しました。
アナウンスによるダンジョコアのメッセージが表示されると、島の木々が次々とエルナ達に向かってボボボッボシュゥー!! と煙を噴き上げながら発射される。
発射された木々は、まるでミサイルの如く飛翔し、こちらの動きに合わせて追尾して来る。ロックオン機能付きのホーミングミサイルかよ! もしかして、島の木々は全部破壊するのが正解だったのか!?
この木のミサイル、デカい癖にに早くてキビキビ動く。なので、早速さっき作ったアーツの出番である。
俺は『イリスフェザーダンス』を左右の虹翼で発動する。
チナも『竜撃砲・水刃閃波』,『竜撃砲・爆流氷河』のブレス攻撃や、先程自分で作りだしたスペルの『アクアレイ』に、さっきから練習していた『ライトニングスパーク』等を駆使して木のミサイルを迎撃する。
この木耐久力が結構ある様で、ある程度破壊しないと飛行能力を失わない様だ。先程も使用した『星虹龍』,『
暫くすると突然、木のミサイル共が一斉に俺達から距離を取る。
空いたスペースから見えたのは、浮遊島ダンジョンコアの首長竜が、こちらに口を開け顔を向けた姿だった。
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