第7話 「ご都合主義的」な人格神テンプレート


 「本好き」の作品世界に登場する神々には、「○神の子△神は、▲神から求婚され……」的なストーリーが付与されている。また、神々のうち何体かはローゼマインの前に顕現したり化体したりする。

 作品後半で明らかになることは、登場する神々は、基本ローゼマインのハッピーエンドを後押しする存在であること(ネタバレ的なことは書かないでおく)。前述の『幼女戦記』で冒頭から神々が主人公にバッドエンドを与える旨が示されていることと対照的である。


cf,有志まとめ

https://w.atwiki.jp/booklove/pages/43.html


 こうした神々の上にさらなる「上位神」がいる設定とするか否かはさておき、ラノベで登場する神々(特に、人格ある神)は、主人公を作者の望む結末へと至らしめる「ご都合主義的」な存在であることが一般的である(別に、それが悪いという意味ではないが)。



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