異世界で探偵事務所開いてみた

@zedou

第0話 追跡の果てに

 快晴の晴れた空の下。俺こと伊勢海斗(いせかいと)はとある事件の犯人を追っていた。

海斗「待て!」

 犯人にそう叫び止めようとする。そんなことで止まれば苦労はしないが・・・

 俺は犯人を捕まえるため必死に追い続ける。

海斗(逃がすか・・・)

 俺の思いとは裏腹に逃げ続ける犯人。だが、犯人の逃げた先には行き止まりの壁があった。

海斗(よし!これで奴の逃げ場はもうない。)

 犯人に詰め寄り手錠をかざす。

海斗「・・・ふぅ、もう逃げられないぞ。観念するんだな。」

 犯人に近づき手錠をかけようとすると、犯人は俺の顔を見るなりニヤケた顔をした。

犯人「ぷ、逆だよバーカ!」

 犯人は俺を指を指し馬鹿にしながら笑っていた。

海斗「はぁ、どういう意味だ。」

 俺は犯人の言っている事が理解できずにただ犯人を見ていた。

?「こう言うことだよ。」

 俺の後ろからいきなり声をかけられて、後頭部に冷たい感触が伝わってきた。

海斗「!?・・・誰だ」

 俺は反射的に後ろを向いた瞬間、

 バンッ!

っと音が鳴り俺の視界は一瞬で真っ暗になった。

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