第6話 学校の先生(と志願者)は、読みましょう!学校の先生の心、保護者会で知らなければならないことなど、いろいろ書かれているから。

 コロナ禍で学校にいけないのは、仕方がない。

 今は、たまたま、そういうタイミングの中を生きているだけ。

 難点は、学力不足か…。

 この先、大学入試はどうにでもなる。

 けれども、社会に出れば、記述や叙述ばかりとなる。あなたの考えを、整理し、伝えていく作業が求められるわけだ。

 一部の今どき世代の子は、疲れると思う。

 会社も、疲れている。

 「参ったな。就職氷河期世代の子たちがやってきたわが社の入社試験を、今どき世代の子たちには受けさせると、ほとんどできない」

 「就職氷河期世代には、何と言えば良い?」

 「あなた方のガチャは、実は、外ればかりでした」

 「不公平でした」

 「ごめんなさい」

 「…そんなこと、言えるか!」

 会社の人たちも、大慌て。

 一応、思いやりをもってくれてはいるらしい。

 学校の先生とは違う、大人だものね。

 社会は、思いやり教育だ!

 「今どき世代の子は、問題文が読めていない。理解できていない。これでは、会社の文書の内容が、頭に入らない。何とか、しなければ!」

 皆が、心配してくれている。

 「入社試験だけでも、変えよう!」

 ちょっと、不公平?

 就職氷河期世代の子たちは、心配もしてもらえないわ、配慮もしてもらえないわ、大変なことだった。それに、比べたら…。

 「今どきの新入社員は、強すぎだぞ?今どきの学生は、何を教えてもらってきたんだ!学校の先生がバカで思いやりがないから、こういうことになるんだ!」

 言われそう。

 学校の先生は、どう考えるの?

 答えられないかな?

 中立であるべき公務員だから、何も考えたくないのか?それとも、考える力がない? 

 「学校にいけない子たちが、かわいそう」

 それって、良い先生だと思ってもらいたくて言っているだけなんじゃないの?

 本当にかわいそうな子たちのことは、どう考えている?

 ここからは、特に、学校教育の危険性について考えていきたい。学校の先生なら、知らなければならないことが書かれている。

 知らない先生は、死ぬよ。

 先生の命をはじめ、教育を考えるにもってこいのこの学問を、知っているだろうか?

 それは、民俗学という学問だ。

 その学問では、こんな言葉が用いられる。

 「ハレ、ケ」

 このうち、ハレというのは、盆暮れ正月のように、非日常を指す言葉だ。何らかの共同体で催される祭りも、ハレだ。

 「祭りの季節がきた。ケの中にハレが舞い込んで、新鮮な空気を感じられるぞ!」

 ハレは、時節の確認をさせる意味合いもあった概念だという。

 ハレとケの日は、分けて考えられなければならない。いずれの日でも、異なった物を身にまとい、異なった物を食べている。

 何だが、学校給食みたいだね。

 学校給食でも、その日のイベントごとに、出される物が変わることがあるものね。

 ケとは、本来、子どもたちが学校に向かう日。大人なら、職場に向かう日。つまりは、日常のことを指した。

 日々は、この、非日常的なハレと、日常的なケの日で成り立っていると考える。

 教育の日々も、やばすぎるほど逆回転。

 学校や職場にいけずに、行動を自粛することのほうが、フツーになっていく日々。ケの日こそが、日常になってしまったのか?

 この逆転は、学校の先生と保護者の関係性のように、きつい。今どきは、保護者らのほうが、学校の先生よりも優秀。

 児童生徒らの純粋な気持ちを悪用し、洗脳し、学校の先生は偉いんだと思わせる。それが学校教育だと勘違いしている人も、いるんじゃないの?

 思いやりに、欠ける。今どき世代の学校の先生になると、子ども手当という年貢すら知らない現実。

 「学校にいけない今どき世代の児童生徒が、かわいそう?」

 じゃあ、どうすればかわいそうでなくなるのか、考えてみろ。

 それが、本当の教育につながるんだ!

 今どき世代の学校の先生たちは、生きる教育というものを、学んできたんだろう?その生きる教育を、今、応用してみろ!

 学校の先生たちに裏切られて泣かされた就職氷河期世代らは、保護者となった。今どき世代の先生は、保護者らに、どう見られていると思うのか?

 児童生徒らは、レベルを疑う先生に、飼い殺されている状態だ。

 「今どきの保護者が、怖い。俺たち先生より優秀なあの人たちに、怒られたくないし。しかも、友達じゃないし。児童生徒らの身体にキスしていることがばれたら、怒られる。最悪、懲戒免職。…こうなったら、児童生徒をかばう発言をしてやろう。良い先生だって思ってもらえれば良い…、ひひひ」

 そんな学校の先生、いるでしょ?

 教育を、再構築しよう。

 今の教育社会は、ケであって、ハレなのかも。民俗学的な混乱期に、迷っている。

 学校の先生たちよ。

 性犯罪をしている暇があったら、考えろ。

 地方公務員としてのプライドは、残っているんだろう?

 さあ、保護者会の物語がはじまる!

 現職の先生や、先生になりたい人たちが、保護者会を開くにあたって知らなければならない教育話にも触れて、書かれている。

 読まないと、逮捕しちゃうぞ。

 …あ、間違った。

 考えて読もう。


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