国家解説 日本皇国合藩連邦
概要
日本皇国合藩連邦は東アジアに領土を有する立憲君主連邦制国家である。
その領土は本土と言われる本州、四国、九州、北海島や旧琉球王国である琉球藩。
その他の連邦直轄地である樺太や千島列島、沿海州、台湾、海南島。
また属国扱いのハワイ王国がある。
首都は憲法上は本州の京であるが、事実上の首都は宰相府がある東京である。
国内は複雑な行政区分があり訪れた外国人は混乱することが多い。
行政区分は26藩1国5州7道。最大の藩は北海島全島を有する北見家北海藩。
人種は日本民族、アイヌ民族、台湾(大陸系)、ハワイのポリネシアン系その他外国人。
言語は日本語で国歌は君が代
憲法の日本皇国合藩連邦憲章を1868年に制定し、近代国家となった。
その後は第一次世界大戦を経て国際連盟より永世中立国として認定され、1989年まで国際連合に加盟していなかった。
国家元首は1200年以上続く血統の天皇であるがそ権力の代行者であるとされたこちらも世襲制である宰相の徳川家がある為曖昧である。(尚、現在宰相は国軍の最高司令官であり、その他の国家機能は直接選挙でえらばれる内閣総理大臣が権力を掌握している)
もともと現在の国家体制に繋がる連邦黎明期の明治時代では宰相は政治、軍事のトップを兼ねていたが、近代民主主義の発達により民衆のトップである内閣総理大臣制が採用された。
歴史
連邦は安全保障上の戦争である日清戦争、日露戦争を勝ち抜いたことにより列強国の一つに数えられるようになる。この勝利の背景には近代日本外交最大の勝利と言われた日英同盟があった。
その後、第一次世界大戦と言われることになるアジアから始まった世界大戦にイギリス側で参戦し、劣勢であった日英同盟国軍を勝利に導いた。
アジアで起こったこともあり、最悪の絶滅戦争まではいかなかったものの欧州は大荒れであり、強大な軍事力、経済力、技術力を持つ連邦は列強各国から永世中立国となるべきという勧告を受けそれを受諾した。
その後も強大な軍を維持し常に世界の一歩先を行く国として繁栄している。
内政
連邦の国家体制は1868年に制定された日本皇国合藩連邦憲章にて規定されている。
民意の発達による内閣総理大臣制の採用以降変更されたことは無い硬性憲法である。
最も最上位に当たる行政区分である藩は憲章制定以前の徳川朝日本王国時代からの行政区分である。藩のトップとして各藩家があり、その藩の藩主と言われる地位にある。中でも力がある三大藩(北海藩、会津藩、名古屋藩)による国家運営会議も行われる。(三大雄藩会議)
各藩には独自の法律である藩法がある。これは連邦憲章に違反しない限り有効とされているため一部では迷藩法と言われるものも存在する。(ほとんどが三大雄藩会議により是正される)
藩はほとんどが本州の東側にしか存在せず、西側のほとんどは連邦政府直轄領である。
州以上の行政区分には連邦憲章によって独自の軍隊を持つことが許可されている。
だが有事の際には皇国合藩連邦軍として東京にある五軍統合運用作戦参謀本部の指揮下に入り、軍事の最高司令官である宰相の指揮によって動く。
なおほとんどの軍は陸軍と空軍のみしか持たない。唯一、近代日本海軍の始祖である北海藩のみ先進国一カ国に相当する強大な艦隊を保有している。
各行政区分のなかで連邦直轄領とされる州、道には世襲制のトップは存在せず、選挙によって選ばれた知事が行政を掌握する。藩や国にも選挙によって選ばれた家政が存在する。
国家政府を担うのは選挙によって選ばれた内閣総理大臣をトップとする内閣であり、
立法権を有するのは一般の国民から選ばれた議員による連邦会議、各藩、国から一名が選出され、(藩主自らの場合もあるが、ほとんどが各藩の最高のエリートである)
合藩会議によって構成される皇国国会である。
司法監視を行うのは文民による国家の最高裁判所である皇国最高裁判所である。
またこのすべての組織、藩、国に対し勧告権限を有するのが三大雄藩会議である。
しかし、天皇、宰相、内閣総理大臣三名の連名がある場合、この三大雄藩会議の勧告、機能停止の措置が取られる。
連邦の複雑な政治制度は国名にも表れている通り、建国当初の各勢力に対する日本人的妥協から来たものであるが、建国されてから一度も機能停止に陥ったことは無い。
このためこれを定めた日本皇国合藩憲章は世界最高の憲法との呼び声もある。
これにて完結です。
こういう架空国家解説って需要あるんですかね、あればまた別に書こうかな。
日本皇国合藩連邦建国記 海野快斗 @kaitounno
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