第67話
グループチャットが始まると
『木崎さん、お元気ですか?これからグルチャお願いします』
相澤さんが最初にメッセージを送って来た
『木崎さん、今日はよろしくお願いします♪咲耶と仲直りできて良かったですね♪』
その次に、松永さんがメッセージを送って来た
仲直り?
『なんのこと?』
俺がそう、メッセージを送ると
『愛花!よけいなこと言わなくていいから!!』
天王寺がそんなメッセージを返して来た
『怒らないの♪チャットじゃ、ナデナデできないんだから♪』
松永さんが天王寺に、そうメッセージを返した
そのあと
『さっきのは気にしないでください。こっちの話ですから』
気にしないでいいなら、それでいいか
『それじゃあ、お互い完成させたガンプラを見せ合いましょう。誰から行きます?』
相澤さんが、そうメッセージしてきた
『じゃあ、私から行こうかな♪』
松永さんがメッセージを送って来た
すると、あの時買ったガンプラの写真が送られてきた
レジェンドBB 騎士ガンダムだ
『どう?上手くできてる?出来上がってみると、すごく可愛くてカッコいい感じなんだよね』
松永さんが、少し興奮した感じで、メッセージを送って来た
それを見て、俺は
『あとフルアーマー騎士ガンダムとかバーサル騎士ガンダムとかもある。他にも騎士系のSDがある』
そうメッセージを送った
すると
『そうなんですね。今度ぬいぐるみ買いに行く時に見に行ってみます。あったら、その子と相談して、どれにするか決めます♪』
松永さんから、メッセージが返ってきた
『じゃあ、次はあたしのを見せようと思います』
相澤さんが、メッセージを送って来た
そして写真が送られてきた
HG ガンダムバルバトスだ
『いざ作ってみると、結構楽しかったです。やっぱりなんかカッコいいです。少女マンガにも、こういうイメージのキャラ出てきてほしいな』
そんなメッセージが送られてきた
『他にもガンダムバルバトスルプスやガンダムバルバトスルプスレクスなんかがある』
相澤さんにも、松永さんの時と同じようなメッセージを送った
『そうなんですね。でも木崎さん、これと同じのをプロフィール画像に使ってますし。なんかあたしとお揃いですね』
相澤さんが、そうメッセージを送って来ると
『ちょっと卑弥呼!なに言ってんの!?まさか、わざと……』
天王寺が、そうメッセージを送って来た
『そういうつもりは全くないから。安心して、咲耶』
『そうそう。ヤキモチ妬かないの♪』
相澤さんと松永さんが、そうメッセージしてきた
ヤキモチ……ねぇ
『そんなんじゃないわよ!変なこと言わないで二人とも!!』
天王寺が、そうメッセージを返して来た
そんなに否定されると、なんかイヤなんだが……
まぁいいか
『じゃあ次はどっちからですか?』
松永さんがそうメッセージすると
『どうせなら咲耶と木崎さん、両方同時に出したらいいんじゃない?』
相澤さんが、そう返して来た
『ちょっと卑弥呼。勝手に決めないでよ!』
『でもおんなじヤツだったし。その方がいいと思うなぁ♪』
松永さんがそうメッセージしてきた
まぁ同じガンダムエクシアでも、天王寺のはHGで、俺のはRGだけど
まぁいいか、それで。
『それでかまわないけど』
俺はそうメッセージを送った
『これで三対一だね♪それで決まり♪』
松永さんがそうメッセージを送って来た
『わかった』
天王寺は渋々同意したような、メッセージをしてきた
『じゃあ送るぞ』
『わたしも送る』
そして、ほぼ同時に自分たちのガンプラの写真を送った
『ふーん。上手くできてるな、天王寺』
俺が天王寺のHG ガンダムエクシアの写真を見て、そうメッセージした
すると
『まぁね。でもあんたのはなんか色々違うわね。同じヤツなのに』
『まぁ俺のはRGだしな』
天王寺のメッセージに、俺はそう返した
『それもあるけど、なんかパーツの表面が違う感じがするんですけど。あたしと愛花のとも違う感じがします』
相澤さんが、俺のRG ガンダムエクシアを見て、そうメッセージしてきた
『つや消しやったから』
俺がそう返すと
『つや消し?もしかして、あのスプレー缶のこと?』
俺が天王寺と再会した時のことか
天王寺のメッセージに、俺が『そうだ』と返すと
『なんで教えないのよ!あのスミ入れペンってヤツ買う時は教えたのに!ていうか、素人相手に本気出すんじゃないわよ!!』
『勝負してるわけじゃないし、人それぞれだ』
天王寺からのメッセージに、俺はそう返した
『そうだけどもねぇ!なんか抜け駆けされてるみたいなに気分になるの!!』
俺のメッセージに、天王寺はそう返して来た
めんどくせぇな、全く
『二人とも。メッセージによる痴話喧嘩はやめて』
相澤さんが、そうメッセージを送って来た
『そうそう。せっかく仲直りしたのに』
続いて、松永さんがそうメッセージを送って来た
仲直りって、ホントどういうことだ?
『とりあえず今日のところはお開きってことで。またなにかでグルチャしましょう』
相澤さんがそうメッセージしてきた
『わかった』
それがそう返すと
『ああ、木崎さん。グルチャ終わったあと、電話するから。色々聞きたいことあるし、言いたいこともあるから』
天王寺がそうメッセージを送って来た
『じゃあ、あとはお二人で楽しんでください♪』
『それじゃあまた今度。とりあえずお休みなさい』
松永さんと相澤さんがそうメッセージすると、グループチャットは終わりを迎えた
「天王寺からの電話か……」
あの時の天王寺からの頬へのキスを思い出した
なんかまたドキドキしてきた
『こんなんで、ちゃんと話せるのか俺?』
そんなことを思ってしまっていた
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