一周目 薔薇と棘
「……………きろ」
「……おきろ」
「…起きろ」
バタタタタタタタ 布団が取られる感触がした。
「起きなさいよ!何時だと思ってるの!」
目を開けると、角が生えたかのような母さんが俺を凝視していた。何が何だか良く分からなかったが、少しして俺が学校に遅刻しそうなことを悟った。
「今、何時」「8時!」「8時!?」「そうだよ早く、起きろって」
俺は体の内側から湧き出てきた焦りとともに、跳ね起きた。まずい、遅刻する。頭の中はそれでいっぱいだった。母さんより先に階段を降り、洗面所に向かう。顔を洗い、歯を磨く。いつものルーティンも、今日は倍速で行う。頭はぼけーとっしたり、焦ったり、良く分からなかった。階段を駆け上がり、バックと制服をもって駆け下りる。
「飯は」「あるよ」「兄ちゃんおはよー」「ああおはよう」「ちこく?」「やばい」
ダイニングには妹がいた。中学生。顔は良いけど、胸がない。こいつはまだ学校が近いから、のんきにトーストを食べている。俺はもうすぐにでも出発しなきゃいけないのに、少しだけイラっとする。
「あ、焼いといたよそれ」「マジか、やるなあ」「あとヤクルト」「おう」
なんだかんだ世話を焼いてくれるので助かっている。ついていたテレビでは、近くの駅で事故が起きたことを報道していた。これは一体―――――トーストをかじりながら眺める。
「なにこの事故」「えなんか、そこの駅で起こったって」「でかい?」「いやそうでもないんじゃない?でも遅延するって」「遅延?マジか、これは勝ったかも」「なんでよ」
俺の通っている高校は、ちょうど事故が起きた駅の一駅先が最寄り駅だから、通学者にこの路線を使用している人は多い。だから、必然と遅刻者は生まれてくるはずだ。そして学校もきっと何らかの対処をしてくれるはず。あわよくばホームルームが遅れて、俺の遅刻も回避される……!
「なにのんきにテレビ見てるの!ほら、弁当もってけ」
「母さん見てよこれ」「え?あ、そこの駅じゃない」「そう、もしかしたら遅刻回避できるかも」「いやいやいや、あんた電車じゃなくて自転車通学じゃない」「いやそうだけど……」「希望的観測するなら着替えて学校行ってこい!」「は、はあ」
正論が飛んできたので、急いでトーストとみそ汁を腹に入れ、制服に着替えた。今日は正直まだ冬服で良いと感じたが、全力で自転車をこいで学校へ向かう未来が見えたので、夏服を自分の部屋からもってきていた。
「行ってくる!」「忘れ物は?」「ない!」「気を付けていくんだよ」「はーい」
玄関を開けると、曇天が俺を迎えてくれた。変な雨が降らないことを祈り、マウンテンバイクで学校へ向かう。
*
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「はいきたセーフ」ボソッとつぶやく。髪がぼさぼさなので少し気にしながら教室を見渡す。ざっと8割の人がいた、やっぱり、あの事故の影響、あったんだな。
チャイムがなっても3分ほど、担任は来なかった。一番後ろの席で、服をバサバサして体を冷ます。右隣の人は来てなくて、もう一個右には人がいた。
「なあダイキ、先生遅くね?」「あー、あれでしょ、電車の」「やっぱりかー。なんだよ、急がなくてよかったじゃん」「お前今日は珍しかったよな、血相変えて超ぎりぎりでここきたし」「ああ、まあな、ちょい寝坊」「ふーん」
そんな実のない会話をしたり、スマホをいじったりしてると、ほどなくして担任が教室に入ってきた。30歳前半位の男の先生。教科は数学。教え方が結構よくて、評判は高い。俺は数学が苦手だから、嫌いだけど。
「ハイじゃあ号令しようかー 佐々木」
「起立」ガタガタガタ いつもより音が小さいような気がしないでもない。
「気を付け、礼 着席」 ガタガタガタ
「はいえーとね、出席取りたいんですけども、ここにいる人たちはあれかな、電車の遅延の影響を受けなかった人たちかな」
そりゃそうだろって思いながら担任を見つめる。たぶんみんなそう思っている。
「えーっと、7人かな、いないのは。うん、OK!今日はですね、ちょっと電車の遅延があったのでね、今日一日の時間を10分!遅らせたいと思います。まあ間に合わない子もいるかもしれないけど、しょうがないね、はい、チャイムに気を付けてね!ホームルームおしまい。あーあと、提出物!よろしく」
そんな感じでまた、いつもの日が始まった。この時は、そう思っていた。そう思う他になかった。
*
「なーコウタ、この英文分かる?」「あーそれは、こういう文法が使われていてさ」「あーそういうこと!だから読めなかったんか、ありがと」「ん」
俺は今、高校三年生。この夏でめでたく18歳を迎える。クラスメートももちろん、高校三年生。だから休み時間になると、よく友達が俺に問題の解法を聞いてくる。自慢じゃないが、俺はそこそこ頭がいい。国公立を目指しているから、周りからも一目置かれている。
最近はもっぱら大学進学のために人生の時間を使っている気がする。時々さぼることもあるが、夢をつかむため、一生懸命頑張っていると、それで何とか生きている実感が持てていると思う。
周りの人はそれぞれ、どんな思いで人生を生きているのだろうか、医学部に行こうとしている友達もいれば、高卒で就職するために準備したり、海外に行ってやるなんて意気込んでる人もいる。典型的な進学校ではないので、皆の夢に多様性があって面白い。俺はそう感じる。
ダイキとは中学からの知り合いだ。中一のまだうぶだった頃に、たまたま席が近かったからといったそれとない理由で会話をしたのがきっかけだった。恥ずかしいけど、親友と呼べるような仲だ。俺は別に友達が多い方ではないし、人の上に立つような人間ではないから、ダイキとは仲良くしてもらっている。
よく一緒に夕飯を食べるし、去年の夏は海に行った。まああの時はグループでいったからあれだけど。部活は、俺は元バスケットボール部で、ダイキは元サッカー部。彼は理系で、数学が得意だから、よく問題なんかを解くのを手伝ってくれる。本当に、頭が上がらない奴でもある。
キーンコーンカーンコーン キーンコーンカーンコーン
「気を付け、礼」ボケーっとしていると、英語の授業が終わってしまった。正直、聞かなくても分かる。試験に使う英語は、結局はパターンを抑えるだけだから、難しくない。直接ネイティブの人と会話するような試験だったら、もっと対策をしないといけないけど、試験英語はベリーイージーだ。
「コウタ、飯、俺今日弁当ないんだよね」「マジか、じゃあ購買行くか、俺あるけど、なんかジュースでも買おっかな」
昼休憩なので、ダイキと俺は一階にある購買に向かった。でかい階段を降り、廊下を歩いていると、もう購買の前には列が作成されていた。
「早いな」「なー」「飯、あるかな」「まーあるんじゃね」そんなどうでもいい会話を繰り返しながら、俺はパイナップルジュースを、ダイキはかつ丼と牛乳を買っていた。合うのか?それは。
ダイキが両手で買ったものを大事そうに持ちながら階段を上り、二階にある3年生の教室へ向かった。喉が渇いた俺はパインジュースを飲む。パックに入ってるそれは、量こそ少ないが、その少なさがかえって希少さをあおり、おいしさを感じる。歩き飲みなんかしていると、教師に小言を言われるが、正直どうでもよかった。
ドタドタドッドッドッドッ 上の方から音がする。誰かがものすごい勢いで階段を駆け下りてくる。
「あ、こんちは!コウタ先輩!あー急いでるんで!じゃ!」「おお、おう」
一瞬の出来事だった。通りすぎたのはバスケ部の後輩だった。名前は……何だったっけな。思い出せないが、元気な奴ってことだけは覚えてる。
「後輩は元気だよな」「なんだ、ダイキのとこもこんな感じ?」「そりゃな、“サッカー部”だしな」ダイキはハンドサインを使って、俺に笑いを向けてきた。皮肉めいたときのダイキの顔は、中学の頃から変わらない。単純に楽しそうな顔だ。無垢な。
ダイキの所属しているサッカー部は、スパルタで有名だった。顧問の先生が怖いらしく、その厳しさは普段の学校生活にも及んでいた。だからサッカー部員の下駄箱は、余分なものが何一つ入っていない。教室の個人用ロッカーの中であってもそれは変らない。さすがにそれはやりすぎだって思うけど、まあ、どうでもいいか。
教室につくと、強制遅刻組もさすがに登校を完了していて、にぎやかになっていた。6月中旬の曇りの日。本当に何でもない日なのだが、一年生の頃の毎日がフレッシュだったあの感覚は消え、二年生の頃の部活と自由の反復横跳びの生活も終わり、今は怠惰と受験の焦りがクラスに響いていた。まあ、のんきにしている人らもいるが。
俺の席は一番後ろなので、いつも先客が勝手に机椅子を使っているのだが、今日はそんなことはなかった。俺は椅子だけをダイキの机の方に寄せて、二人で昼飯を食べることにした。
ガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤガヤ 教室を喧騒が包む。近くにいるのは良いのだが、二人そろって黙ってご飯を食べるタイプなので、俺たちの会話はない。
ガヤガヤガヤ 「おーい………!コウタ!」
うお!カクテルパーティーのやつじゃん!少しテンションが上がった。喧騒の中、俺を呼ぶ声を俺の耳は確実に捉えた。
教室後方のドアから、会長がコンビニ弁当のような四角いものを持ちながら、食事中の俺たちに話しかけてきた。
「会長じゃん」「おつかれい」「なーなーイケメン二人組さんよー、俺も一緒に飯食っていいか?」
それから会長と呼んでいる男が加わり、俺たちは三人で輪になりながら、昼食を食べた。
「そういえば会長さ、進路、どうすんの」
「あ!聞いちゃう?ダイキそれ、聞いちゃう?」「なにもったいぶってんだよ」
「急かすなよコウタ、俺はな、決めたんだよ」
「何?」「俺はな、『ハーバード』に行く」
むせた。バラエティ番組の出演者かのように、わざとに見えるほどむせた。実際は本当にむせているのだが。会長、どうしたんだろう。
「ハーバードって、お前、何言ってんだ急に」「笑うなよ俺は本気だぞ!」
「ゲホゲホゲホ…ゲッホンゲホ」「おいコウタ、むせるんじゃねえよ大げさだな」
「なあ会長、本当なのか、それ」「ああ、ガチ」「マジかよ、会長なら指定校で頭のいいとことか行けるだろ」「この学校そんないいとこ無いのよーマジ失敗」
「げほげほげほげほ…ふぅ」「いつまでむせてんだよ」
それから俺たちは、会長の冗談みたいな話を聞いていた。どうやら彼は本気らしく(どうやら会長より会長の親が乗り気っぽい)、それらしい書類を見せてきた。英語の書類がずらりと、こいつ、本気なんだなって感じた。
会長の名前は、ヒロキ。純日本人。こいつは、俺の会長像をぶっ壊してくれた、面白いやつ。俺は結構好き。最初に彼を知ったのは、二年生の、生徒会選挙での演説だった。
*
「なあコウタ、俺らの代の会長候補のやつ、なんか癖あるって噂なんだけど」
「なにそれ、どこ情報?」「先代の会長。サッカー部の先輩でさ、なんか面白いって話聞いた。」「そうなの、アサクラショウタ、ササキタイガ、シノハラリュウイチ、シマバラヒロキ 誰のこと?」「ヒロキってやつらしいよ、そういえばさ、この中に知り合いいないの?」「いない、知らない」「お前ちっとは友達作れよ、つまらないだろ学校生活」「いやそんないらないでしょ。第一俺はバスケしたいだけだし、今は」「“今は”ねぇ~」「うるせえな」「それにしてもまだ体育館あちいよ」「しょうがないだろまだ9月だし」
そんなしょうもない話をしていたら、現れたんだ。俺は正直、またどうでもいい総会が始まったと思った。結局、ヒロキが現れるまでの演説を行った人は全員詰まらなかった。けどあいつは、まったく、違っていた。
「えーみなさん、どうも、初めまして!私の名前はシマバラヒロキと申します!私のことはどうぞ『会長』と、呼んでください!」
のっけからの勝利宣言で、空気が変わった。
「みなさん!みなさんにこれから、私はいくつかの公約―マニフェストを掲げたいと思います!本来ならばこれはもう少し早くお伝えするべきでしたが、やはりここはサプライズを重視して、今、伝えようと思います!」
パチパチパチ なぜか拍手が巻き起こる。彼の身長は180センチ近いと後でわかるのだが、壇上に登ると、確かに威圧感を感じる。それでいて、なぜか怖くない。少しだけ、カリスマのにおいがする。
「まずはひとーつ!運動部の皆様にお知らせです。体育倉庫、ぼろくないですか?部室、きれいにしてほしくないですか?ユニフォーム、ダサくないですか?体育館、あっついですよね!」
彼の声は小声になり、聞き手は聞かされる体制にされてから、大声を放つ。彼は、話し方が、以上にうまいと感じた。
「そこでみなさんにお約束します!私が会長になったらまずあのどうしようもない体育倉庫を、改築させます!そして!冷房設備を体育館に設置させます!」
パチパチパチパチパチパチ雰囲気が変わった。生徒たちが彼に夢中になる。
「おっと待ってください文化部の皆さん!私たちには何もないのかと!いいえ、あります。私は見てきました。あなた方が重たい楽器を背負い、辛そうな顔をして階段を上るのを!なのに横にはエレベーター。これ、おかしいですよね?使いましょう。エレベーター使用権を、部活中に与えます!」
一回り大きい拍手が沸いた。もうこの時には会場の空気はお祭り騒ぎになっていた。彼の話術に、聴衆は埋もれていた。
「そしてビックニュース!みなさんが大好きで大好きでたまらない行事。私、知っています、体育祭と!文化祭!例年9月ごろに一日ずつありますが、疑問があったでしょう。『え、短くない?』これは私も思っていました。思っていたからこそ、今ここで、宣言します」
彼はしきりに壇上を歩いていた。人々は彼の姿を捉えるために視線を右左と移していた。暑さと、時間が影響したのか、あの時、催眠状態に近い感覚を俺たちは得ていた。ダイキと俺は、ヒロキが好きになった。
「体育祭と、文化祭を」「オオオォォォォ」「両日二日間、計四日間の特大バージョンに致します!」「ウワァァァァ!」
「そして最後に!私が次にこの壇上に立って演説するとき――すなわち会長として、就任演説をする際には!ここで一発、ギャグをしたいとおもいます!」
もう良く分からない拍手が巻き起こった。
「それでは、私の発表を終わります。皆さま、ご清聴ありがとうございました」
「な、コウタ、言っただろ?やばいやつが来たって」
「なあダイキ、俺ああいうやつ好きだ」「投票すっか」「ああ」
これが初めての出会いだった。第54期生徒会長、創立史上一番の改革者と異名を授けられた、男。
*
そんな会長と俺らは、あれよあれよという間に仲良くなった。
「お!いた!噂のリア充君!」「え、あ、ちょ、え、会長!?」
初めて廊下で話しかけられたとき、俺は彼のその背の高さに驚いた。
「いや、リア充ってそんな」「いやー聞いてるよ、彼女、かわいいんだって?」
肩を乗せにやにやしてくる。こいつ、強い。
「い、いやーあはは」「うらやましい限りだよ全く!ねえ、今日の昼一緒に食べない?」「え!?でも会長ってほら、忙しそう」「アー俺?まあ、ちったあ忙しいけど、プライベートじゃさ、絡みにくいっつうか、そんな感じなんだよね、皆」「ひとりなんですか」「なんで敬語なんだよ、タメだろ?」「いや、まあ」
「あ、会長おつかれーっす」「お、リア充二号来た!」「だ、ダイキ?」
そのときのダイキが心底笑顔だったのを俺は忘れない。
「よっしゃ!今日は三人で屋上だ!ご飯食べよう、二人の話、聞かせてよ」
「あ、ああ、お弁当………」
それから、俺たちは三人でご飯を食べたり、一緒に帰ったりした。ちょくちょく会長が突っ込んできたから察したが、会長に彼女はいないらしい。イケメンだと思うのだが、それよりもオーラがすごすぎて、きっと近寄る女子がいないのだろう。その代わり、俺らの話を聞いて、満足したり、疑問を吹っ掛けたりしてきた。
会長は、いいやつだ。公約も果たして、本当にすごいやつだと思う、だからこいつがハーバードっていっても、まあ信じ……………
*
「おい何ボケーっとしてんだよ」「いたっ、おまえ叩かなくてもいいだろ」「コウタどうしたんだよ、もしかして仲いい“あの子”」会長もハンドサインを使う人だ。まあ日本の高校生でこのサイン普段使いなのたぶん目の前にいる二人しかいない。使い方合っているのか?
「そんなことよりさ、お二人さん、俺、気になることあるんだよね」「どうしたんだよ会長」「いやさ、今日の電車の遅延のやつ、どうも引っかかるんだよな」「どこら辺が」「だってさ、あれ、事故でも何でもないのに、一時間も止まってたんだぜ?代替えバスが鬼のように来てたからよかったけどさ、死傷者とかもいないみたいだし、おかしいだろ」「あ、会長遅延したの」「そう!人生初遅刻!まあ証明書出したし良いんだけどさ」「でもさー、そんなことぐらいあると思うぜ、俺は」「ダイキはどう思う」「いやどう思うっつったって分からんけど、放課後行ってみるか」「え、何、一緒に帰ってくれるの」「帰る“女”いないしな、な!コウタ」「まあチャリだし駅までな」「え、マジ!やったね」
ちょいちょい恋愛の話題でいじってくるのが癪に障るが、まあどうでもよかった。一応、去年まで付き合ってた彼女はいたけど、俺が冷たいからって、別れた。あっちが告白して、あっちが別れを切り出した。今思えば、もったいなかったかもしれないって考える。ダイキの方も、ちょうど同じような期間の間付き合って、別れていた。だからお互いにお互いのこと恋愛でいじると双方にダメージがあるから、いじってくるのは高みの見物の会長だけだった。
それからまた他愛のない会話をして、昼休みは終わった。さすがに外は生ぬるくなってきて、夏を少しずつ感じる。授業を受けて、放課後までは意外とあっという間だった。
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