好きな女の子と
俺が玄関を開けると、ちょうど美桜が洗濯物を持って廊下を歩いているところだった。
「ただいまー」
「ん、兄さんおかえり、ってやけに汗かいてるね」
「陸上部に引きずり回された」
「どういうこと……?」
俺は身体を軽く叩いてから洗面所に直行する。
「ちょっと汗かいたからシャワーだけ浴びてくるよ」
「あ! ちょっと待って兄さん!」
「え?」
俺が洗面所の扉を開けると、そこに美桜が静止した理由が『居た』。
その人物は何も言わずに俺の方を見ながらも、何も口は開かない。
「…………」
「えっと……」
「…………」
「……ま、真白さん?」
そこに居たのは間違いなく真白だった。
最近は家に上げる間柄だし、アポなしで朝だということに突っ込まなければここまで驚くことはなかっただろう。
だがそれでも問題は真白だった。
彼女は一切の衣類を身にまとわず、色白の素肌をさらし、髪や身体からはぽたぽたと水滴が落ちている。
「いつまでいるの」
「すみませんでした!」
俺は扉を閉めて、俺はその場から距離を取る。
数分経ってから扉が開く。
まだ髪は渇いておらず、タオルで髪の水滴を取っている。
「……何してるの?」
「謝罪」
「そ」
彼女はそれ以上は言わずに歩く。
「……怒らないのか?」
「必要ないから」
彼女は冷ややかな目で俺を見ながらも、女神のような一言を言う。
心の広い真白に、涙ながらに肩を撫でおろす。
だが立ち上がった俺の肩を軽く叩かれる。
「兄さん?覚悟は出来てる?」
「……だから必要ないって言ったの」
そこからは兄の威厳とか、年長者とか、そういったもの関係なく罵倒されて、ただただ丁寧な言葉の罵倒と正論に晒される。
「はい……はい……すみませんでした」
俺の心が完全に折れたところで、美桜もようやく一呼吸置いた。
「真白さんごめんなさい。兄にはまた厳しく言っておくので」
美桜は真白に誠心誠意頭を下げている。そんな様子を見て、どんどん肩身が狭くなっていく。
「いや、もう十分だよ……」
「本当にいいんですか!? この際、憂さ晴らししてもいいんですよ!?」
「さすがにちょっと可哀想なくらいだよ」
当の本人も十分すぎるといった様子で妹をなだめて、俺を庇ってくれる。
「そもそも宮村家の風呂入りたいって無理言ったの私なんだから」
「なんでうちの風呂なんだ?」
「だって宮村家の風呂大きいから」
確かに母さんを中心とした女性陣のごり押しで家を建てる時に風呂だけは大きくしろと言っていた。
「出掛ける前なんですから、お風呂に入るくらい、今の兄さんでもいいですよ」
「出掛けるのか?」
「何言ってるの。宮村も出掛けるよ」
「なんでいきなり」
「美桜ちゃんと出掛けるって話は前からしてたの。あなたはそのついで」
「それ俺必要なのか?」
二人の買い物に付き合ても邪魔になる気しかしない。
すると真白は呆れた顔をする。
「遊園地の服は決まったの?会話とか考えてる?それに」
「あー……」
真白は俺の目をスッと見る。
「エスコート出来るの?」
「うっ……」
生まれてこの方、同じくらいの年齢の女性で姉と妹以外と二人っきりで出掛けたことが一度もない。
服くらいは凪か美桜に手伝ってもらおうとは思っていたが、会話なんか頭に入っていなかった。
やはり俺なんかよりも色々と考えてくれているようだ。
「分かったらシャワー浴びてさっさと着替えてくる。朝ご飯は美桜ちゃんが行きたいところあるって」
「なんか真白って色々考えてくれてるんだな。ありがとう」
「何度も言うけど、あなたはおまけだから」
相変わらず辛辣な真白に、俺は苦笑いが浮かんでしまう。
俺はシャワーを浴びてから、持ってる中では一番まともそうな服に着替える。
「大丈夫だよな……?」
実は真白と私服で出掛けてるのは初めてだ。
同級生の女子と出掛けることなんて滅多にない俺は、鏡の前で何度も服を入れ替える。
「美桜に聞けばいいか」
頼るべきは頼れる妹だ。
ちょうど部屋を出たところでばったり美桜に会った。
「美桜」
「兄さんどうしたの?」
「服これで良さそうか?」
「それ私が選んだやつだね」
「なら大丈夫か」
「え、キモいよ」
美桜のドン引きも気にすることなく、俺は荷物をまとめる。
すると美桜が後ろから声を掛けてきた。
「良かったの?」
「何が?」
「今日のデート。二人っきりの方が良かったんじゃないかってこと」
「俺と真白はただの友達だから」
確かに真白は美人だし、ちょっと冷たいところもあるけど人のことを誰よりも考えてくれる。
誰から見ても間違いなく素敵な女性だろう。
だけどそれでは俺の事を応援してくれる真白の気持ちを裏切ってしまう。
俺は笑顔で美桜の頭を撫でる。
「俺も真白も、美桜が居た方が楽しいよ」
「ふーん……ならいいけど」
満足したのか美桜はさっさと一階に降りて行った。
「やっぱり女心って分かんないな」
真白の言うことは大正解だったようだ。
一階に降りると、ちょうど準備を終えた真白がこちらに気付いた。
「風呂出た?そろそろ行こうか」
俺は真白たちに付いていくままに電車に揺られる。
「どこ行くんだ」
「隣町の駅前」
「あそこなら色々あるからか」
たまに美桜とも行くことがあるが、美桜に引っ張りまわされて自分まで楽しもうという気にはならない場所だ。
「気乗らなそうだね」
「行くと疲れるんだよ」
「また兄さんが食べたい物作ってあげるから」
「美桜のご飯全部上手いからな……」
「また私と真白さんで作ってあげるよ」
「私も?」
どうにも同じ料理が出来ない雰囲気を持つ真白が絡むと不安になる。
俺たちが電車を降りると、この前行った時なんかとは比にならない人混みが目の前に押し寄せてくる感覚に襲われる。
「やっぱり人多いな」
そんな感想が思わず漏れる。
「本当だね」
隣を見ると真白がチラッとゲーセンの方を見ていた。
「……ゲーセンは行かないぞ」
「分かってるよ」
お互い冗談半分に言葉を交わす。
「でもそのうちに行こうね」
「そのうちな」
家でゲームするのとはまた違う楽しさがゲーセンにはある。
「ちょっとー早く行きましょう」
「そんなに急いだって朝飯は逃げたりしないだろ」
「他の人のお腹の中に逃げるよ」
「分かったよ……」
だがその直後、目の前の状況に絶望することとなる。
やたらと女性が多い店内でソワソワしながら待っていると、店員さんが朝食を持ってきてくれた。
「なにこれ……」
店員さんに聞こえないように、俺は心の声を漏らした。
「……?朝ご飯だよ」
「商品名の方」
「モーニングセットふわふわビックパンケーキだよ」
妹の顔ほどありそうな大きさのパンケーキが二枚、今まで食べてきた量を優に超えそうなほどの生クリーム
たまに男友達と行く昼食だってこの三分の二くらいしかない。
「さっ、食べましょうか」
「そうね」
「お、お……」
俺はゆっくりとフォークをパンケーキに向ける。
そして俺はパンケーキに深淵に落ちていくことになる……
「美味しかったね」
「はい! 友達から聞いてて一回は行きたいと思ってたんですけど、行けてよかったです」
妹の満足そうな顔の横でぐったりしている男が一人。
「しんどい……」
「宮村大丈夫?」
「一か月くらいは食べなくても大丈夫そう」
「確かにあれは多いよ」
妹ほど満足そうな顔を浮かべているわけではないが、真白も楽しそうな様子で苦しむ素振りはない。
「そう言うわりには真白はケロッとしてるな」
「私?まぁしずくに付き合わされて行ったことあるから」
そこまで言ってから真白は一言付け加える。
「ってことはしずくと出掛けるならこれを覚悟しなきゃいけないってことだよ」
「出来るだけ努力する」
「あの子は好きな物なら好きなだけ食べれる子だよ」
「マジか……」
俺は言葉を失ってしまう。
「付き合ってもないのに何想像してるのよ」
「うるさいな」
ちょっと想像しちゃったけど
「真白さん」
「あぁ、ごめんね」
真白と美桜はどこに行きたいのかを話しているらしく、会話は聞くだけになってしまう。
「どういうの見たいとかある?」
「夏物が欲しいです。身長とか伸びたので今まで着てたのがちょっと」
「身長……とかね」
「なんですか?」
「美桜ちゃん普段何食べてるの?」
「普通のご飯ですよ。身長なんてしっかり寝れば大丈夫です」
真白は意味ありげに美桜の胸を見てから、自分の胸を見て肩を落としている。俺はあくまで意味は分からない風に視線を外した。
ここから一番近かった洋服店に入った俺たちは、導かれるままに夏服に向かう。
二人が色々と模索しているのを見ながら、俺も後ろからアドバイスというよりも感想を述べていく。
「どうですか?」
美桜は薄い黄色のワンピースを身にまとって、クルリと半回転して感想を求めてくる。
明らかに試されている。
俺は本当に一瞬だけ悩んでから口を開いた。
「美桜……身長伸びたな」
「「そうじゃない」」
「冗談だって。美桜ってあんまり明るい色の服着ないだろ?なんかそれ全然違う雰囲気で良いと思うぞ」
「ふーん……ありがとう」
美桜は自分に自信がないと言って明るい服を着るのを極力避ける癖があった。
だからこそなかなか見ない美桜の服は、兄として結構可愛く見えた。
「私も似合わないと思ってたよ」
「美桜ちゃんは自信ないだけでとってもスタイルいいんだよ。食わず嫌いと同じだよ」
そこからは真白に火が付いたのか、美桜は次から次に着せ替えられていく。そしてそのどれもが新鮮で、似合っていた。
「なんか一段進化した気がする」
「それならよかったよ」
「でもこんなに色々だと迷っちゃうな……」
「これくらい兄を頼れ」
「え?」
「可愛い妹のためだ。ちょっとはカッコいい所をくれ」
美桜は少し考えたが、俺の表情を見てから満面の笑みで服を選びだした。
「良いお兄さんね」
「こういうところでしか頼ってもらえないんだよ」
普段から忙しい親と不器用な兄に代わって家事のほとんどをやってもらっている身だ。美桜にはこれでも感謝が足りないくらいだと思っている。
「そういえば真白自身のは見ないのか?」
「私はいいよ。美桜ちゃんの服見に来たんだから」
「そうですよ!真白さんの服!」
自分の服を選んでいた美桜は慌てて、真白を手を捕まえる。
「私は別に……」
「なら私が見たいです!」
「うっ……」
頑なに美桜の手は真白から離れない。
「……分かったよ」
美桜の熱意に押される形で、真白はちょっと恥ずかしそうに服を選びだす。
「私も真白さんの服考えてもいいですか」
「いいよ。でも私はあんまりスタイル良くないけど」
「そんなことないだろ」
自分のことになるとやけに卑屈になる真白に、俺は一言だけ呟く。
「……ふんっ」
「なんで怒るんだよ」
「怒ってない」
それだけ言われてカーテンは閉められてしまう。
美桜も何着か服を見繕ってカーテンの向こうに渡していく。
「大丈夫なのか?」
「一応現役女子中学生だよ。真白さんほどセンスはないけど、その分素材はもっといいんだから」
普段よりも俄然息巻いた美桜はカーテンの向こうを少し覗きながら頷いている。
「着替えてみたけど、これどうなんだろ……」
「いいです。いいです」
美桜のごり押しもあってか、真白はゆっくりとカーテンを開く。
「……」
カーテンを開けた真白は、薄手のシャツに淡い色のカーディガン、そして短いスカートと春先にちょうどいい格好をしている。
普段のけだるさや今日の私服からは真逆とも言える幸の薄い少女はパっと見では真白だとは思えないほどにまで変わっている。
「真白?」
「何を確認してるのよ」
「なんか……ちょっと綺麗だと思ったから」
「ふ、普段の私が綺麗じゃないってこと?」
「そういう意味じゃないって……」
憎まれ口を叩く真白だが、彼女の顔は真っ赤に染まっていており、こっちまで恥ずかしくなってくる。
「でもこれ本当にスカート短すぎ……」
「いいじゃないですか。良い足ですよ」
「おっさんか」
「真白さんの良い所を大事にしただけです。真白さんはどう思います?」
真白は身体を捻りながら自分の身体を見渡す。
「とっても可愛いとは思うけど、スカートこんなに短くなくてもいいんじゃないかな?」
「じゃあ今度はこれで!」
「それ今履いてるやつの色違いなだけだろ」
「でも私はそっちの方が似合うと思うけど」
肩の後ろから別の女性の声で助言される。
「やっ」
ピンクの花柄ワンピースを着て、やけに近い距離感からは柑橘系の良い匂いがしてくる。
「吉町?」
「しずく!?」
自分の服に着替えていた真白は慌てて試着室から出てくる。
「やっほー真白」
「えっ……あぁ……えぇ?」
真白は困惑と疑問が混じった唸り声をあげている。
「なんでここに……?」
「お出掛けしちゃダメですか?」
「そういう意味じゃないから。一人?」
「うん、お姉ちゃんが彼氏連れてきちゃって気まずいから一人で出てきちゃった」
吉町は俺と真白を交互に見てから気まずそうに苦笑する。
「まぁこっちも気まずい場面に来ちゃったみたいですけど」
「いや、俺たちそういうのじゃ」
「大丈夫大丈夫!誰にも言わないから!」
吉町は大きく首を横に振る。
彼女なりの気遣いなのだろうが、今回ばかりはから回っている。
「違います。二人はそういう関係じゃないです」
すると美桜が俺たちの前に出た。
「あなたは?」
「初めまして、宮村大和の妹の美桜です。真白さんには私が服を見てもらうようにお願いしたんです。兄はただのおまけです」
うん、おまけです……
あながち間違っていないので強く否定できない。
「あなたが宮村くんの?」
吉町が美桜の方に歩いていく。
まっすぐに見つめてくる吉町の視線に美桜は若干たじろぐ。
綺麗な人に見つめられるのは、それだけですさまじい圧がある。何かを見透かされている気がするのだ。
「あなた……可愛い」
「え?」
美桜が戸惑う時間もなく、彼女は思いっきり抱きしめられた。
「は!?」
「宮村くんにこんなに可愛い妹がいるなんて!こんな妹が欲しかったのよ!」
目の前でめちゃめちゃに美桜が抱きしめられている。
「に、兄さん助け……」
俺が吉町さんの肩を叩くと、一瞬力が緩む。
その隙に美桜は真白の後ろに隠れてしまう。
「ちょっとしずく、あんまり怖がらせないで」
「私には懐いてくれないの?」
「誰だって今のは怖いだろ」
乱れた衣類を整えた美桜は、変わらず真白の後ろで怯えている。
「あの……よ、吉町さんは二人とどういう関係なんですか」
「友達だよ。ねっ?」
「えっ、あぁ、そうだよ」
「……?」
突然降られた賛同に、一瞬戸惑ってしまう。
「兄さんの友達ってどうしてこんなに美人ばかりなんでしょうか。真白さんといい凪くんといい」
「やだ美人だなんて……」
恥ずかしがる吉町に、美桜は完全に引いている。
「少なくとも凪は違うだろ」
奴は男だ。
「じゃあ私のことは美人だと思ってくれてるんだ」
「いや、それは……」
「やっぱりお世辞?」
「お世辞なんですか?」
追撃のように真白まで捲し立ててくる。
「綺麗だと思います」
「えへへ、ありがと」
「ねぇ真白さん、もしかして兄さん……」
「どうだろうね」
それからは吉町も一緒になって美桜や、ついでに俺の服を選んでくれた。
「しずくまで巻き込んでごめんね」
「ううん、私も楽しかったよ。それに美桜ちゃんともちょっと仲良くなれた気がするし」
さすが吉町と言うべきなのか、あれだけ初対面の印象が悪かった美桜も若干とはいえ警戒が溶けている。
悪い人から悪い人ではない、くらいにはなっただろう。
「もうこんな時間か……」
昼食も簡単に済ませてから色んな店をはしごしているうちに日は落ち始めていた。
「吉町は……どうする?」
「私は帰ろうかな。ママもご飯作ってるみたいだから」
「そうか。なら駅まで送ってくよ」
真白たちにはホームで待ってるようにお願いしておいた。
「思いがけなかったけど、今日は楽しかったね」
「今日だけですごい勉強になった気がする……」
さすがにグッと疲労を感じてしまう。
「良いことだよ。今度は凪くんでもエスコートしてあげなよ」
「凪は男だ」
「だったね」
休日ダイヤのホームにはほどよく人でごった返し、心地のいい喧噪で溢れている。
「そういえば宮村くんは真白ちゃんのことどう思ってるの?」
「真白のこと?」
「付き合ってないって教えてもらったけど、仲は悪くないんでしょ?」
「仲は……良い方だろうな」
「女の子としての真白はどう?」
「女子として?」
まさかの質問が彼女から出てきた。
「大事なことじゃないかな」
「真白はただの友達だよ」
「全く?」
彼女はスッと俺の目を見つめてくる。
「全く……とは言えないけど」
「じゃあ……」
「でも俺好きな人いるから」
これだけはハッキリしていた。
「そうなんだ……」
彼女は一度目を瞑ってからそっぽを向いてしまう。
「宮村くんは良い人なんだね」
「そんなことないと思うが……」
いつまでの過去のトラウマを理由に隠し事をして、自分の恋愛のために他の女子を利用して
「優しくて誠実で、おまけにエスコートも出来る」
「エスコートは出来てなかっただろ」
「今こうやって送ってくれてるでしょ?」
彼女は小悪魔のような笑みを返してくる。
「きっと宮村くんに好かれている子は素敵な子なんだろうね」
「それはもちろん」
目の前を見ながら、俺は頷いてしまう。
「宮村くんに好かれるなんてちょっと羨ましいな」
「それって」
タイミング悪く電車がホームに入ってくる。
「電車来たから行くね」
「え、あぁ……」
彼女はそれ以上会話は交わそうとせずに電車の中に入っていく。
「それじゃあまた学校で」
彼女に手を振り返していると、電車はさっさと出てしまった。
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