記憶喪失の少女・帷(とばり)は、便利屋「ハートキャッチ」の織草葵(おりくさあおい)のもとで働きながら、自身の手掛かりを求めている。便利屋「ハートキャッチ」に持ち込まれる仕事は猫探しだけではない。そこに持ち込まれるのは、暴走した感情から生れ出づる怪物―化心(けしん)による事件だ。
心霊探偵ものとしてバトルとミステリーが程よく混じり合い、便利屋の女性2人(変人とその助手)のバディものとしても楽しめます。
感情から生まれる怪物とあって、事件の関係者達の心情の機微もよく描かれており、とても読み応えがありました。
お話はよくまとまっていて、10話で一旦完結となっておりますが、事件の背後で暗躍する人物の存在も示唆されており、どちらかというと第1章・完という感じです。
作者様の近況ノートを拝見したところ、続編もあるとのこと。ぜひ続きを読みたいです!