星や評価が欲しい自慢なファンタジー企画から来ました。
現代ファンタジーながらも、伝奇風味が効いていて。
そして、緻密な設定にキャラクター同士の掛け合いが、とても良かったと思います。
今後共に期待していますね。
ごきげんよう、壮絶な戦いだったけれど、戦いの後の帷ちゃんの心情がとても淡々としていて、真っ直ぐで、不思議なくらいに楽観的で。
彼女は次の戦いも、きっとこんな風に淡々と赴いて、その戦後は今より少しだけ、心に風が吹いているんだろうなと思わせる、なんだか温かいエピローグでした。
事件にかかわることで、色々な感情を受け取り、そして少しだけ自分でもチャレンジしていく、そんな帷ちゃんが本当に可愛らしく感じられて、素敵な読後感でした。
事務所の名称も綺麗に回収出来ましたね。
一気に読んでしまいました。最高です。
『ココロのトバリ』のタイトル通り、人の感情を重視した作品作りをされているな、と思いました。キャラクターが立っていて、感情描写も共感しやすいよう丁寧で…「葵さん、褒めてください」では、ついニコニコしてしまいました。続きも楽しみです。