年の割には老けた少女でしたね。

タイトルの通り、彼女とその友達は新天地へ飛び立ったのでしょうね。

この度は『タイトルに意味がある作品』の企画にご参加いただきありがとうございます。

実は数日前に1度拝読させていただいています。そのときはタイトルの『新天地』のことは特に深く考えずに読みました。

新天地の意味を知り、女の子達も彼も新天地に行ったのだと思えました。

バットエンドだと思っていたのですが『ずっと生まれ育った場所にいたんじゃ幸せになれない』という言葉にそうではないのかなとも思えたり……。でもそのときの女の子の返答はそうでもなかったり。

私は読解力が無いので、見当違いな事を言っていたら大変申し訳ありません。

充実した読書の時間をありがとうございました。

衝撃的なエンディングをひた隠す、日常のようにただ流れていくだけの現実が残酷で、だからこそ描写ひとつひとつが冴え渡っていました。素晴らしい作品でした。

大変に衝撃作でした。
普段は読まない類いのエンディングだったため胸がざわついていますが、それでも質の高さを感じずにいられません。

最初の一行からとてもキャッチーで、風景や行動の描写も適度に飾られ、それでいてわかりやすい。好みの表現も多々ありました。「麺の破片がひとつ浮いたスープ」などリアルに想像しやすい箇所も好きです。

“少女”がいきなり放った荒い言葉にも面食らいましたが、ラストにもひどく驚きました。
これだけの衝撃を受けたのに、そこに広がっているのはごく平凡なラーメン屋の風景。彼も一報を聞くことはない。残酷にも思えるほど、不思議と現実的でした。

説明的な要素は一切なく、表情・動作・自然な会話から多様な情報を伝えてくれる文章。
掴みを含めた構成力の高さ。
胸は痛みましたが、本当に良質な作品でした。

長々とすみません。
ありがとうございました。