第145話 ナニワ万博西国の意地、りゅうぞうじ前編
りゅうぞうじグループ、しまづとの社運を賭けたカードゲームでは良い所がなく惨敗しましたが、その後ひでよしの率いるサンサン商事の配下としてリベンジを行いました。
社長である、たかのぶはまだ冬眠中でしたが、その間、なべしま親子が頑張りました。
例えば、専務のなべしまなおしげはサンサン商事との業務提携を進め、秀吉のご機嫌をとり、関係を良くしました。
りゅうぞうじの地元サガでは、サンサン商事グループの主力事業である太陽光発電を住宅に備え付けるように尽力し、サガは全国一の住宅用太陽光発電システムの普及率となりました。
さらに息子で社長室長のかつしげはもうり連合の提唱する港と貿易の協定をまとめる際に頑張り、大量の原料を安価で仕入れる仕組みを作り上げました。
そして、さらに海外、南蛮や中国との貿易で砂糖や小麦粉などの原料の他、海外の知識を仕入れることにより、りゅうぞうじ独自の強みを持つことになります。
こうして、港から入ってくる原料が国内に入ることで、お菓子の量の点では全国一の地位をさらに確固としたうえで、質の点でも他のメーカーに負けない体制を社内に構築しました。
これだけ恵まれた環境の為、饅頭の消費量全国一位であり、サガ県民の多くも子供の頃から親しみ、多くの饅頭屋やお菓子屋が街道沿いに誕生しました。
そして、さらなる評判が広がり、土産物としてのお菓子としても繁盛することになります。
こうして、サンサン商事との関係改善、もうり連合、ちょうそかべ、おおともとのサンサン商事配下の対等の企業連合、そして、海外との貿易と情報の流入によってりゅうぞうじはしまづとは真逆の準備万端な状態で万博の準備を行う事が出来ました。
次回は万博でのりゅうぞうじの活躍を紹介します。
お楽しみに。
※ 住宅用太陽光発電システム普及率は佐賀が日本一だそうです。
全国平均 46.2ヶ所
佐賀県 64.7ヶ所
(平成28年末時点)
資料:厚生労働省「衛生行政報告例」より
導入件数÷1戸建て件数
全国平均 7.85%
佐賀県 13.35%
(平成28年度末)
資料:佐賀県
※港から来た砂糖などは長崎街道を通じて県内に、とりわけ家庭にまで浸透したおかげもあり、全国平均の約三倍の消費量を誇る饅頭大国となったようです。
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