第46話 九州戦役編 必死と油断!
こちら、おおとも陣。
一時期しまづの猛攻に冷や冷やしていたおおともの首脳陣ですが、新兵器「国崩し」の前に楽勝ムードが漂っていました。
進軍中はしまづが静かだったせいもあり、彼らはしまづが新兵器を前におじけづいたと判断していました。
そしてさらに進軍すると、しまづ陣が見えてきます。
小高い丘の上ということでしまづ陣全体が良く見えます。
そして、陣形を見て、彼らはますます楽観視していました。
部長のたわらがしまづ陣を見ながら笑いつつこう言い放ちました。
「守備力の低いがすたどんを本陣の盾にするとは!しまづは脳筋だという噂だがまことセオリーを知らぬ」
もう一人の部長しがもがるかんを全面に押し出しているのを見て、「やつらめ、雑兵を的にしたいのか?ならば望みをかなえてやろう!」
総大将のよしむねも彼らの意見に飲まれてすでに勝った気になっています。
「普通のスピードで各自しまづ陣を攻撃せよ」
一方のしまづ陣は敵を引き付けてから先陣のがるかんは突撃、後方の総大将およびがすたどんは敵を引き付けつつ後退という予定で作戦が練られていました。
おおとも陣の先陣が戦闘態勢に入る直前にがるかん勢が突撃!
おおともの温泉饅頭一部なぎ倒したらあとは無視して敵本陣に超スピードで突撃を敢行しました。
そのスピードがあまりに早かったため、おおとも陣の敵味方がごちゃごちゃになり、おおともの遠距離攻撃兵器ガステイラと国崩しを使えなくなってしまいました。
さらに混乱したことでもはや無策では不味いとパニクったおおとも勢が国崩しとガステイラで味方もろともしまづを攻撃したため大混乱に陥りました。
この大混乱の中、よしひろはおおとも方のたわらと遭遇、見事たわらのカードを破りました。
ほぼ同じころいえひさの方も部長のしがを破り、おおともの両翼ともいうべき存在が戦線を離脱、残りはよしむねだけとなりました。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます