第7話 しまづ社訓、舐められたらコ〇〇
この話は6話の話と連動しているのでどうか6話を読んでからご覧ください。(てぬきじゃないお)
社長よしひさは胃薬をいつでも準備できるようにしつつ、社内の巡回を行っています。
まず、副社長の声のデカいよしひろのところへ。
さて、よしひろと彼の部下たちが騒がしく仕事をしています。
なお、彼の配下の部下たちには名称があります。
その名も「がるかん隊」、頭の形はノーマルのがるかん、口の形は丸十字→㊉これ
ちなみにどうでもいい情報ですが、彼の隊の口の十字の形は「とよひさのおとよ隊」よりも小さい規則になっています。
さらにどうでもいい情報ですが眼鏡をつける者もいれば裸眼の者もいます。
さて本題に入りますが、長年の伝統を誇る株式会社しまづには昔からの社訓があります。
それは「舐められたらコ〇ス」です。(〇の字については大人の事情により表現不可)
昔から武士で脳筋であった伝統を受け継いでいると噂する者もいますが、本当の所は分かりません。
よしひろ個人の考えでは、あまり派手にしたくない社訓なのですが、長年の伝統には逆らえず、その教えに従うことにしています。
とにかく、社内の各部署に社訓の看板が備え付けられています。
専務のとしひさの部屋にも・・・
常務のいえひさの管轄する各部屋にも・・・
もちろんその息子で対外室長のとよひさとおとよ隊の詰め所にもです。
特にいえひさととよひさはこの社訓が熱狂的に好きで、機会があれば部下たちに熱烈に社訓としまづの歴史を語りだすのです。
そんなわけで社内のあちこちにこの物騒な看板があり、これもまたよしひさの精神衛生上よくない影響を与えていました。
あ、また胃薬飲んでる。
意外な事ですが、しまづの社風はしまづの重役たちよりも従業員の方が熱烈に支持していて、よしひさたちは問題を起こさないレベルで穏便に済ませるように日夜努力していました。
でも、そのかりそめの穏やかさも大きな流れによって流されてしまうのですが、それは後のお話で。
島津メモ 戦国時代において島津が一時期九州の大半を支配した事実から島津に領土拡大の野心があったのではと考える向きもありますが、どうも島津義久や義弘の言動を丁寧に見ていくと、ひとつひとつの争いを鎮めるために戦っているのであって信長たちのような地図の色塗りみたいな野心はなかったように感じます。
むしろ、家臣たちの方が舐められたら容赦しないという感じの空気を義久たちに上奏し、強く反対に出ることが出来ずにあれよあれよという間に戦線が拡大したという感じです。
もちろん戦国時代は現代とは国境の考え方も戦争の概念も違うので、「やられたらやり返す、倍返しだ!」という空気は普通にあったものと思われます。
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