第5話 よしひろと妻と大根と

しまづの副社長よしひろにはメロメロの奥さんがいます。

彼は社内においては頼もしい男として社員たちに慕われていますが、家庭では奥さんLOVEで一筋に愛していました。


彼と奥さんのなりそめは大根が大きな役割を果たしました。

ある時、例のいかつい牛角の兜と鎧を着て歩いていると、一人の女性が大根を差し出しました。


思わず彼は大根を受け取ったのですが、彼女は大根が汚れないように細心の注意を払って大根を差し出しました。

その姿にキュンとしたのか、彼女と付き合い結婚まで一直線でした。


実は会社のおえらさんということで見合いの話は数多く、社内のおえらさんの娘との縁談も何度かありました。

よしひろは女性にも優しいので親切に付き合っていたのですが、思わぬ不幸が重なり、悲恋となることがありました。


そうした経験のあるよしひろが何故にこの女性に迷いもなく結婚を申し込んだのかは分かりません。

しかも彼女は以前の縁談の相手と違い、社内でもそれほど偉くない立場の娘だったので本当に人間性を見て、てぃんと来たのかも知れません。


なお、ネタバレになりますが彼の息子が立派な大人になろうかという頃に、海外出張のため家を空けていた時期がありました。


そんな時でも、手紙で「あいたい、あいたい、あいたい、でももしあえないのであれば同じ内容の手紙でもいいのでなんかうれしいことがあったら送ってクレメンス」

と駄々をこねています。


この事からもよしひろは女性の外見ではなく、その中身にほれ込んでいたのが良く分かります。

よしひろには二人の子供がいます。

ひさやすとただつねです。


家庭内でいろいろありますが、よしひろの家は今日も平和です。


※島津メモ 島津義弘は3回結婚してます。

前の2回はお家の都合による政略結婚です。

どちらも家庭内の不和が原因ではなく実家との関係が維持できなくなったための離縁という形でした。


3回目の相手は島津家の家臣、園田清左衛門の娘で、川で大根を洗っていたときにタカ狩りで訪れた義弘に見そめられ、正室に迎えられたと記録されてます。

彼女の父は前の二人の実家と比べると格下であったが、夫婦愛はとても強く終生にわたるものだったとされます。


子供は次男の久保と三男の忠恒が有名であり、他にも娘や息子が記録されいてる。

参考文献(リスペクト)北斗の拳




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