神々の島。
大会の表彰で カイトが主催者の城主に・
直に お祝いを もらってる。
クロスがマリーンに近づいて
試合の始まる前に聞いたタイジの伝言を
言いにくそうに
「4試合目の 勝利に
関係なく
初参加 初出場 優勝チームには
南部、北部の 都での王様 御前試合 球馬大会には
出場できないルールが ある。」
と、タイジの 伝言を 姉の顔色を見ながら
気まずそうに言った。
クロスの 姉たちの練習を見ていたので 姉を思う 気持ちがわかったので
「平気よ わたしは、」と元気に言った
「別に王様の前で、試合できなくたって
この大会の優勝には、変わりないから」
そして小声で
「カイジさんに、また私達の旅費や、大きな経費を考えたら
ここまでで、良かったわ。」と
マリーンの意見で みんなも 納得した
本大会の出場の、赤チームの お姫様も
カイトに並んで 城主の主催者
父親から お祝いをもらっている。
赤チームの激励をかねて
優勝の藍色チームも
お祝いの席に 城主のはからいで 招待された。
マリーンに家の 1ヶ月分の ごちそう 食料が お祝いの席にあった。
みんな 多分 食べたことのない お料理
食べることの好きなマリーンは 遠慮しないで
「もう2度とこんな ごちそう 食べれない」と
お腹が、はち切れるまで いっぱい食べた。
主催者の はからいで優勝チームに 泊まる部屋が、用意されていて
2部屋続きの 広い部屋の豪華さに 目をみはる。
城主の 服の布地、、
マリーンが見つけた 家の床の下に隠された 布地に 似てる、、
でも、床の下の 布地のほうが、、もっと細やかな 美しい刺繍を 思い出す。
今までの 疲れもあり みんな 深い 深い眠り。
城での、朝
隣で寝ていた5人が 目覚めても
まだ眠ってる マリーンの部屋を除き
マリーンを クロスが起こしても起きなくて
「いつも こうなのかと」シバが聞いた
「ここ2年ほど 無かったんだけれど
久しぶりに今までの疲れが出たんだろうと、カイトが答えた
「大変だな、、朝に、こんなに起きない女の子、、」のっぽ
「ウンウン 」と モンタが いつも早く起きる自分の母と、比べてる。
死んだように眠るマリーン
を、シバが たまらずに
眠るマリーンの頭の方に座り
両手でマリーンの頭を持ち上げ
天誅をついて
おでこの眉間に そして こめかみを
神経集中して 押した。
マリーンの長いまつげの瞳が開いた。
目の前に いつもと違う目と 顔
の、シバの 真剣な瞳と、一瞬 目が合う2人
シバがすぐに サッと マリーンの頭から のく
横にいつもの カイトとクロスがいて ホッとする
「また、眠り癖出ちゃった、、、?」
「ここんとこ大丈夫だったのにな」カイト
「うん お母さんには心配するから内緒の方がいいか」マリーン
「シバは指圧まで知ってるのかい」 とのっぽ
「タグ、、お父さんが 一通り教えてくれて」
「シバが起こしてくれたの?」
「ねっ人を起こせるなら 気絶させることもできるの?」
「へぇー僕も聞きたい」 とクロス
この2人の好奇心 物好きさ加減 呆れるみんな
「喉と、心臓の下の、、」と、マリーンの胸の下を見てから
自分の体で場所を教えた
「マリーンは 意識障害かも、しれない」
「えっ?」
「自分の 血流や代謝を、低下させる
脳の機能が 自然に 発生しちゃうのかも
それで昏睡状態で、外部からの刺激にも 反応しないのかも」
「そのうち覚醒すれば良いんだけれど」
「覚醒?」
「マリーンは昨日の試合で もう 覚醒していたよ
すごく綺麗だった!!」と、クロス
「うっふふふ わたし 覚醒 近しね」
タイジが、褒美を持ってきてくれて
みんなに好きなのを 一つずつくれた
「用意ができたら 帰る支度を」 してくれ
こんなキレイなお城につれてきてくれて
いい経験ができた とカイトが お礼を言う
タイジは
「優勝した君たちが誇らしいと
ここまでやってくれるとは 思ってもいなかったよ」
「出来すぎで怖いくらいだと、、
この敵地で優勝して、恨みをかう前に 早く帰ろう」と本気か冗談か
お城を 後にしたとき 本当に私達がここで優勝したのが夢見たいと思う
馬小屋につくと
古い家来の 恰幅が良い人たちが 何人か居て
この馬はと、 シューと、カイを、指して
「君の馬かい」 と訪ねてきた
タイジがどうしたか聞くと
「おっ タイジ殿の、、」と
シューと、カイの 足とお尻の間の印が、、
馬を世話人から、連絡が来て
ちょっと見てほしいと
「北部の都で特別な 持ち出しできない馬にしかない印に似ている」と
その上から また違う印の2度押し ではないかと
ハナにも 父が印を 自分たちの馬の 焼き印を したのを
カイトもマリーンも 見ている。
不安になる。
「タイジ殿の仲間の馬なら きっと持ち出し禁止の馬ではないだろう
調べても はっきりとした証拠で ないから」
「昨日の試合は見事でしたね」 とタイジと5人たちを 褒めてくれた
「気をつけてお帰りください」
「来たときは山側
帰りは海の 海岸線を通って帰ろう
景色が きれいだから 君たちに見せてあげたい」と。
「本当にきれいな海岸!」
マリーンたちの 小さな浜辺と 大違い
特に ひろーい 美しい海岸線に出た。
「少し休もう」と みんな馬を降りて腰を下ろす
昨日の試合運びを 話したり
お昼ごはん休憩
「あらっ あそこの高い山は 島かな?」
はるか遠くに、空に一番近いような島影を、見つけるマリーン
「??」
マリーンの見る、方向を見ても 他の者には、何も見えない??
「カイト兄さん見えない?シバも? 本当?」
マリーンが目をこする
見えると騒ぐマリーンに 近くに いた人たちが 不思議そうに
近づき、恐る恐る聞いた
「お嬢さんに、見えるのかい?
あの、幻の 神の島が、、」
「昔から、見えなくても あると言われて
行った人が誰も帰ってこない
伝説の 特別な人達が住むと言われてる 神々の神の島」
「特別な人って?」
「特別に なにか能力を持ってる人たちと聞くよ」
「10年に1度くらいしか 見える人が 現れない」
「お嬢さん見えるんだね」
「見えるわ 高い島影 かすかだけれど、、あれが その島なら」
マリーンを みんなが 不可思議そうに ジロジロ見た
カイトもシバも タイジも、、見えないらしい
昨日の大会で みんなの祝福を受けたとき
なんだか 体が熱くなった時
あの時 なんだか 自分の体が 開放されたような気がした、、
あらっ、やーだ、、 私 本当に 覚醒しちゃったの、、?
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