あとがき


 お腹すいたなぁ。

 そんな時は……石狩鍋!

 鮭の入ったお鍋!

 でも最近は、


 すきやきが好き!!(*'ω'*)


 初めましてこんにちは! こんばんは! おはようございます! わたくし、石狩なべと申します!(*'ω'*)


 この度は『Yummy brain』を読了いただき誠にありがとうございました!


 普段長編ばかりのため、なかなかあとがきなんて書かないので、ちょっとした小話を見てやってはいただけないでしょうか。お時間ない方はここまでで結構でございます! 


 ここまで読んでいただき、誠にありがとうございました!



 2021.09.16 石狩なべ(*'ω'*)










(*'ω'*)以下、小話。ちょびっと長いよ!





 この物語はおそらく5、6年前、わたし自身に発達障害があることを発覚した直後にらくがきで描いて完成した漫画……だったと思います。当時はpixivにその状態のまま載せていたのでだいぶ見にくいものになっていたかと存じます!(*'ω'*)エヘヘ


 仕事先で、「お前は駄目だ」「どうして出来ないんだ」「物を落とすな」「忘れるな」「お客さんと話せ。自分から話しにいけ」「どうしておつかいすら出来ないんだ」「聞き返すな」「一回で聞け」「お前には努力が足りない」「お前の中身が見てみたい」「俺、わたしにも出来た。だからあなたにもできるよ。もっと頑張ってみて」「自分はここまで努力したから今がある」「お前はどうだ」「努力したか」「考えろ」「お前はだから駄目なんだ」「また忘れたのか」「寝坊するな」「お前の頭をかち割って脳を見てみたい」


 と、毎朝9時〜夜の3時まで週6勤務で言われていた時期です。(´・ω・`)シュン


 当時は、休みの日も寝る時間も自分の出来なさを責め、毎日毎日二十四時間自分が何をどう考えて動けば仕事が出来るようになり要領よく働けて完璧人間になれるのかを自分なりに考えて行動した結果、叱られ説教されまた考えてを繰り返し、公園のベンチで真夜中に一人でコバエに囲まれながら泣き、家に帰っては死にたくなってと、そんな目まぐるしい日々の中、いつの間にやら感情の起伏が激しくなってしまい、少しでも希望をと思い、レンタルビデオ屋さんからAKIRAとホラー映画を借りて四六時中見て、自分の尻をひたすら叩きまくってました(*'ω'*)パンパンッ!!

(ホラー映画はやっぱりオリジナル版の2000人の狂人、SAWシリーズが最高ですね! 今でもたまに見たくなります。ファミリー映画、熱い友情ものが見たい時は全部揃ってるオリジナル版ITがお勧めです☆)


 そして当時、とても不思議な体験をしました。その時期、食べても食べてもお腹が満たされない状態が続いたんです。


 食べればその場で満たされるのですが、一時間後にはお腹が空いてる『気がする』現象です。吐いたりはしなかったので過食症ではないと思うのですが、一気に16キロ増えたり、かと思えば一気に10キロ減ったりと、おそらくストレスからきたものだったと思うのですが、いつでも死ねるよ、大丈夫!(*'ω'*)テヘペロ‼と毎朝自分に言い聞かせ、部屋全体の高い場所、見えるところにリボンとベルトをぶら下げて、首を吊る準備をしてました!(*´∀`*)テヘヘ

 あの世にいったらどうするか、生まれ変わったら次はどんな人間になりたいか、そんな計画表を書いては満足してた時期です。懐かしいなぁ(*´Д`)


 今なら、人にもらった恩義があるからそれを返すまで働かなきゃ、なんて頑固な考えなど捨てて、自分に合わない職場などさっさと辞め、自分が簡単に出来る職場に契約社員でも派遣でもして働けば、自分にとってすごくいい生活が出来たのにと、バカだったなと思えますが、その時はもう毎日生きていくことにいっぱいいっぱいで、ヨシコのように血まみれになりながらも笑顔で楽しく過ごせればいいのに、いっそのこと、だれかわたしに健康的な脳を食べさせてくれないかな。そうしたらわたしはみんなが言う理想の仕事が出来る人になれるのかもしれないなぁ。と、枕を濡らしながら毎晩自分を責めながら考えていた……というのはなんとなく覚えてます。(´・ω・`)ナントナクネ。


 でも、出来ないもんは無理です。人生時には諦めることも大事です。自分がどうしても出来ないことに対して白旗を揚げるのって、そんなに恥ずかしいことじゃありません。そんなの関係ない。どんなハンデがあっても努力は必ず報われるんだよ! だって俺私には出来たのだからあなたにも出来るよ! なんて熱く仰せの健常者さまには中指立ててくたばれバーカ! って言っておいてください。あなたの脳とお相手の脳を交換してあげてください。わたしたちのような人間が努力して報われて出来ないことを出来るようになって完璧人間になれるなら、わたしたちのような人間はそもそも『障害』の類には入りません。完治もできません。一生手を繋いで付き合っていくしかありません。未だにあの四文字のアルファベット大嫌いです。目につくのも嫌です。説明したら言い訳だと言われるし、言わなければ言わないで叱られるし、言ったら言ったで同情の目を向けられて、バレないように薬を飲んだら副作用で眠くなるなんて、どんな地獄ですか(`Д´)プンプン!!


 今なら自分自身の対処法もわかりますが、当時はわかってません。相談できる相手もいません。自分はなにかおかしい。人とは何か、どこか違うけど原因がわからない恐怖。人に出来ることがわたしには出来ないなんて、そんなことあるわけがない。人は努力したら必ず報われるのにどうしてわたしは努力しても報われないことのほうが多いのか。選ばれるのはいつも別の人。褒められるのはいつも別の人。努力しても空回る。人の目が怖い。音がうるさい。電話の声が聞き取れない。頭に言葉が入ってこない。忘れる。寝坊する。遅刻する。怒られてるのに別の場所が気になる。毎日が怖い。また叱られる。また怒られる。また怒鳴られる。怖い。でも行かないといけない。努力しないと。働かないと生きていけない。メモする。メモ見ることを忘れる。メモしたことすら忘れる。アレって何? 適当って何? 大体って何? 普通って何? だれと比べてるの? 仕事が出来ない。また怒られる。優先順位がわからない。今日はもう帰れと言われる。お金を稼げない。ご飯が食べれない。薬が飲めない。薬が買えない。行きたくない。お腹すいた。カフェイン入れよう。食べてるときだけ生きてると感じる。食べないと生きていけない。カフェイン中毒で目眩がする。行かないと。食べないと。働かないと。薬飲まないと。食べないと。死にたくない。食べないと。


 って、小説風に書いてみました(*'ω'*)

 辛そうに見えましたか!?(*'ω'*)

 さーせん! わたしは元気です!(*'ω'*)


 こんなの社会じゃ当たり前ですよね。大人になって、自分がいかに親に守られていたか身に染みてわかりました。これは当たり前のことだし、もっと辛い思いをされてる方々って多いと思いますが、わたしにとっては、すごく辛かった日々でした。


 正直、なんでこの作品を描いたのかわたしは覚えてないのですが、多分、どこかに自分の血を吐き出したくてこの作品を描いたのかなぁ……? って予想はしてます。らくがき状態の漫画に描かれたヨシコは、いつも口元に血がついていて、服にも血がついていて、とにかく血まみれな子でした(*´∀`*)でもずっと笑顔で、自分に正直で、頭がやられていても、純粋さを忘れない女の子です。


 ヨシコ、好きなんですよね。見てて幸せになれると言いますか、いつか絶対復活させたいとは思っていたのですが、百合じゃないしなーと思ってて、ただ、現在長編が一区切りついたので、そのタイミングで載せてみました(*'ω'*)エヘッ

 好きな子と書いて好子。いい名前だと思いません?(当時怒られてばかりでよっぽど人に好かれたかったんだろうなと思います。抱きしめてやるよ。ほら来いよ。過去の自分(*'ω'(*'ω'*)ギュッ!!)


 本作品は落書きの漫画を見直しながら文章に起こしていたのですが、ヨシコの過去描写にて『手帳』が出てくるシーン。漫画では白い背景に、ヨシコのお母さんの手が『障害者手帳』を持っているんですけど、他人から見たらそんなことないのでしょうが、見直したわたしからすると、妙にその描写が生々しく思えまして……。なんか、どう言えばいいんでしょうね。今は自分の脳めどうして障害なんかもって生まれてきたんだこんちきしょうがぁあって思えるんですけど……なんか、当時は、……ショックだったのかなって思いました。本当に、なんか、私、絵が下手なのですが……その描写だけは、ちょっと目から離れなくて。なんでしょう。その手が、私の左手と同じ形をしていたからでしょうかね? あの絵、どうやって描いたか、どんな気持ちで描いたのか、本当に思い出せません。だから生々しいのでしょうか(笑)

 不思議ですね。過去に自分が描いたものなのに。(*'ω'*)ホゲッ


 11話の『SOS』や『脳が足りてない』や『あたしを助けてください』を見る限り、当時の自分なりの悲鳴だったのかなって、ちょっと切なくなりました(´・ω・`)それと、良子が言ってますよね。見た目とか体は人間だけど、中身は人造人間だって。あれも、中身が人と違うことを皮肉めいて書いたのかなと。素直に受け止めればいいのに。ばかだな(´・ω・`)

 あ、ご心配なく! 今はとっても元気です(*'ω'*)キュルン☆


 ドラゴンボール見てから、人造人間って存在も大好きでして。出来ればAKIRAみたいに皮膚と筋肉がむきむきの人造人間であればなお好みです( ・ิω・ิ)キリッ


 という事情のもと完成した本作品、いかがでしたでしょうか。

 普段はガールズラブ作品である『おとぎ話の悪役令嬢は罪滅ぼしに忙しい』という作品を書いてます。よろしければ、そちらもご覧いただけますと嬉しいです_(._.)_

 本作品の地下に町がある、塔に登れば何かある、のネタは第六章で丸々使ってるので、よろしければ、あーーーここかーー! って面白がっていただければ幸いですww


 長くはなりましたが、久しぶりの短編が完結してまた一息つきました。とても新鮮な気分です(*´∀`*)


 お気に召しましたら、また読んでやっていただけますと幸いでございます。ヨシコも、喜ぶと思いますので(*´∀`)


 ここまでお付き合い頂き、誠にありがとうございました!




 過去の自分。今、コロナとか仕事先とか色々大変だけど、わたし、百合シチュエーションボイスと出会って、引越す際にぶら下げてたリボンとベルトを全部捨てて、貴様が溜め込んでくれやがった国保の支払いを三年かけて全て終えて、女の子と女の子の恋愛模様に胸をキュンキュンさせながら、あの頃なんかよりもずっと笑って、お鍋食べてるぜ。



 2021.09.16 石狩なべ(*'ω'*)

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Yummy brain 石狩なべ @yukidarumatukurou

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