第5話 キャバはもう無理

「おまえが疲れないわけないだろ。そんだけやって」


「おにいちゃんがすごいから、私はアレだけど。なんかやっぱ疲れるよねw」


「最近言ってるから、口を開けば「疲れたー、疲れたー」って」


「言ってる?」


「言ってるじゃん、オレ最近。おまえも最近言うようになったよな」


「なったよね」


「おまえ前は言わなかったのに全然。『大丈夫だ』って。大丈夫なわけねーだろって、だから」


「ほんとw言っちゃうけど疲れるね。うふふふ」


「疲れるだろ?」


「疲れる!ビックリする」


「だからもう酒飲んでる場合じゃないんだよ。もうババアなんだから」

仕事キャバクラで飲んでた


「ほんと!思った、おにいちゃん。もう無理だわ」


「あんな朝まで酒飲んでる場合じゃないんだよ」


「ほんとに思った。それどころじゃないだよ。そんな話じゃないんだわ、おにいちゃんよ」


「うん。なぁ?子供3人の面倒見て、おまえ、昼やって夜やって、夜中やってって・・・」


「多分、このまま行くとどこかでガタがくるじゃないけどね・・・」


「だから早く医療事務取って、昼間の仕事スイッチして、そうした方がいいって」


「うんうん。のがいいと思った」


「マジで」


「マジで」


「今しか出来ないからな、おまえ、頑張るのは。絶対無理だから夜なんて」










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