蘇生者と死にたい女の子

『蘇生者と死にたい女の子』

『後書き』

　私は何回か自殺未遂（オーバードーズ）をしたことがあります。

　まぁそれがなんだって言う話ではありますが、自らの命を捨てに行くと言うのも命への冒涜なのかも知れず、神は許してはくれませんでした。

　私ととある親しい友人との間では『レギュレーション』が存在します。

　一つ、自殺行為をしないこと。

　二つ、アカウントを削除しないこと。

　三つ、傘を返すこと。

　このようなよくわからない『レギュレーション』で僕は今生きている訳です。

　おかしな話ではありますが、希死念慮（きしねんりょ）と言う物をこの様な形で打ち消している訳なのです。

　タグに付けてある『げんたいけん』についてなのですが、これは『原風景（げんふうけい）』に対してのリスペクトを兼ねたものになります。

　まだまだ文字書きとしては幼い私です、インプットされた素敵な原風景を思う存分味わいそれを原体験とし、自分の筆で描いてみたのです。

　この原風景をインプットしたと言う原体験がこれからの物書きとしてどうなるかはわかりませんが、少しでも自分の好きなことや伝えたい事が色々な人に伝わるようになればいいなと思っている私が居ます。

　そんなこんなで友人との共通項（すきなもの）を各所に織り交ぜながら、意識しながら書いてみた作品です。

　この文章を読みながら彼はどんな顔をしているのでしょうか、これを書いてる今から楽しみで仕方ありません。

　それではこの話はこのあたりにしておきましょう。

　――傘返して貰ったっけ？