第6話
ゆっくりと進む季節、やがて私達は高校を卒業し、各々の進みたい道へ進んだ。
ヒナは彼氏と一緒に東京で住んでいるそうだ。
【今度、アカネも東京遊びに来てよね】
ヒナからLINEで度々お誘いが来る、
その度に曖昧な返事をして。
変わらないものなんてないのに、変わらない日常が私にとっては何よりも幸せだったんだ。
あの頃に戻れたらどれ程幸せか。
近隣の大学に進学した私は、今日も無人駅から街へ出る。
小学生の頃に彼女と植えた名前も知らないその花は、今年も綺麗な花を咲かせた。
花の咲く駅に @hr61
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます