第4話

そんなある日、ヒナから急な爆弾発言。


「ごめんアカネ、明日から帰り道は別々でもいい?」


申し訳なさそうにそう言った。


唐突の彼女の発言に、本当にビックリした。


だって私たちは小学生の頃からずっと一緒に登下校していたのだから。


「いい、けど何で?」


そう聞くと彼女は照れくさそうに笑った。


…ああ、なんだかとても嫌な予感がするからこの続きを聞きたくない。


ヒナの顔を見た瞬間にそう感じた。


でも、彼女から紡がれる言葉を止める手段なんて今更なくて。

彼女は頬を赤らめながら答えた。



「好きな人に、告白されたの。一緒に帰りたくて」



その瞬間、周りの音が全て消えてしまったような気がした。

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