第4話
そんなある日、ヒナから急な爆弾発言。
「ごめんアカネ、明日から帰り道は別々でもいい?」
申し訳なさそうにそう言った。
唐突の彼女の発言に、本当にビックリした。
だって私たちは小学生の頃からずっと一緒に登下校していたのだから。
「いい、けど何で?」
そう聞くと彼女は照れくさそうに笑った。
…ああ、なんだかとても嫌な予感がするからこの続きを聞きたくない。
ヒナの顔を見た瞬間にそう感じた。
でも、彼女から紡がれる言葉を止める手段なんて今更なくて。
彼女は頬を赤らめながら答えた。
「好きな人に、告白されたの。一緒に帰りたくて」
その瞬間、周りの音が全て消えてしまったような気がした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます