閑話甘い不義中編
正午が近い頃合いになり、3人はそれぞれ個性的な服装で彼の部屋へ訪れる。
動きやすいポニーテールにしているユーディットはベージュのセーターを着て、グレーのプリーツスカートを穿いていた。
彼女の遺伝子と彼の遺伝子に共通点がある事を疑いたくなる美しさが存在している。
若さを感じさせるもどこか扇情的な服装の彼女は神の領域まで到達していた。
ストレスで眠れなかった幾夜、何度も彼女を破瓜させる妄想に耽っている。
唐突に暴力と侮辱で彼女の心と体を傷つけた出来事が思い浮かび興奮した。
罪悪感を感じている反面、苦しんでいる彼女の美しい表情に背徳感を抱いている。
産み落ちた時代が違えば彼女の美貌を惑わされ、ドイツ、フランス、イギリスは先の大戦より悍ましい争いをしていたかもしれない。
「天人五衰のような事があってはいけない。数十年でこの美しさを失うならいっそ…」
彼女の美貌が衰退する恐ろしさが頭によぎった彼はベッドから降りて近づく。考えを察した彼女は睨み付ける。
「お願い、私の生きる権利を奪わないで。チー坊が求めるなら私、あなたの子供をいつか産んであげる」
首の方へ向けていた両手を下げてそのまま抱き寄せた。彼女の反対を押し切る理由がない。
無意味に彼女から軽蔑されたくない彼はすぐ平常心を取り戻し微笑んだ。
「約束するよ。もちろん前者を、ね。やっぱりディーちゃんの優しい性格が見た目の魅力を神話の域まで引き立てているよ」
「とても嬉しい。ねぇ、私の事をあなたの奥さんだと思いながら可愛がって欲しいわ」
見上げているユーディットの下腹部にズボンから盛り上がった硬いモノが当たり、欲情している事を教える。
「今までされた最低な事は全部忘れてあげる。チー坊を悦ばせるためにいる都合の良い奥さんだから」
髪へ口付けしてから彼女から離れ、隣で待っている染子の前に移動した。
「何じゃこれ、めっちゃヤバいやん」
後ろ髪を三つ編みにして肩から垂らしている髪形と黒いゴシック・アンド・ロリータ—ドレスと黒いニーソックスを組み合わせている。
現代の傾国の美女といえる彼女に魅了された彼は思わず似非関西弁が出てしまう。
彼は
硬く盛り上がっている彼の股間に手を伸ばし、撫でながら彼女は誘惑した。
「童貞キモオタくんをヤリ棄ててやろうと思ったけど、これのせいでメロメロにななっちゃったわ。思い出すだけで〇ンコが濡れてくる」
「大事な思い出を汚すの止めて貰っていいです? 僕、意外と染子に尽くしているつもりなんですが…」
4人全員満足させなければ彼の両親の前で性行為を見せつけると染子に脅迫される。
2日前の夜、フットペダルと名乗っている変態女子集団に知努は性的暴行を受けたばかりだ。
彼女に主導権を握られ、嬲られると3人が見た事ない彼の浅ましい姿を見せてしまう。
どちらかといえば被虐性愛の傾向が強い知努は、染子に弄ばれる時は従順な雄犬だった。
「いいけど、終わった後にちゃんと抱き締めてたくさん褒めてね」
文月は不良女子と呼ばれる人種がよく好んでいるような黒いジャージを着て、黒いスキニーパンツを穿いている。
「えっと、文月さんは三中知努の事を本当に好きですか? 二田部慧沙と間違えてませんか?」
怪訝そうな顔になりながら彼は文月の前へ出る。好意を抱かれている実感が湧かない。
顔を伏せながら彼女は知努の右腕に抱き着く。胸の弾力が女性らしさを主張している。
「間違えてないし、うちはずっと前からチー坊が好き。何度も刺し殺そうとも考えた。エッチする時だけうちをしっかり見て欲しい」
彼は軽く頷いてから彼女の頭を撫でた。下半身の熱が冷めないうちにベッドへ戻る。
もうすぐ行う行為に必要がない掛け布団を畳み、部屋の左隅へ置く。
服の上から常盤の蕾を摘まんでこねながら3人に相手する順番を教えた。
避妊具を付けるため出される量で揉める心配もない。後は彼の淫茎の耐久力次第だ。
右耳を舐めながらスカートの中へ手を入れ、純白の下着の上から淫裂をなぞっていく。十分濡れていた。
「そろそろ入れてあげる。大丈夫、痛みが和らぐまで待っててあげるから」
ズボンと下着を膝まで脱ぎ、先が濡れている淫陰が露わになる。観客がいる状況は慣れていない。
硬さを失わないうちに机の上へ置いてある避妊具を染子に頼んで、投げ渡して貰う。
緊張のあまり口を噤みながら着けていた。途中で硬さが失われないかなど心配事ばかりだ。
横から真剣な表情になっている彼を染子がからかう。年頃の女子は容赦ない。
「もし、中折れしたらイン〇のちーちゃんって呼ぶわ」
「おい、テメェ、マジでぶっ殺すぞ。黙ってろ、仮性包〇ク〇トリスが」
日頃から染子にからかわれている知努ですら生殖機能の問題は触れられなくなかった。
余計な事を考えて硬さとやる気が失われてしまえば相手に失礼だ。
気が立っている彼の冷たい声で暴言を浴びせられた彼女は逃げるように部屋から出て行く。
いつ彼の怒りが爆発するか分からない状況のため観客の2人は沈黙していた。
少しずつ彼女の淫裂に入れ、破瓜の痛みが無くなるまでじっと待機する。
局部からの流血に苦しんでいるあまり、涙を流しながらも常盤は我慢していた。
「私、身長と胸がコンプレックスだったんだ。それでも知努に抱かれて幸せだな」
避妊具越しに彼女が持つ淫壺の締りを感じ、彼は昂っている。それと同時に愛おしさもあった。
「常盤は魅力的な女の子だよ。服装と体つきがやらしくて、襲いたかった」
淫蕾を親指で擦り付けながら軽く唇も奪うと彼女の体が小刻みに震える。
「あんっ…、くぅっ…、明日、お前は深夜アニメを排除しようとするクソアマ議員をブチ殺しに行くと思え」
「遠慮するな…、私を快楽のスケベな奴隷に堕としてみせろ」
人生最後の性行為だと錯覚している彼の精力は驚くほど湧き出た。淫口の天井にある無数の突起を何度も擦る。
腰遣いもそこに愛が微塵も感じられない獣のような荒々しいものとなっており、任侠映画の濡れ場のようだ。
奥の締りが特に強い門付近を彼は力強く突き上げ、自慰行為で得られない悦楽が走ったのか彼女は黄色い悲鳴を上げる。
小刻みに腰が痙攣し服をめくられ、下着の上から転がすように乳首を舐められた。
「きゃぁぁぁ! もう…、ゆるひへぇ…、〇宮がおかひくなる! あんっ…、あぁん!」
彼女が大きく腰を反らしながら震え、しばらくした後、彼は
常盤の胸に顔を埋めながら荒くなっていた息をかけている。煽情的な薔薇の香りに包まれていた。
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