122話 男たちのくだらない議論

 防具を付けて帯剣した学園生達が戻ってきたので学園案内に行くことになった。騎士団長の息子は俺がダメと断り、さらに学園長からもダメと言われていた。父親に叱られろということだろうな。


 姫さんに学園を案内してもらうのだが………一言で言えば「つまらん」である。特に面白味もなければ興味を引くようなものはなかった。何というか『学校』というものはどの世界でも同じなのかなと思った。幾つかの教室に20~30人程度で分けて授業を受けるようだ。見ていてもふ~んという程度だ。王女リリィも同じなのか終始真顔だった。王子ルーカスは自国と違うのかこういうことには興味があるのか姫さんに質問したりしていた。文官タイプだと気になる所があるんだろうな。


 昼食は学園内の食堂だった。ここは王女リリィも興味があるようだ。食に関しては国によって文化の違いが大きいからだろう。王子ルーカスに聞くとヴィクトリアン王国の学園にもあるそうでどう違うのか興味があるようだ。サンドリアス学園の食堂は日替わりの定食と付け合せのおかずをいくつか選べるようだ。値段は毎日一緒で銅貨5枚とのこと。いまいち高いのか安いのかわからん。味は………まあ普通だ。この世界の標準的な味だと思う。王女リリィ王子ルーカスは向こうよりも美味しいと驚いていた。おかしいな? 昨日ハンバーグ食わせて舌を肥えさせたはずなんだが……一回や二回じゃ変わらないか。


 午後からは授業体験があった。何故か俺たちまで受けさせられた。護衛だから教室についていくのだが後ろで立っているだけだ。教室は前世で見たのと似たような感じで、黒板があり教壇の前に教師がいて、30人程度の学生が机の前の椅子かけて授業を受ける。こういうのはどこの世界も一緒なんだろうか。それとも昔に転生者がそういう風にやるもんだと指導でもしていったのかな。その辺りはどうかはわからないが、前世の学生時代を思い出して少し懐かしくもあった。


 授業は歴史の授業だった。王女リリィ王子ルーカスが来ているからサンドリアス王国の歴史を紹介するような授業らしい。正直興味がないし暇な時間だった。王女リリィも眠そうだ。


 いつの間にか授業が終わり、その後は大部屋で交流会なるものがあったが……学園生たちがやたらと近づいてきて大変だった。どこに刃物持ってる奴がいるかわからんからなぁ。ナイフくらいだったら簡単に隠せるし、アイテムボックスを持ってる奴もいるかもしれないから距離を置いてもらった。口で言っても聞かない奴は物理的に排除した。中にはシエラたちをナンパするやつらまでいて大変だった。ここでナンパしてくるなんて姫さんの顔に泥を塗ってるだけのような気がするんだけどなぁ。


 ある程度落ち着いて質問を交互に繰り返すように交流会は進んでいった。王女リリィが3割、王子ルーカスが7割答えていた。貴族の子息が多いからか質問の内容が政治や統治、地域による生活の違いなどに関してが多かったと思う。俺にはチンプンカンプンな内容だ。王女リリィも半分そんな感じでわからないときは王子ルーカスに振っていた。俺は早く終わらないかなと祈っていた。


 長かった交流会が終わり、姫さんと一緒に俺たちも部屋を出る。


「………やっと終わった」

「つらかったわ。まさかナンパされるなんて…」

「凄く鬱陶しかった」

「あれは予想外です」

「その……申し訳ないです」


 さすがに姫さんも申し訳なさそうにしている。望まずに囲まれるという経験があるのだろう。これで少しは庶民という者を理解してもらいたいものだ。


「次はどうすんだよ?」

「今日はもう終わりですよ。なので城に戻ります」

「よし! 帰ろう! すぐ帰ろう! こんな所に居られるか! 俺はここを出るぞ!」

「アキト。残念ながら明日もここよ」

「………そうだった」


 王女リリィに厳しい現実を突きつけられてしまった。受け入れるしかない。


「それで~アキト様~このあとなんですけd 「ふん!」 この! ふんぎぎぎぎ!」


 フェリスが俺に近づく姫さんをいち早く察したのか捕まえてヘッドロックのようなものをかけている。優秀な護衛だ。ちなみに学園見学中にこういったやりとりは何度かあった。最初は護衛で来てる学園生たちが慌てていたんがリーネが事情を説明していた。王女リリィと宰相の娘であるコレットは必死に笑いを堪えていた。


「アキト……この後なんだが…僕も時間があってね。少し話せないだろうか?」

「ああ…俺たちも空いてるからな別にいいぞ。城で広い部屋でも使わせて貰えば…」

「いや…その………僕とアキトとシルベルト殿の3人で………この間の続きの話を…」

「あ~………騎士団長はどうかわからんが俺はいいぞ」


 どうやら女性用防具店で話した下ネタの話にかなり飢えているようだ。思春期だねぇ。


 王子ルーカスは思春期の年頃ゆえにその手の話に飢えていた。気軽に話せる相手もいなければ立場も許してくれない。だが話を振ってきたアキトと乗ってくれたシルベルトになら話せると思いアキトを誘って改めて誘ったのだ。依頼人という立場をしっかりと利用する王子ルーカスであった。だが歳が近いと思っているアキトの中身は実際には実年齢40を超えたおっさんで、騎士団長のシルベルトにいたっては一00歳超えのおじいちゃんである。人族換算で言えば歳の差はかなり大きいが王子ルーカスの知る由はない。


「殿下。戯れるのもいいですが、この後は学園で仕事がございます。皆さんとはここで一旦お別れです」

「ふぎぎぎ…え?」

「ふふん♪ 学園で大人しくしているといい!」

「そんなぁ~」


 よしよし。姫さんはここでお別れのようだな。これでストレスから解放されるぜ。とっとと城に戻ろうと馬車まで移動して御者席に座ろうとしたらコレットに話しかけられた。


「アキトさん。今日はいつも調子に乗っているマックスが殴られているのが見れて面白かったです。明日もお願いします」

「………宰相以上に面白いもの好きだな」

「マックスがいけないんです」


 宰相の娘が父親似かと思ったがこれただの変人やな。パッと見おしとやかなエルフの美少女って感じだが中身は変人だ。だが変人止まりだな。狂人には程遠い。俺は真の狂人を知っているからな。


 城に戻ってきて、モニカが対応してくれたので部屋を貸してもらえることになり、王子ルーカスの希望通りに男同士の話をすることになった。騎士団長は待機しているそうなので来てくれるそうだ。女性陣にそう言うと女性陣は女子会をするそうだ。同性でないと話せないことはあるからな。


「アキト殿。愚息が大変ご迷惑をおかけしました。申し訳御座いません」

「まさかお前の息子が刺客として送り込まれてるとは思わなかったぞ。お前の言う通り排除したからもういいんだけどな。それよりも王子ルーカスの話だよ」

「息子は厳しく指導するとして………この3人で話というと……女性関係ですか?」

「………はい」


 恥ずかしそうに顔を伏せながら答えるルーカス。まだ同性に話すのにも抵抗があるか。まあとっとと話せる状態にしてしまおう。前もそうだったがすぐには話さないだろうからな。


「まあ俺たち相手だから恥ずかしがる必要はねーよ。で、サンドリアスの娼館に行くかどうかだっけか?」

「それは諦めたほうがいいと結論が出てた気がしますが?」

「………どうしても無理でしょうか?」

「……そんなに行きたいのかよ。気持ちはわからんでもないが…さすがに娼館行ってくるって伝えるわけにもいかねーもんな」

「う……やはり無理があるか」

「さすがに私にはどうにもできませんね」


 続きと言っても娼館に行くかどうかなのだが、さすがにずっと姉と一緒にいるのに行けないだろう。無理があるというもの。好みの話に変えてしまおう。


「切り替えよう。巨乳が好きか貧乳が好きかという話もしてたと思うが…」

「………僕はやはり巨乳が好きだ。女性らしいし…母性を感じるというか……そういう女性に甘えてみたいというか…溺れてみたいというか」

「貴族関係に聞かせたら大変なことになる気がするがあえて触れないでおく。王子ルーカスの好みは何となくわかってきたな」

「ちなみに殿下は婚約者はもうおられますか?」

「いえ……まだ決まっていません」

「ふむ。決まっているのなら少しはやりやすいんですがね」

「なぜ決まっているといいのですか?」


 これは俺も気になる。何で決まってるといいんだろうか。むしろ逆に他の女に手を出すのはダメな気がするのだが。


「基本的に王族や貴族の男性は婚約者と初めての行為はしません。両方初めての場合、子作りがうまくいかない場合がありますからね。仮に最初に失敗した場合、その後の子作りに影響しかねないからですよ。ですので、男性は経験のある女性と一度一夜を共にするのが一般的です」

「あ~なるほど。納得のいく理由だ」

「納得できますね。つまり僕もそう言う風にすればいいわけですか。……でもそれだと一夜を共にした女性は……妾などになるのでしょうか?」

「そうなる場合が多いかとは思います。私もいますからね。ですが、これはサンドリアスの場合です。サンドリアスは王族も貴族も長命種が多く、長命種の大半は種を残すことに消極的です。失敗してさらに消極的になられるのは困るのですよ。これは貴族平民問わずです。もっとも、義務として一人分だけ頑張るという方もいるそうです。人族の男性は若い時期は性欲旺盛な者が多いですからあまりないかもしれませんね」

「長命種ゆえか……王子ルーカス。お前の国じゃそういうのはどうなんだ? 同じなら性欲ぶつけられるじゃねぇか?」

「ヴィクトリアンも確か同じなのだが………今は難しい」

「王族なんだから我儘通せばいいじゃねぇか」

「いろいろあるんだ。特に今は………その……時期王候補の対立がな」

「……そういうことですか。それは確かに難しい。へたに妾にすると、妾になった女性が狙われかねませんし、妾を探していると情報が漏れれば妾と称した諜報の者が送り込まれるかもしれませんからね」


 どうやら国王の後継者争いが起きていて難しいようだ。イマイチピンと来ないがいろいろあって難しいのかな。俺にはわからん世界だ。

 騎士団長の話からフェリスがいかに普通とかけ離れてるかがよくわかる。あれは性欲魔人だからなぁ。シエラもレイも俺が求めれば答えてくれる。そう言う意味では俺の所は問題ないわけか。俺自身は年齢もあるのか結構性欲は旺盛だと思う。種族的なことを考えるなら一応俺はスリークォーターエルフで人族の血も混ざってるからな。


「まあこっちでも難しくて、あっちでも難しいんなら潔く諦めたほうがいいんじゃねぇか? ただ準備だけしておけばいいじゃねぇか」

「悩むよりはいいか………準備というと何をするんだ?」

「好みの女の妾候補を自分の所に囲い込んじまえばいいじゃねぇか。王族や貴族はそう言うこと得意だろ?」

「なるほど……それがいいか」

「そうしとけ。先々お楽しみするために自分好みの巨乳の女を探すのも面白いかもしれねぇだろ? 欲求を満たすために動くのは夢中になれるもんだぞ」

「夢中か……そうだな! 何かに夢中になるのはいいことだ!」


 よくわからんが元気になったな。まあいいか。うじうじ悩むよりよっぽどいい。欲にまみれた王族になりそうだが俺の知ったことじゃない。


「ところで気になることがあるのですが」

「何でしょうか?」

「胸の大きい女性限定なのでしょうか?」

「…僕は胸の大きい女性が好みなので」

「いけませんよ殿下。女性を胸だけで決めるのはいけません」


 おや? 急に真面目な話になったな。確かに騎士団長の言うことももっともだ。胸だけで判断するのは良くない。だがこれは個人の好みだからそこまで言わなくてもいい気もするが…


「まだ経験していないのですから、どうせなら多くの胸を経験しましょう!」


 全然真面目な話じゃなかったな。ストライクゾーンを広げろということなんだろうけど……それはそれで難しい気もする。どうしても好みというものはあるのだ。愛があれば関係ないのかもしれないが今は好みの話なんだけどなぁ。


「というかおとなしく聞いていましたがね! 巨乳など邪道ですよ! 程よい大きさの美しい胸。美乳こそ至高です!」

「「は?」」(威圧)


 よろしい。ならば戦争だ。行こうか同志王子ルーカス。撃鉄を起こせ!


 全く意味のない議論のゴングが鳴らされた。








 シエラ視点


 騎士団長が自分の性壁を暴露し、議論が果てしなく意味のない泥沼と化しているころ。女性陣たちは優雅にお茶をするところだった。


「ふう。今日はなんだか疲れたわ」

「そうねぇ~。学園を見学してもあんまり面白くなかったものね」

「でもフェリスがアルフィーネ殿下を捕まえるところを見るのは面白かったわ」

「王妃様から依頼を受けてアキトに近づけないようにしてる」

「そうなのね。でもあんな力づくで止めてよかったの?」

「力づくでいいって言われてるから大丈夫」


 王妃様から言われてるのなら大丈夫よね。少し心配だったけどそれなら安心だわ。いざとなったらアキトを頼るつもりだったけど大丈夫そうね。


「嫌いだから私もやりたいけど、私がやると問題なのよねぇ。あ、これ内緒ね」

「わかってるわ。さすがにサフィーさんがいる時は言えないわよね」

「ありがとう。感謝するわ」


 今はサフィーさんがいなくてよかったわ。私には関係ないかもしれないけど聞かれたら大変だわ。


「というか王女リリィも嫌いなのね」

「ええ。男に媚び売るのが好きなのは嫌いよ。見てて腹がたつわ」

「私も嫌い。あいつはアキトの◯ン◯ンを狙ってる」

「ちっ………!」


 王女リリィがフェリスの◯ン◯ン発言に驚いている。以外と初心なのかしら? 王女リリィの見た目からは想像しにくいのだけど。


「◯ン◯ンを狙うあいつは許さない」

「フェリス様。◯ン◯ンばっかり言っちゃダメですよ」

「◯ン◯ンは◯ン◯ンだから仕方ない。あいつの目的は明らかにアキトの◯ン◯ン」

「◯ン◯ンよりもご主人様の力が目的な感じがしましたよ?」


 二人が◯ン◯ンを連呼しながら会話しているのを王女リリィが顔を真っ赤にして縮こまっている。こういったことに耐性ないみたいね~。初心で可愛いわね~でもさすがに王女リリィに手を出すのはダメだから我慢ねぇ……


 顔を真っ赤にして縮こまった王女リリィがそーっと手を上げて発言する


「えっと………その…いいかしら?」

「ん? いいよ!」

「その………二人は…いえ、三人はさ………アキトとそう言う関係なのよね?」

「まあ想像している通りの関係ね」

「昨日シた!」

「うるさかったです」

「…………エルフは一夫多妻が平民でも普通だって知ってたけど……アキトって私と歳一緒だって聞いたけど……進んでるのね」


 あら~やっぱり年頃だから気になるのかしら? 人族は若い時期が短いから焦ったりするのかしら?


「その……どう?」

「どうって言われても……恋人同士なら普通なんじゃない?」

「私王族だけど…やっぱりそういうのは気になるのよ……将来経験するだろうし……だけど話せる人もいなくって……」

「王族って大変なのね。よくよく考えれば私たち平民だから話しても参考にならないかも……しかも私たちエルフに兎人族だし…それに私たちって結構特殊なのよねぇ」


 私は最初は同性愛だったし、フェリスは性欲が強すぎるし、レイは普通に受け入れたとはいえ奴隷でそういうのを可能な契約だったしミルファもそう。あんまり力になれそうにないわね。


「その……身分はいいの………実際の行為がどうなのかなって……私もそういう年頃だから気になっちゃって…」

「なんでも聞くといい! 私が答えてあげる」


 その後、生々しい話を続けるフェリスに王女リリィは顔を真っ赤にしながら食い入るように聞いていた。見かけによらないものね。それにしても王女リリィが初々しくて可愛いわ。手出しちゃおうかしら。










 一方、男性陣の無駄な議論は混沌カオスとなっていた。

 巨乳派二人と美乳派で意味のないことを話していた所に


「何やら面白いことを話している気配を感じた」

「仕事しろや!」


 国王オヤジが乱入。ヴィクトリアンとの外交関係の話は今日の分はもう終わったらしいから大丈夫だそうだ。国王オヤジは巨乳派だった。あの王妃を見れば一目瞭然である。3対一で分が悪いと思ったのか騎士団長が


「他の者の意見も聞いてみるべきです!」


 と言って国王オヤジが騎士を何人か呼びに行かせ、今度は王子ルーカス


「国や種族によっても違うのでは?」


 と言い出してヴィクトリアンの人族の騎士たちも何人か参戦。何故かガチの貧乳派であるクローも混ざって計10人になった。こうなるとすでに派閥が3つに分かれたようなものである。巨乳派、美乳派、貧乳派と5:3:2と巨乳派が一番多く、次いで美乳派だがクローが貧乳派に居る以上混沌カオスとなることは必然である。


 身分を関係なしに性癖を暴露し続け、いかに素晴らしいかを説いていたら宰相が仕事しろ! と乱入してきた。全員叱られたところで頭が冷えて賢者タイムになったところで国王オヤジがまとめに入った。


「業腹ではあるが………まとめよう。これ以上続けても時間の無駄だと全員本能的にわかっていることだろう。好みなどそれぞれで……違うのだ!」

「思えば何故こんなにムキになってしまったのでしょうか………」

「シルベルトよ。ワシもそうだ。皆同じ気持ちだ。これからはお互いを尊重しようぞ」

「………いい教訓になったと思いましょう」

「なんかどっと疲れたな」


 全員が賢者タイムのようなものである。好みは押し付けるものではないと気づけば後は早い。互いを尊重するだけだ。咎めてもいけないのだ。


「皆さん頭は冷えましたね。職務に戻りましょう」

「ちなみにカインズよ。おぬしの好みは?」


 仲裁に入ったこいつの好みも気になるな。何となくだが美乳派かな? 騎士団長と仲いいみたいだし。


「私ですか? すべてです」

「「「「は?」」」」

「女性の胸は全てにおいて素晴らしい。大きさなど関係ありません。全てに母性があり、愛があるのです」


 一番ヤバイのは見境がないこいつなのかもしれない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る